シンゲキ株式会社の菅澤です。
今回は「なぜアナタの思考の質は浅いのか」について解説していこうと思います。
「思考の質が浅い」とは
「なるほど」「確かに」そう納得をする人が多い。
確かに「理解をしたり」「新たな認識を得たり」プラスの意味で利用をするときは使っていい言葉だと思う。しかし、自分の領域内のプロジェクトに対して指摘され「なるほど」「確かに」「その考えはなかったです」それで終わってしまうのは「どうなのか?」と私は考えている。
要は「あんまり考えていない」のである。だから仮説と異なる事象が生まれたときに「計画がずれてしまう」のである。だから「更なる一手を考えられていない」のである。
要は【思考の質が浅い】のだ。
俯瞰して考えられているか。森を見ることができているか。
木を見て森を見ず、なんて言葉がある。
「物事の細部に気を取られて全体を見失ってしまうこと」を指している。
アナタは「言われたとおりに」やっていないだろうか。もちろん、マネージャーレイヤーでない限り(自分自身が誰かの部下である限り)「言われたとおりにすること」は正しい。
しかし、全てが正しいわけではない。
なぜなら、その言われた行動は「落とし込まれた行動」だからである。
抽象的な目的が存在し、その抽象物から具体化された手段に過ぎない。
それこそ、目的が理解できていないから、言われたとおりにやっているだけの人間は失敗したときに道に迷う。「先輩、次はどうすればいいでしょうか?何をすればいいでしょうか?」
目的に立ち返れ。「ナゼ」に立ち返れ。豊富な選択肢がアナタを導く。
上記のツイートを見てほしい。
具体的な行動ばかり考えていると、具体的な行動の奥底に眠る「目的」が理解できていないから同じミスを続けたり、一生プロジェクトが終わらない。
しかし、「目的」「ナゼ」に立ち返ることができれば、手持ちの選択肢が死んでも「他の選択肢が生まれてくる」。「受動的な人間は来ないでほしい」とベンチャー企業では言われたりするが(もちろんその人の性質が受動的であるのかもしれないが)多くは「目的」を理解していないことで生まれた「次なる一手の不明感」によって「受動的に見えているだけ」だと考えている。
目的・ナゼを中心に考えた仕事観を軸にすれば「次は何をすればいいでしょうか」なんて生まれることは無くなるのだ。
脱・思考が浅い
仕事ができる人は常に全体観が見えている。仕事ができない人は視野が狭いのである。草食動物並みの視野の広さでいないと気づいたら競合という敵が近づいてしまう。追われて食われる。そうならないために常に全体観を思考し続ける。そうならないといけない。シンゲキ株式会社がシンゲキするためにも。