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僕が小さな会社でアルバイトから社長になるまで、この10年で感じたこと。

株式会社ステップ代表取締役社長の中野です。

まぁこんなところで当り障りのない社交辞令のようなことを書いても面白くないので、僕の10年の実体験を振り返って話させていただこうと思います。


僕は10年前にイベント21というイベント会社に入社して10年間で社長になりました。

2代目だったから後を継いだというわけでもないし、独立したわけでもありません。

社長というのはある意味でサラリーマンの目指すところだと思ってます。

もちろん責任などはついてまわりますが、権限や影響力など出来る事の幅はすごく増えるので世界が広がります。


元々イベント21は従業員5名ほどの奈良の小さな会社でした。

僕はずっと奈良で生まれ育ちましたので、初めは入社してからも子供のころに良く行ってお世話になっていた和食屋さんからの依頼で店内イベント時にハッピを届ける仕事などをしていました。

イベントごとが好きで入社したわけではないですが、やってるうちにどんどん好きになっていきました。

イベントが問題なく遂行するようにプロデュースするというのはすごく困難もつきまとうけれど、その分すごく楽しいことだからです。

そうやってがむしゃらにただ頑張りました。少しでも会社に利益を残せるように、お客様に喜んでもらえるように、新しい社員の教育にも自分事と捉えて一生懸命に関わり続けました。

そして10年間で従業員数100名以上まで成長させた結果。

是非会社を買って欲しいというお話をいただけて、それが前ステップ代表の方だったのです。



社長になりたいから頑張ったというわけでもないし、見返りを求めて頑張っていたのではありません。

むしろそういうのではなく自分自身を成長させ、ただ自分の人生に自信を持ちたかった。

地方の片田舎の小さな会社でフリーターとか平社員で一生を終えるんじゃなくて、ただもっと影響力の大きい存在になりたい。ビッグになりたい。という夢はあった。

その夢は今もずっと持ち続けています。

この夢がまたなかなかの曲者で、たまに成長したなぁと実感することはあっても、その瞬間に自分の中でそれが普通になるんですよね。

「え、そんなん俺でも出来たんやから普通やん」ってなる。むしろそのステージにいくとさらに視界が広がってもっとすごい人が見えるようになるから自分へのハードルも上がるんですよね。


前の会社で組織をマネジメントさせていただく中で色んな人を採用しました。

面接は100人以上は余裕でやってると思います。

悲しいことに物事を損得でしか考えられない人もいました。

自分が利する為にまわりを傷つけてしまっていることに気づかない人、気づいてもその違和感を無視して生きている人、人の良心につけ込んで自分が得することしか考えていない人。そして何故かそんな価値観の自分が正しいと信じて疑わない人。

これ本当に不思議なんですけどね。利他の社風(まわりの為を考え行動できる社風)を作ろうとすると、そういう人達は何も言わなくてもやめていくんです。

結果いい人達だけが残りました。

僕は良い会社には間違いなくモラルの高い良い社風が必要だと考えている。

何をやるかよりも誰とやるかを大事にしたい。またそういう会社だから伸びると思っているし、M&Aして会社を移ったからこそ、会社の未来の為にまた一からそういう社風を育んでいく必要があると考えている。

元々大手の会社に入ればある意味で安心はあるだろうし、それはそれでいいことだと思う。

だけど、僕は小さな会社を大きくするためにがむしゃらに頑張れたからこそ今社長になっている。

それは大変な道のりではあるけどもすごくやりがいがあることだと思っている。

元々すごいところに入って俺すごいだろうというのと、自分で組織を大きくしてすごいと言われるのと、どっちがすごいか言うたら僕は後者だと思うし、若いうちこそそういう経験をするべきだと思っています。

結局人生とは自分との戦いなんです。

その時々で自分自身がどういう意思決定をし、行動できたか?覚悟を持てたか?それが人生を形作ってゆく。

行動する為には時には勇気が必要なこともあるでしょう。

本当の意味で自分の人生を本気で応援してあげられるのも自分だけ。

「ま、こんな考え方の人もいるんだな」と流し読みするんじゃなく、

今君が本当はやるべきだと思っていて、でも一歩を踏み出せずに踏みとどまってしまっていることがあるならば、今日1mmそれを進めて欲しい。

必ず人生はより良い方向に変わっていくだろう。


ここまで読んでいただいてありがとうございます。

もしあなたが今仕事を探していて、少しでも心の響くものがあったなら一緒に夢を追いかけましょう^^

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