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単なるカレー屋じゃない。FOODCODEはテクノロジーで「食」の常識をアップデートします

私たちFOODCODEは食とテクノロジーを掛け合わせ、「食」の常識をアップデートしようとしている会社です。

突然ですが、みなさんカレーはお好きですか? 実はFOODCODEのファーストプロダクトはカレー屋なのです。運営している「TOKYO MIX CURRY」は、お客様にアプリで事前に注文していただき、待ち時間ゼロでお持ち帰りいただけるお店。2019年6月に創業してから20店舗をオープンして、急成長を実現してきました。

今回は、200人を超える店舗で働くメンバーの採用からマネジメントまでを一手に引き受ける二宮詩織に、FOODCODEのビジョンやカルチャーを聞いていきます!


二宮詩織
2010年に早稲田大学教育学部卒、新卒でリクルートマーケティングパートナーズへ入社。新人時代から、「スタディサプリ」の営業担当として、神奈川・東京・岩手・大阪エリアを担当。入社4年目で事業部のMVPを獲得し、翌年にはチームリーダーに。その後、FOODCODEに転職。


アプリで注文、待たずに受け取り、未来型のカレー屋さん

――はじめにFOODCODEの事業を紹介してもらえないでしょうか。

私たちは単なるカレー屋ではなく、従来型の飲食店をアップデートしているんです。たとえば、オーダー後の待ち時間。従来は5~10分待つことが当たり前でしたが、意外と煩わしいですよね。これを改善するため、私たちはアプリで注文でき、待ち時間なく提供できるカレー店「TOKYO MIX CURRY(以下 TMC)」を運営しています。

ご注文はアプリからのみですが、クレジットで事前決済が簡単にできます。また、辛さやライスの量、トッピングも細かくカスタマイズができ、自分好みの味にできる。また、カロリーや糖質も全て可視化されていて、『自分が何を食べているかを把握できる』ことも大きな特徴です。

――さっと行って、すぐ持ち帰れるのは便利ですね。

そうなんです。さらにテクノロジーを導入したことで運営効率を上げることができました。事前に注文の詳細が分かるので、少人数かつ経験が少ないスタッフでも店舗運営ができます。だから従来型の飲食店に比べて人件費を削減できました。注文・会計作業がなくオペレーションが楽なので、スタッフは受け渡しの際のお客様との大切な一瞬を、お客様ごとに特化したコミュニケーションに使える。さらに一歩進んだ取り組みとして、データを活用し、需給予測やより効果的なキャンペーンの実施などのチャレンジも始めています。



――どれも挑戦的な試みですね。ところで二宮さんはどのような職務を担当されているのでしょうか?

私は、店舗の運営周りをまるっとマネジメントしています。オペレーション設計やスタッフの採用、モチベーション管理や教育、人事制度作りも私の担当です。入社した2019年から現在まで20店舗がオープンしていますが、店舗マネジメントに必要な業務は全て私一人で担当しました。

――全部一人でですか? 大変ですね!

包み隠さず伝えれば、目が回る忙しさです。前職ではまだ余裕があり、自分の成長に目を向けることができました。しかし、FOODCODEに来てからは、とにかく目の前のことを遂行しないといけない。目の前のことを遂行するために、最短で何をすればいいか。転がるように日々業務をこなしていくうちに色んな力がついていきました。

――前職と比べてやりがいも増えましたか?

もちろん! 私は、自分の手で新しい未来を創っていく感覚を持てる時が一番楽しいと感じます。FOODCODEにいると常に新しいチャレンジが溢れていますし、何から何まで意思決定できるので、とてもやりがいを感じています。

それとFOODCODEでは心地よい緊張感もあるんです。スタートアップは自分の行動が業績へダイレクトに反映されます。「半年後に会社がなくなるかも」というヒリつきの中で働けることが嬉しいです。

「もっとダイレクトにお客様と関わりたい」、だから私はFOODCODEに入社した

――次は二宮さんの職歴を聞かせてください。二宮さんはなぜFOODCODEに入社したのでしょうか?

理由を話すと、新卒時代から振り返ることになります。私は大学を卒業後、リクルートマーケティングパートナーズ(以下、RMP)に入社しました。

RMPは第一志望の会社でした。なぜ入社したのかというと、将来自分のやりたいことができた時に実現できる力が欲しかったから。若手の頃からチャレンジングな機会をたくさん経験したいと思い、早い時期から裁量を持たせてくれるリクルートグループを志望しました。

――そのなかで、なぜRMPを選んだのでしょうか?

