こんにちは!本日は社員インタビューをお届けします。今回は、代表・大日向とともに株式会社9Eを共同創業し、創業期から現在に至るまで事業づくり・組織づくりの中核を担ってきた、共同創業者の東さんにインタビューしました。
東 枝理子
新卒で外資系ラグジュアリーホテルに入社し、調理師としてキャリアをスタート。国内外の飲食現場で経験を積んだのち、IT・人材領域へ転身。その後、営業職を経てインサイドセールスのチームリーダーを務める。2020年、代表・大日向とともに株式会社9Eを共同創業。事業づくりと組織づくりの両面から9Eを支えている。
「辞めるつもりだった日」から始まった、9E創業のリアル
ーまずは、創業当初のエピソードを教えてください。
9Eは2020年、代表の大日向と私で設立したのですが、正直に言うと、綿密に計画を立てて着実に動いていた、というわけではないんです。どちらかというと、前職で大日向と一緒に働くなかで起きた出来事が重なり、その延長線上に共同創業があったという感覚に近いです。
当時、大日向は約100名ぐらいの組織の責任者で、私は業務委託という形で一緒に働いていたのですが、大日向から「もっと深くチームを任せたい」「正社員として一緒にやってほしい」と声をかけてもらい、正社員に戻る話が進んでいたんです。(実はもともと正社員で働いていた会社だったので、“戻る”としています)
そして、転機となったのは、正社員として正式に契約を結ぶ直前のタイミング。忘れもしない金曜日の18時過ぎのこと。突然会議室に呼ばれ、大日向から伝えられたのが「実は先程、異動の話が出てしまい、来期から一緒に仕事が難しくなってしまった。今の組織だからこの会社にいたい想いが強いので、異動となれば辞めることになると思う。」という言葉でした。
ー会議室に呼び出されてそのお話を聞いたとき、率直にどんなお気持ちでしたか?
それはもう、びっくりです!これから一緒に「こんな体制で、こんな組織をつくっていこう」と、そんな話をしていた矢先だったので驚きが大きくて。
私はとにかく大日向に出会ったから成長できたし、大日向に育ててもらったという気持ちが大きかったので、この先も一緒に仕事がしたいという思いがとても強く・・・。
ーその後、なぜ「一緒に起業する」という選択に至ったのでしょうか?
大日向に「辞めて何をするのか?」と聞いたところ、さっき異動の話をもらったので特に決めていないけれど、高校生のときから自分で事業を創りたいという想いがあり、大学から新卒での会社選び、そしてエス・エム・エスに入社した理由や経緯を聞きました。
そこで、私としては将来の話として「もしいつか会社を作るときは私を引き抜いてください」とお願いしたところ「じゃあ作りましょうか!!」と今すぐ会社を作る話になり、更にびっくりしました。というのも、大日向はしっかり計画性を持って準備をするタイプなので、こんな風に勢いで何かをやる人だとは思わず当時かなり驚きました。
ただ、大日向もあと数ヶ月後には第一子が誕生するタイミングでもあったので、一旦は家族に相談してからにしましょう!と話をして解散したものの、私たちの中では一緒に起業することはこのときの20分ぐらいの話の中で確定しておりました。
振り返ると、あの金曜日の18時過ぎがすべての分岐点だったと思います。9Eの創業は特別な計画や緻密な戦略から生まれたものではありません。人と人との信頼関係、そして「この人と一緒に働きたい」というシンプルな感情が積み重なった結果、生まれた会社だと感じています。
動き出した9Eと、事業が決まるまでの試行錯誤
ー創業時点で、すでに「この事業をやろう」と決まっていたのでしょうか?
正直に言うと、最初から明確に決まっていたわけではありません。起業すること自体は決めたものの、「何をやるのか」はそこから一緒に考え始めたという感覚に近いです。
大日向は毎年やりたいことを100個書き出すようなタイプの人で、アイデア自体は本当にたくさんありました。そして、そのなかから自分たちがこれまで積み重ねてきた経験や強み、
そして世のなかで本当に必要とされていることは何か、という視点で少しずつ事業を絞り込んでいきました。
ちなみに、大日向から呼び出されて退職の意向を伝えられた部屋…「9階のE会議室」。社名には何か特別な意味を持たせようと考えたこともありましたが、最終的にしっくりきたのが「ここから始まった」という想いでした。株式会社9Eは、そんな私たちの原点となった会議室からいただいた社名です。
ー 最終的に「インサイドセールス特化の人材紹介」に行き着いた理由を教えてください。
決め手になったのは、私たちが一番深く関わってきた領域だったことです。私たちはこれまでインサイドセールスやカスタマーサクセスの現場で働いており、「人が足りない」「採用がうまくいかない」という課題を身をもって感じてきました。
当時、世間はコロナ禍に入り始めたころ。世の中はリモートワークへと大きく舵を切り始めており、インサイドセールスという働き方が広がり始めたタイミングでした。「まさに今、自分たちがやる意味がある」と、自然と腹落ちしたんです。こうして9Eは、“自分たちが得意なこと”と“これから必要とされること”このふたつを掛け合わせる形で、最初の事業をスタートさせました。
組織としてぶつかった最初の壁
ーこれまでの会社の歩みなかで、組織として一番の「壁」や「転機」はいつでしたか?
はっきりと「ここが転機だった」と言えるのは、2024年ごろだったと思います。会社としては順調に成長していた一方で、組織の中に少しずつ違和感が生まれていました。当時の9Eは「自由」をとても大切にしていました。細かく管理しない、過度に縛らない。各自が自走し、それぞれのやり方で成果を出していく。それが良さでもあり、私たちらしさだと考えていたんです。
ただ、組織の人数が増えていくなかで、その前提が少しずつ噛み合わなくなってきました。表面上は問題がなさそうに見えても、組織としては確実に壁にぶつかっていたんです。今振り返ってみても、あのタイミングでその違和感に向き合えたことが、今の9Eを作るうえでとても大きなターニングポイントだったと思います。
ー具体的には、どんな課題があったのでしょうか?
