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〜誰もが仕事にミッションを持ち、才能を発揮する支援をする、キャリアデザインスクールRightjob創業への想い〜
〜適職との出会い〜
私は大学生の時に将来起業したいと思っていたものの、やりたいことがわからず、本を100冊以上読み漁ったり、セミナーに参加したり、留学に行ったりと人生を注ぎたいと思えるものを探し回っていました。しかし結局在学中には見つけることができず、「社会に出たら、視野が広がって見つかるようになるだろう」と思い、とりあえず実力をつけるために、卒業後は当時急成長していたネット通販事業を営む企業に就職しました。
将来の起業を考えて、入社後様々な職種を経験することを志望し、内容の全く異なる5つの職種を経験する機会を得ました。
短期間で複数の職種を経験する中で、職種には向き不向きがあることを痛感しました。
自分に向いていない職種の時は、努力してもなかなか成果が出ず、とても苦労しました。
また仕事が楽しいと思えず、ストレスがたまり、身体にストレス性の湿疹が出た時もありました。
しかしマーケティングの職種に就いた時、状況は一変しました。初めて担当した商品は追加発注が追い付かない程売れて、前年比6倍の売上になりました。また仕事が楽しく夢中になり、たとえ深夜まで仕事してもそこまで苦ではなく、休みの日も関係なく好きで勉強する程でした。
さらに社内で表彰されたり、マネージャーに昇進したりと自分も会社も嬉しくお客様にも喜ばれる状態になりました。
しかし振り返ってみると、マーケティングが向いているかもしれないというのは新人研修の時になんとなく感じていたことでした。様々な研修の中のひとつにWebマーケティングを2日間実際に体験してみる機会がありました。この時私にとってWebマーケティングは初めての体験でしたが、同期の中で一番良い成績を出すことができたのです。この経験を思い出して、体験することの大切さを実感しました。
そして最初から自分に向いている仕事に就けていたら、どんなに良かったかと思うしかありませんでした。
〜コーチングで、やりたいこと探しを終える〜
そうして、幸い適職は見つけたものの、やりたいことは続けてわからないままでした。社会に出ても結局目の前の仕事に詳しくなるだけで、やりたいことが見つかるわけではありませんでした。
そんな中会社にコーチングの資格を持ったプロがいることを知り、私は自分をもっと知りたいと思いコーチングをお願いしました。自己分析はかなりやってきたつもりでしたが、そこで初めて気づかされたのは、自分が人一倍「自分の個性を活かしたい」という思い持っていることでした。そしてそれは自分だけでなく他人に対してもそうなって欲しいと思っていたことでした。その時私は「自分がやりたいことはこれだ!」と確信しました。こうして約8年にわたるやりたいこと探しの旅を終えることができたのです。
〜仕事が合わず、早期離職という社会問題〜
実は、若者の「3年以内に3割」という高い離職率は1990年代からずっと変わっておらず、離職理由のトップは「仕事内容が合わなかった」です。※1
まだ自己理解が深まってなく、経験も少ない中で仕事を選ぶしかない20代・30代にこの理由が顕著なのは、無理もありません。
しかし転職するにしても、「自分が人生やキャリアでどうしていきたいか」を答えられる人は2割に満たないと言います。※2
この社会問題を解くために私は転職前に手軽に様々な職種を経験し、仕事の向き不向きを判断する「職業体験」と自分ではたどりつけない深い自己理解を促す「コーチング」を掛け合わせて、Right jobを立ち上げました。
この事業を通して、ひとりでも多くの人が自分だけの個性と才能を活かして仕事し、互いに尊重しながら自分も楽しく、社会にも大きく貢献する、そんな未来を作れたらと願っています。
※内閣府の平成30年版「子供・若者白書」より
※リクルートワークス研究所2020年「働く人の共助・公助に関する意識調査」