やりたいことを実現するにはどのような力が必要か考えたところ、「論理力」と「共感力」が不可欠だと考えたんです。50回以上OB訪問をするなかで、RMPは「論理力」と「共感力」をバランスよく持っていないと受注をいただけないクライアントが多いと感じました。ここに身を置いて努力することで、望むスキルが手に入ると思ったんです。

――望む力は手に入りましたか?

手に入ったと思います。それに、お客様と徹底的に向き合うことを学びました。実は私は入社3年目までずっと目標未達成だったんです。当時を振り返ってみると、「〇〇ができるようになりたい」と自身の成長にばかり目が向いていました。入社4年目になり、お客さんが何を求めているのかを徹底的に考えるようになり、MVPを取ることができた。翌年にはチームリーダーになり、楽しく働いていたのですが……。



――同時期に二宮さんはFOODCODEに入社していますね。会社では上手くいっていたのになぜ転職を選んだのでしょうか?

理由はふたつあって、もっとお客さんの課題に直接関わりたくなったこと、それとFOODCODEのビジョンに強く共感したからです。

仕事は楽しかったから、めちゃくちゃ迷ったんですよ。でも物足りなさも感じていました。営業は人が作った商品を売る仕事で、お客様の夢のために全力を尽くす仕事です。けれど、「〇〇な課題があるからこんなプロダクトが欲しい」と考えても、プロダクト開発には関われません。私はプロダクトを作って、成長させていく側に回りたいと考えていたんです。

――ある種のもどかしさを感じていたのですね。もうひとつの理由、ビジョンへの共感についても聞かせてください。

FOODCODEの代表の西山は、実は元リクルートの上司です。そんな西山が「カレー屋をやる」という突拍子もない噂を聞き、面白そうだったので話を聞きに行ったら、FOODCODEのビジョンを話してくれました。

「僕がやりたいのは、ただのカレー屋じゃない、スタディサプリではテクノロジーで教育業界を変えてきた。次はテクノロジーで食の常識をアップデートしたい」と。この話にどうしようもなくトキめき、ワクワクしてしまいました。

同時期には複数のベンチャーからお誘いを受けていたんですが、一番心に響いたのはFOODCODEのビジョンでした。なぜかというと、私は大学時代に飲食店でアルバイトをしていたんですよ。飲食店の働き方にはアップデートが必要だと感じていましたし、お客様に提供できる価値をもっと上げられると感じていた。

私自身、「食の常識」を変えたいと思えたし、今ならできると確信していました。だから2019年の8月にFOODCODEへ転職したんです。


これからはtoB領域にも展開します


――FOODCODEは今後、どのような事業計画を立てているのでしょうか? 直近で乗り越えるべき課題などはありますか?

次の資金調達に向けた実績づくりがマストの課題ですね。「アルバイト中心で店舗を運営できる」「店舗を低コストで運営できる」「高いリピーター率」など良いデータが集まっているので、次は店舗あたりの収益性が高いことを証明したい。1店舗あたりの1日の提供数を最大化する為に、法人営業も始めています。

――どのように法人営業を進めているのでしょうか?

法人のお客様の体験も、基本的には個人のお客様と同様です。まずアプリをダウンロードしていただき、法人様ごとにページを作らせていただきます。その後、何時までに注文いただいたら、配送料一括でお届けしますよ、というモデルです。カスタマーエクスペリエンスを向上を目指し、カスタマーサクセスにも取り組み始めました。

――単純に早く美味しく、だけではないんですね。

そうですね。接客においては、パーソナライズされたホスピタリティの高いものを目指しています。アプリでご注文頂くことによりお客様のニックネームやご来店回数まで分かるので、お客様に個別化されたコミュニケーションを取り、よりお客様に喜んで頂ける世界を目指しています。

――ビジネスとして考えると、他の飲食店にノウハウを提供することも考えられます。そのような構想はありますか?

まだ明確には決まっていませんが、将来的にはありえますね。しかしまずは1つのモデルから。Amazonが本屋で突き抜けたように、私たちもカレーで市場を席巻しようと考えています。

その先は、様々な飲食ブランドを展開して、週5で食べていただけるプランや、飲食店にソリューションを提供していく。など様々な可能性があると思います。


仕事はゼロベースから立ち上げ、とにかく手を動かして改善できる人を募集中!

――FOODCODEでは、現在一緒に働くメンバーを募集していますが、どのような人を求めているのでしょうか?

代表の西山がずっと言っているのが「素直で、ガッツがあって、地頭がいい人」。私もまさにその通りだと思ってます。

いまのフェーズでは役割を決めず、事業を成長させるためになんでもやらなければいけません。今後新しい事業も生まれるでしょうし、全社員がゼロイチベースでゴリゴリに動いています。だから、新しいことを面白がれる人には楽しい職場になると思います。

――新しいメンバーに期待することはありますか?