一言で言うと「属人化」でした。仕事の進め方や成果の出し方が、人によって大きく違っていて、うまくいっている人のやり方が、他のメンバーに共有されにくい状態だったんです。また「自由に」というスタンスが、人によっては「何を基準に頑張ればいいのか分からない」という不安にもつながっていたようです。
数字は見られる状態でしたがKPIの設定は明確なものがなく、いつまでにどこを目指せばいいのかが見えにくかったんですね。良かれと思って取り入れていた自由さが、結果的にメンバーを迷わせてしまっていたんだと、あとになってから気づきました。
ーその壁は、どのように乗り越えていったのでしょうか?
まず取り組んだのは、現場の声をきちんと聞くことでした。経営側が正解を決めるのではなく、メンバーが「今、何に困っているのか」「どうなったら働きやすいのか」を、丁寧に拾っていったんです。
そして、そのなかで見えてきたのは「自由であるためには、最低限の共通ルールや指標が必要だ」ということでした。その後はKPIの考え方を整理したり、業務の型を言語化したりと、少しずつ“仕組み”を整えていきました。
結果として組織の動きはかなり良くなりましたし、売上という数字にもはっきり表れるようになりました。何より、メンバーから「目標が見えるようになって、仕事がやりやすくなった」という声が増えたことが一番大きかったですね。この経験を通じて、自由とは進むべき方向を示してあげたうえではじめて成立するものなんだと、改めて実感することができました。
旅行好きでこれまでいろいろ放浪してました!
利他的で、素直。9Eで活躍する人に共通する価値観
ー共同創業者の立場から見て、9Eで長く活躍しているメンバーにはどんな共通点がありますか?
一言で表すなら「利他的な人」でしょうか。自分の成果だけでなく、求職者やチームのことを自然に考えられる人。誰かを蹴落としてでも前に出ようとするような人は、9Eにはまず合いません。
特にキャリアアドバイザーという仕事は、目先の成果だけを追おうと思えばやり方はいくらでもあります。それでも、求職者にとって本当に意味のある選択は何かを考えられるかどうか、そこを大切にできる人が求められますし、そういった人が活躍している印象です。
ー 社内の雰囲気や、カルチャーづくりで意識していることはありますか?
そうですね。メンバー同士、自然に会話が生まれるような余白は大切にしています。たとえば、9Eはリモートがメインなのですが、出社した際にペアでしか使えないコーヒーチケットを配布するなど、意図的にコミュニケーションが生まれるきっかけとなるような取り組みには力を入れています。
もちろん、無理に距離を縮める必要はないけれど「話しかけにくい」とか「関係が希薄」といった状態にはしたくありません。仕事の合間に軽く雑談ができたり、相手の人となりを知れたりすることが、結果的にチームの信頼関係につながると考えているんです。
仕事だけの関係で終わらせるのではなく「この仲間と一緒に働けてよかった」と思える関係性が育つこと。それが、9Eのカルチャーづくりで大切にしている点ですね。
9Eがこれから一緒につくりたい未来
ーこれからさらに組織を大きくしていくなかで、新しく入る方にはどんなことを期待していますか?
「完成された人」である必要は、まったくないと思っています。むしろ、まだ答えを探している途中の人のほうが、9Eには合うのかもしれません。9Eは決められたレールの上を歩く会社ではありません。キャリアアドバイザーという役割からスタートしても、事業づくりや仕組みづくりに関わったり、自分の強みを活かせるフィールドを、働きながら広げていける会社です。
「これがやりたい」と今はっきり決まっていなくても大丈夫です。一緒に働く中で、自分なりの軸を見つけていってほしいと思っていますし、私たちはその過程ごと受け止められる会社でありたいと思っています。
ー 9Eで働くことで、どんな成長や経験が得られると思いますか?
そうですね。一番大きいのは「視座が上がる」ことだと思います。目の前の業務だけでなく、「なぜこの仕事をするのか」「どうすればもっと良くなるのか」を考える機会がとても多い環境ですから。
また、キャリアアドバイザーという仕事上、たくさんの方の人生の選択に向き合うことになります。転職というひとつの出来事だけでなく、その人がこれからどう生きたいのか、何を大切にしたいのか、そうした部分に向き合うことは、なかなかできることではありませんし、決して簡単なことでもありません。
ただ、そのぶん自分自身のキャリアや価値観についても必ず向き合うことになります。人の人生に真剣に向き合うからこそ「自分はどうありたいのか」「どんな仕事がしたいのか」を考えるようになるこの仕事なら、そうした内省も含めた成長にきっとつながると感じています。
ー 最後に、9Eへの応募を検討している方へメッセージをお願いします。
少しでもご興味を持っていただけたのなら、ぜひ一度お話ししませんか?9Eでは、カジュアル面談をとても大切にしていますので、選考の場というより「お互いを知る時間」だと思ってもらえれば嬉しいです。
もちろん、今すぐ転職を決めていなくても構いませんし「自分に合う場所が分からない」「今のままでいいのか不安」そんな気持ちを抱えている段階でも、まったく問題ありません。
むしろ、そうした迷いや悩みを持っている人ほど、9Eのカルチャーや仕事にフィットするかもしれませんね。私自身もキャリアに迷いながら、選択を重ねてきたひとりですから。あなたにとって、9Eとの出会いがこれからの人生を考えるきっかけのひとつになれば、とても嬉しく思います。