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『現場は百戦錬磨』。RGBサリヴァン横山が内に秘めた生徒たちへの熱い想いとは

私たちは「学びを最高のアソビに」をコンセプトに、創業以来、学校内に予備校を開講する「校内予備校」を運営しています。学校という場所で人間教育と受験指導を融合することで、学力と人間力の向上、そして教育の本質的な目的である「自立(自律)」の実現を目指しています。

今回は、今春でサリヴァン12年目となる横山さんにインタビューを実施。「圧倒的な母性のカタマリ」と称され、一緒に働く仲間に愛情という贈り物を届けつづける「プレゼント番長」の横山さんに、生徒たちへの想いや仕事に対する価値観をインタビューしてみました!

【プロフィール】

横山 瑞恵(よこやま みづえ):学生時代は小学校で理科支援員、学童保育・放課後学習室、中学校で放課後支援員と幅広く教育に関わってきた。RGBサリヴァンには2011年に入社し、第1フェーズから事業作りに参画。10年間で高知県、千葉県、奈良県、京都府、静岡県、広島県の契約校を渡り歩き、サリヴァン現場運営の礎を築いてきた。

“『努力は誰にでもできる、結果がすべて』。生徒にも自分にも言い聞かせながら仕事をしています。”

泣きながら渡った明石海峡。今は転勤も楽しみに

――横山さんのこれまでの経歴について教えてください。

大学時代に中高理科の教員免許を取得し、教育関連のアルバイトなどに多く就いていたものの、実は教育にはあまり興味がなかったんです(笑)大学卒業後も、特に夢や希望があったわけではなく、漠然と“正社員になれればいいな”くらいの気持ちでアルバイトを掛け持ちしていました。

そのようななか、たまたまRGBサリヴァンでアルバイトをしていた友人に、地元高知の契約校が理科の指導ができるアルバイトを募集しているという話を聞いて。その高校で数か月間アルバイトとして勤務したのちに、正社員に登用してもらいました。


――入社後は地元高知県から始まり、千葉県、奈良県など全国各地を飛び回っていますよね。

はい。4年に1回、オリンピックイヤーでどこかしらに行っているイメージです(笑)生まれも育ちも高知だったので、最初に高知県から奈良県へ異動するタイミングでは泣きながら車で明石海峡を渡ったのですが、その後は特に抵抗もなく、むしろ楽しみながら全国各地を渡り歩いていますね。

さまざまな府県の学校を担当して気づいたのが、地域によって教育の体制や受験に対する考え方がだいぶ異なるということです。現在は浜松の学校で仕事をしているのですが、地元志向が強く、県内の大学への進学希望者が多い点には驚きました。


――現在の業務内容について教えてください。

フェローとして、学校や講師と生徒のパイプ役を担っています。現場を見ていると、生徒たちはその優しさからか、いろいろな大人たちの意見をすべて取り入れようとして自分の軸を見失ってしまいがちなんです。そうならないように、客観的な視点で生徒たちの話を聞いて、各自が納得できる軸を見つけられるようサポートしています。

また、生徒と保護者の方との意向のすり合わせを行うこともあります。お金の話などは子どもから親にしづらいケースも多いため、私が親御さんと面談をし、なるべく生徒たちが望む受験ができるよう調整役として動いていますね。


受験勉強を乗り切るコツは「チーム」で挑むこと

――今まで横山さんが担当してきた現場で、印象的だったエピソードはありますか?

ある男子生徒さんの話なのですが、スポーツは得意だったものの、勉強がとても苦手だったんですね。担任の先生に泣かされ、私に泣かされ、親に泣かされつつも(笑)、4人グループで励ましあいながら国公立の大学に合格したんです。

私が彼に行ったアプローチは、横のつながりを強化して生徒たちで自己完結できる仕組みを整えることでした。私は、「受験はチーム戦」だと考えています。ですので、生徒間の関係性を強固にすることで、彼の後押しをできるようサポートしました。


――「受験はチーム戦」。まさに当社の教育方針にも通じる部分ですね。横山さんとして、生徒間の関係性を強化するために、どのような手法を取り入れていますか?

生徒たちは、自分のことは自身の中で完結してしまいがちで、お互いの受験校や成績を知らないケースが多いんです。ただ、受験や勉強へのモチベーションを上げるためには、仲間の存在が大切なんですよね。なので、なるべく集会の場で点数のフィードバックをしたり、自分の受験計画を発表させたりするようにしています。

また、日常の勉強においても、一方的に講師が教えるのではなく、グループで答えを導き出すようなグループワークを多く取り入れています。


――横山さんが生徒さんたちと関わる際に意識していることは?

