代表山口に聞くシリーズ第2弾。【1】では経営理念について語ってもらいましたが、今回はアプトの『企業理念』である『三方よし』について、山口が語ります。
【企業理念】
三方よし:
自分の満足、お客さんの満足、会社(他の社員)の満足
そもそも「三方よし」は、近江商人が大切にしている経営哲学。「売り手よし、買い手よし、世間よし」で三方よしです。
今では環境や未来(次世代)までを網羅した「四方よし」、株主や働き手(従業員)、働き手の家族までを含めた「五方よし」を提唱する会社も増えました。
ところで、この数字はどこまで増えるのか、興味本位で探したところ、「八方よし」までありました。今のところ「九方よし」はまだのようですが、時間の問題かもしれませんね。
さて、アプトは基本の「三方よし」を採用しています。3は最も安定した数字だと言われますし、個人的にただなんとなく「3という数字が好き」、というのもあります。
アプトの経営理念は「成長と繁栄」に焦点を当てましたが、企業理念、企業としての在り方は、三方それぞれの「満足」にフォーカスしています。
満足。聞き慣れた言葉ではありますが、よくよく考えてみると、「満ちて足りる」ことこそが、究極のポジティブだと考えているからです。
満足の反対は?
では、満足の対極にあるものはなんでしょうか? 物質的、心理的含めて「不足」「不十分」「不満」「我慢」などになるかと思います。いずれもネガティブなパワーワードですが、これを踏まえて、まずは社内から見てみましょう。
自分一人だけ満足して突っ走って、振り返ったら誰もいない……なんてことになったらイヤですよね。また、自分の満足のために他の仲間が不満を抱えていたり、我慢を強いられるようでは、いい仕事は成立しません。営業には営業の、開発には開発の、CSにはCSの立場や考え方がありますが、どこかひとつが強すぎても弱すぎても、いびつな関係になってしまいます。
ドラマや映画では「営業=仕事を取ってきている自分が偉い」とか「営業 VS 開発」といった、わかりやすい図式が描かれることがありますよね。正直に言えば、アプトにもかつてそういう時代がありました。でも紆余曲折あって今は、昔のどんよりした空気感のかけらもなく、フラットに「チームアプト」で共同作業を進められる環境が整っています。
特に小さな我慢、たいしたことない我慢でも、しない、させないようにしていますし、言いやすい雰囲気になっていると思います。
「対お客さん」でも、これだけは譲れない
では、「対お客さん」の場合はどうか。
アプトのミッションはお客さんの問題解決ですが、なんでもかんでも解決することはできません。無理難題を押し付けてきたり、理不尽なことを言ってくる場合は、「お付き合いできかねます」とキッパリお断りしています。なぜなら、不均等で不誠実な要求は、お客さんは満足でも、私たちが我慢しなければならないからです。
世の中ではお客さんパワーの方が強い場合も多々ありますが、対等な立場でなければ共に成長はできないし、信頼関係も築けませんし、そもそも理不尽なことを言ってくるような人はお客さんではありません。
こちらからお断りすることは滅多にありませんが、それでも必要とあらばこのような強気(我々にしてみたらフツーですが)に出られるのは、技術に自信があることと、大口顧客に頼らない経営方針にあります。
これは私の前職であるキーエンスの創業者、滝崎武光氏からの教えで、「製品やサービスは広く使ってもらってこそ生きる」という考え方です。
ですから、もしアプトに入社されて、困ったお客さんに遭遇したとしても、胃に穴が開くようなことはないと思います。安心してください。
信頼関係のもとで
おかげさまで、ACS(アプト・クラウド・サービス)のお客さんは全国にたくさんいらっしゃいますし、一度お付き合いが始まると、長く使い続けていただける方がほとんどです。
お付き合いの中で信頼関係ができたあとは、珍問、難問、あるいはACSにまったく関係のないことでも、できる限りお答えしています。それは我慢しているわけではなく、解決方法を見つけ出すことが学びになるし、今後のACSのブラッシュアップに活かせるからです。
まぁ、単なる好奇心というケースもありますが、業務以外のことも尋ねられるということは、それだけ頼りにされている証拠でもあると、前向きに受け止めています。
どんな頼まれごとが飛び出すか、一緒に楽しんでもらえたらうれしいです。