2つあって「法人向けのマーケティングサイクルの構築」と「店舗オペレーションの改善」です。現在、1店舗あたりの提供数を最大化する為には、法人営業がマストです。リピートを得るためにカスタマーサクセスも必要ですので、仕組みづくりをお願いしたいです。

また、店舗オペレーションの改善も引き続きやっていきたいと思っています。より早く、よりホスピタリティを発揮できるお店を目指したい。アルバイトだけで高品質のものを提供するために、どこを改善すればいいのか、提案してくれる人を募集しています。

――お話を聞いていると、自ら手を動かせる人でなければ難しそうですね。

そうですね。今のフェーズでは、絶対に自分で動けなきゃダメです。現に、CEOやCOOも率先して動いています。アルバイトの学生さんの卒業と新店出店が重なってスタッフが足りなくなってしまった時も、代表の西山が「僕がやる」とデリバリーしていました。とても泥臭い会社だと思いますが、現場に出るからこそ、ビジネスのヒントが得られると思っています。



――スキルや経験面ではどのような人を求めていますか? たとえば、飲食経験は豊富だけれど、テクノロジーは苦手な人でも大丈夫でしょうか。

全然大丈夫です。むしろ現場で鍛えたノウハウがあると思うので、素直な感想を聞かせてもらえたら嬉しいです。課題感を教えてもらえたら、テクノロジーでこうできますよと提案できると思います。その点でいうと、キャリアはあまり気にしていなくて。FOODCODEを日々進化させてくれる人なら、前職はエンジニアでも営業でも飲食でも大丈夫です。

ただし、スタートアップなので、ビジョンに共感して「実現しよう」とコミットできる方を優先的に採用したいと思っています。

――なるほど、ビジョンへの共感は大切ですね。そういえば社内の話を聞いていませんでした。FOODCODEはどのような会社なのでしょうか。

真っ先に挙げられるのはチームメンバーが皆、圧倒的に多様で面白いこと。他社で事業を立ち上げ、活躍してきたメンバーがここに集まり、事業を成長させようと本気になっています。だから視座がものすごく高くて、私の五段階くらい上を見ているんですね。常に成長しなければ付いていけません。

――少し意地悪な質問になってしまいますが、周りが優秀すぎると尻込みしてしまう人も出てしまいそうですね。

そう思われてしまうかもしれませんが、実際はめちゃくちゃフラットな雰囲気ですよ。強みを活かすカルチャーが根付いていて、私も弱点だらけですがきちんとフォローしてくれます。2020年4月も2名新卒を受け入れましたが、事業のために本気で考えたことは受け入れてくれますし、誰も萎縮せずのびのびと働いています。


店舗働くメンバーがチャレンジと成長を楽しみ、活き活きと働けるチームに

――話を変えて、二宮さんは今後FOODCODEをどのような会社にしていきたいのか、聞かせてください。

会社全体のビジョンは別にありますが、私の役割では「店舗で働くメンバーがチャレンジと成長を楽しみ、活き活きと働けるチーム」を実現したいと思っています。

飲食店のアルバイトって、自分の頑張ったことに対して評価が分かりづらいじゃないですか。ただ、TMCにおいては、アプリ上でお客様からフィードバックを頂くことができるので、それをすぐにメンバーにフィードバックできる。頑張りが可視化されるからこそ、チャレンジや努力を重ねるメンバーほど正当に評価できる。だからこそ、もっと頑張ろうと思える。

ITサービスでは当たり前に行われていることが飲食の業界では行われていませんでした。だからこそ、その好循環をTMCでも実現していきたいですし、そのための教育制度や人事制度はさらに改善していく予定です。

――最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

私個人の話ではありますが、FOODCODEに入社してみて、自分で意思決定できることの楽しさを知りました。自分で世の中を変えていける実感があるんですよね。オペレーションもサービスも、もっともっと良くしていきたい。昨日と今日が同じではいけないんだと思って働いています。

頑張った分だけしっかり報酬がもらえる可能性があるのも嬉しいですね!FOODCODEがしっかりお客様に価値を提供した上で上場できたら、ちゃんと自分にも報酬として戻ってくると期待しています!笑。

現代は変化が激しい時代ですし、チャレンジしないことがリスクになると思います。「毎日同じことの繰り返しで面白くない」と思っている方は、ぜひジョインしてもらいたいです。一緒に食の常識を変えていきましょう!

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