生徒たちの視野を広げられるよう、情報をたくさん提供することですね。受験は“知っているか、知らないか”の壁がとても大きいと思うんです。大学生のアルバイトたちにも協力してもらいながら、世界を広げることの大切さを伝えてもらったりしていますね。

あとは、先ほどのグループワーク指導の話にも通じるのですが、大人たちから言われたことをただ行うのではなく、自分の頭で考えてもらうことを大切にしています。そんな関わりを続けていくと、生徒たちがいい意味で反発してくるんですよ。「こういう講義はいやだ、こうしてほしい」とか「こういう受験にしたい」とか(笑)そういうことが言えるようになったら、その子が成長した瞬間なのかなと感じますね。


厚い人望の秘訣は、生徒一人ひとりと誠実に向き合う姿勢

――横山さんの信条として、『努力は誰にでもできる、結果がすべて』という言葉を掲げていますが、この言葉に込めた想いは?

ゴールまでのプロセスはもちろん大切ですし、その後の人生にも役立つものです。ただ受験勉強においては、どうしても目に見える成果、つまり志望する学校に合格することが求められます。

望む結果を出すために、今しかできない努力は「今」すること。不満をもらしたりできない理由を述べたりする前に、「まずはとりあえずやってみようよ」ということを生徒たちにも自分にも言い聞かせていますね。


――横山さんのことを「生徒のためなら保護者や担任とのタイマンも辞さない」と表現する当社のメンバーもいますが、まさにその熱意の裏には、生徒たちをよい結果に導こうという信念があるのですね。

自分自身、受験勉強ときちんと向き合わなかった過去があるので、実は「こんな偉そうなことを生徒に言っていいのかな」と日々自問自答していますよ。

でも、生徒たちに対しては、常に誠実でありたいと考えているんです。おこがましいかもしれませんが、生徒一人ひとりの人生を預かっているという気持ちで、今できることは最大限にやってあげたいなと考えていますね。


――私の印象では、横山さんの愛情の大きさと懐の深さゆえに、卒業生たちが大学生や社会人になっても「いざ、横山さんのために!」と集まってくれるイメージなんですよ。

私としては自分の感情の赴くままに行動しているだけなのですが、もし生徒たちにそう思ってもらえているのならうれしいですね(笑)

卒業生たちには、私もいつも助けられているんですよ。特に目標を定めず高校に入学した生徒たちは、社会人の卒業生から仕事の話を聞いたりすることで、夢を持つきっかけになります。

また卒業した大学生のなかには、教授と調整して当校の生徒たちをゼミに入れてくれることも。オープンキャンパスでは体験できない大学生のリアルな姿を知る機会につながり、とてもありがたいですね。


目指す姿は「進路指導室のサリヴァン課」

――横山さんが考えるRGBサリヴァンの教育の魅力は?

契約校が全国に存在しているため、地域をまたいで生徒同士がつながれる点が大きな魅力ですね。特に地方の学校の場合、受験に関する情報がなかなか入ってきませんので、たとえば都市部の学校に通う他校のサリヴァン生たちとつながることで、とてもいい刺激になると思うんです。

つながる仕組みとして、現在はオンラインで同じ演習を解いたり、夜に各地の生徒たちをZoomでつないで一緒に勉強したりという取り組みもしています。場所やお金の関係でまだ実現できていないのですが、いずれは全国各地のサリヴァン生が一堂に集まる「合宿」なども実施してみたいと考えていますね。


――今後、横山さんが当社で成し遂げたいことは?

サリヴァンを「学校の一部にすること」でしょうか。目指しているのは、進路指導室の“サリヴァン課”のような存在です。具体的には、サリヴァン生たちの結果を出すのはもちろんのこと、サリヴァン生でない生徒たちにも受験情報を提供したり、進路の相談に乗ったりできるプラットフォームを作りたいと考えています。

また全社的な事業運営の観点では、今以上にサリヴァンとしての共通認識や指針を固める取り組みを推進していきたいですね。フェロー間での日常的な情報共有にとどまらず、“フェローマニュアル”のような行動指針を示すツールや研修などを増やしていくイメージです。


――ずばり、RGBサリヴァンで活躍するための秘訣は何だと思いますか?

一番は子どもが好きであること。そして自分のなかで「教育を通じてやりたいこと」が明確になっている人は活躍できるのではないかと思います。

特に当社の場合、待っているだけでは仕事は生まれません。生徒たちの状況は日々変化していますので、自分から仕事を見つけて、臨機応変に対応できる人は成長も速いですね。


――RGBサリヴァンに興味をお持ちの求職者のみなさんへメッセージをお願いします!

私自身も以前は積極的に外に出たり、目立ったりすることが苦手だったのですが、当社に入り全国各地でさまざまな人たちと出会えたことで、自分の視野や世界が大きく広がりました。

RGBサリヴァンには、刺激を受けながら自分を高めていける環境があります。どんなときでも生徒のことを一番に考えながら、教育を通じて実現したい世界を描ける方と一緒に働きたいですね。

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