製造業に携わる人なら知らない人はいないと言われる日本最大級のBtoB向けリード獲得サイト「イプロス(IPROS)」。
東京商工リサーチ調べによると、閲覧会員186万人以上、出展企業数6.5万社以上、掲載製品・サービス数25万件以上! 超モンスター級の巨大データベースにして、8年連続No.1という快挙を今なお更新中のBtoBマッチングプラットフォームのキング・オブ・キングです。
現在の運営は、これまた製造業で知らない人はいない株式会社キーエンス。営業利益は常に50%前後を叩き出し、「日本でもっとも給料が高い会社」の筆頭でもあります。ちなみに、キーエンスの2025年3月期の平均年収は2,039万円。この世知辛い世の中でこの数字には驚きしかありませんが、平均年齢が34.8歳という若さにもビックリな会社です。
さて、そんな超ド級のスケールの「イプロス」を作ったのが、アプトの代表山口です。
めっちゃあっさり言いましたが、誇張なし、演出なしの事実です。
もちろん山口一人ではなく、チームで作り上げたのですが、今まで忙しいを言い訳に、その辺の話をちゃんとしてきませんでした。
おかげさまでアプトも今年で23年目を迎えました。設立から四半世紀を目の間にして、そろそろちゃんとしておかないと・・・という気持ちになりましたので、この場を借りてしっかり整理してお伝えしようと思います。
イプロスはキーエンス30周年の社内企画から生まれた
アプトの代表山口は、1994年4月にキーエンスに新卒で入社。30名ほどの仲間とともに、営業マンとして採用されました。
持ち前の容量の良さと頭の回転の速さ、さらには幼少期から培った「パソコン(パピコン)」の知識が身を助け、新人の頃から成績優秀。でも、会社の言うことをあまり聞かないというアウトロー的な一面が買われた・・・かどうかは定かではありませんが、入社3年目にして、社長直属の精鋭部隊である営業開発部に抜擢されます。
周りは全員10才以上も年上の大先輩たち。でも、山口は臆すことなくひょうひょうと渡り歩き、「何をどう売るか」「どうやって人を動かすのか」といった仕事の本質的なしくみをどんどん吸収していきました。
さて、時は西暦2000年。20世紀最後の年として「ミレニアム(千年紀)」が盛り上がり、コンピュータの「2000年問題」が社会問題になり、「IT革命」という流行語が生まれた年です。世の中的にはバブル崩壊後の不況が長引き、就職は氷河期真っ只中ではありましたが、Googleが日本に上陸したのも2000年。インターネットの注目度も急上昇し、『これまでのやり方じゃダメだ』『新しい技術を!価値観を!』と、チャレンジャーがいっぱい現れた時代でもありました。
そんな時代とシンクロするように、キーエンス社内でも新たな脈動が生まれようとしていました。奇しくも2000年は「キーエンス30周年」の年。社内にはその節目に「何か新しいことをやろう!」というムーブメントが生まれていたのです。
新しい部署が作られ、白羽の矢が当てられたのが、入社6年目になる山口と、もう一人の個性派メンバーA。そして山口の上司となる部長のO氏。たった3人という超ミニマムな所帯ではありましたが、新しいことならなんでもチャレンジして良しという極めてフリーダムな状況で、「何か新しいことを立ち上げるプロジェクト」がスタートしました。
各所からユニークなメンバーが集められ、次々と事件、難問を解決していく・・・というドラマではお馴染みの設定ですが、その新しい部署で初めて出会ったもう一人のメンバーAとこれから長い付き合いになることは、この頃の山口はまだ知る由もありません。とはいえ、この2人がここで出会ったことで「イプロス」が誕生するのですから、まさに「現実はドラマより奇なり」なのです。
つづく