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インターンというよりも、むしろ“社会人ゼロ年目”

「私がリサーチして候補にあげた企業が、会社としての投資先として正式に決まった時は、本当に嬉しかった」と、目を輝かせるはインターンの小川華です。

小川は小学校と高校を海外で過ごしたうえで、日本で行動経済学を学びたいと大学はICUへ進学。もともとアートやデザインが好きだったことから、大学で学ぶうちにデザイン心理学への関心も強めます。

そんな好奇心旺盛な小川は、あるきっかけで代表の廣瀬と出会い、Coumのインターン第1号となります。春からは、大手メーカーでキャリアをスタートするという小川の目から見たCoumとはどのような企業か。そして、インターンとしてどのような経験をして、何を得られたのでしょうか。小川が思うままに語ります。

この人たちの中なら、私はきっと成長できる!

Coum のインターンをする前に、まったく業種の異なる2社でインターンをやっていました。1社目はドレスのレンタルサービスでした。その会社の社長が月1回、経営者の交流会を開催。私は会費徴収など会場のお手伝いをしていて、参加していた廣瀬さんに出会ったんです。

就活中だったこともあり廣瀬さんに相談を持ちかけると、「君の興味のあるUIUXやデザインならCoumでもやっているし、それに、ちょうどインターン募集中だよ」とおっしゃったことから、Coumに興味が芽生えました。

早速公式サイトをチェックすると、「ベンチャーで規模は小さいけれど、優秀な方ばかり!」という第一印象。この会社なら、自分がかなり成長できるんじゃないかと感じて、ぜひとインターンに申し込んだんです。

新事業の、それも上流の仕事を任される

ドレスのレンタルサービス以外にも教育系企業でもインターンを経験しました。インターンのアイデアをどんどん認めてくれて自由で楽しい職場でした。ただどちらの企業でも物足りなさがありました。インターン同士で話し合うことはあっても、上司の方々のアドバイスをいただける機会はあまりなかったんです。Coumでは、先輩や取引先の方々とのビジネスコミュニケーションなど些細なことでいいので身につけられるといいなと期待していました。

インターンをはじめたのは2023年3月。ちょうど1カ月前に、CoumはVC事業をスタートしたばかりで、私は廣瀬さんをリーダーとする4人体制のVCチームにアサインされて、投資先に適切なベンチャー企業をリサーチする仕事を任されました。

具体的には、多くのスタートアップ企業が掲載されているサイトから、Coumと相性がよく成長しそうな企業、つまり投資先候補を探し出すこと。リサーチ業務では、世の中にこんなサービスがあるんだとか。こんなニッチな課題が社会にはあるんだということを学べたし、Coumとコラボすれば、もっと新しいいろんなアイデアが創出されそうだなと未来の可能性も想像できて、とても面白かったですね。

投資先候補を選定して、上司に理由とともに提案するのですが、これはかなり上流の仕事ですよね。それに2~3週間経つとVCに関連するイベントへの参加を勧められたり、お客様の打合せなどにも同行したり。こんな本格的な仕事、インターンのレベルでもあるんだと驚きました。

さらに2~3ヵ月経ってVCプロジェクトが落ち着くと、バックオフィスやSNSの立ち上げと運用なども担当するようになりました。信頼ベースで、いろんなことを任さてもらえることに、あらためてびっくりしましたね。

提案したら打ち返される。新入社員と同じ教育

VCの仕事では、投資先候補の企業面談にも同席しました。

その企業の事業に、どんな悩みやハードルがあって、なぜコンサルティングの支援が必要なのか。誘導質問にならないように相手から引き出し、さらにその上でこちらはどんな提案をするのかなど、上司のそばでビジネスの基礎を学べました。

もっとも印象に残っているのは、提案したアイデアを“良い意味”で打ち返されること。他の2社 ではなかったことです。たとえば、提案内容のどこがダメなのか理由も説明してくれるので、次の案につなげられます。良い場合も「こうするともっといいんじゃないか」という新たな視点を出してくれます。素直に、経験値の差ってすごいなって。

それと実は私、新人研修も新入社員の皆さんと一緒に受けたり、毎日日報を上司に送ったりしていたんです。社員同様の扱いで、インターンなのにここまで手厚く教育してくれるんだと感動しましたね。

就職後に、きっと役に立つ。そんな経験がいっぱい

Coumでのインターン経験は、ひと言で言うなら“社会人ゼロ年目”をやっている感じ。

良い意味で、会社での立ち回りが上手になりそうです(笑)。新人がどうやって上司とコミュニケーションをとるか。ただ与えられた仕事をやるだけでなく、新たな提案を自発的に行うときはどんな風にとか、時には自分の状況をきちんと伝えて断るスキルまでも、ビジネスコミュニケーションの基礎は自然と身に付きました。

私には3人の上司がいましたが、皆さん個性的。いろんな人から、いろんなやり方を学ぶことができたんです。特に、廣瀬さんからは「一旦、物事を批判的に見る」という力を学びました。現状をそのまま受け入れるのではなく、まず「他にもやり方もあるんじゃないか」という視点で、どんどんアイデアを出す力。私は春から大手メーカーに就職が決まっているのですが、これは私にきっと必要な力です。歴史ある組織の中でこそ、新たな視点で新しい風を吹き込む力は、非常に役立つと思うんです。

振り返ると、どんどん責任のある仕事を任せられて大変でしたが、やりきったときの達成感は何ものにもかえがたいですね。プロフェッショナリズムをもって仕事すれば、好循環で自分の成長にも必ずつながる。そして成長したら、いつかCoumに恩返ししたいですね。

編集後記

Coumにとって「プロフェッショナリズム」「チームワークを大切にする」「半歩先の未来を抱く」などのビジョンに共感してくれる方は、インターンも社員も、どんなレイヤーでも関係ありません。皆さん、同じ仲間です。だからインターンであっても、その人の適性や得意なことを見て、どんどん責任のある仕事を任せられます。

社会に目を向けると、今、時代は急激に変化しています。ひと昔前の昭和的な働き方は通用しないと思いますが、理想論だけでも通用しないでしょう。Coumは、よりリアルに時代の変化に合った組織を創出したいとも考えています。目標を実現するために、ここに共感し、未来の組織づくりに手を貸してくれる方を求めています。またCoumはまだまだ若い会社。新しい仲間とこれから一緒に会社のカルチャーを築きあげていきたいとも考えています。

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