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創業ストーリー【沖縄今昔:玉城文一の話】(裏)

あとがき?

さて、タマキホームの創業者のストーリーを(表)で書かせていただきましたが、こちらからは沖縄色強めで(裏)として書かせていただこうかと思います。

表でも話したとおり、沖縄の現状はこの記事を目にしていただいている皆さんから見ると「陽」のイメージを持つ方の方が多数かと思います。

でも半世紀前の沖縄は「陰」の部分が多く貧困と困難と差別と闘いながら生き抜いてきた島であるということ。
そしてその「陰」の部分はごくわずかですが今も沖縄に色濃く刻まれたままになっていることも、お伝えしていきたいです。

まず初めに沖縄を語る上で外せないのが「戦」ですね。
琉球王国時代以前は「三山時代」で北山・中山・南山でそれぞれ争っていました。
それぞれが統一されて琉球王国となってからは中国と仲良くやっていたのですが、日本が攻めてきて併合されてしまいます。

そのあと日本は戦争に突入し、沖縄では唯一の「地上戦」があり、たくさんの人が亡くなり、大きな傷跡を残した後、やがて「アメリカ世(あめりかゆ~)」が訪れます。

そんな最中(さなか)に創業者:玉城文一は生まれた訳ですね。
僕も親や祖父母から伝え聞いてはいますが、今と比べるとそりゃあ大変な時代だったと聞きます。
親の初任給はドル($)で支払われた。車は右側通行だった。まさにアメリカ!(笑)

若者はドライブインレストランに車で乗り付けハンバーガーを食し、コザの町では夜な夜な軍人さんを相手に夜街(よるまち)がロックの音色と人の活気で熱を帯び、軍靴の音が我が物顔で闊歩する。

戦後の混乱期の一種異様な「熱」が当時の沖縄にはあったんだと思います。
(余談ですけど沖縄では今でも県内の至る所で$使えます。レジにレートが掲示してあります。)

このアメリカ軍による占領があったからこそ、「今」の沖縄は独特の「チャンプルー(Mix)文化」を築いて来たんですね。
チャンプルー文化が残してくれたものには「良い物」も「悪い物」もたくさんありますが、その話はまた今度。。。

そのような時代の中、移り変わりの激しさは今とそう変わらないかもしれませんが、明日に希望を持ち、生き抜いてきた先人たちの生き様には感謝と尊敬の念しか湧きません。

勿論、弊社創業者である玉城文一に対しては輪をかけて敬意を抱きます。

戦後の混乱期から急速な復興へと進む中、現代に於いても通ずる「誠実」を心に秘め、家族を、社員を、関係者を幸せへと繋ぐのだと「経世済民」を胸に走り続けた人なのだろうと理解しています。

(全速力で走り抜けてしまったんでしょうね。「早逝」を本当に悔やみます。文一社長と仕事がしてみたかった)

閑話休題

皆さんは「はたらく」ことってどう捉えていますか?

それぞれ考えがあってそれぞれの多様性を認めるダイバーシティ全盛の現代に於いて、答えは何万とおり、それこそ「正解のない疑問」なんだと思います。(時に「金」っていうストレートな方もいますが)

それでも何年、何十年たっても「変わらないもの」ってありますよね?
「感謝」だったり「義理・人情」だったり「使命」だったり。。。

何と表現すれば当て嵌まるかわからない「気持ち」の部分なんだと思いますが、なんとなく「正解」に近いような感覚って感じませんか?


沖縄には「ゆいまーる」って言葉があることをご存じでしょうか?
隣同志助け合い、共に生きるというような意味合いです。

ある人が「はたらく」は傍(はた)を楽にするからはたらくなんだよ、と言っていたことを思い出します。

世の中には「はたらく」を解釈する言葉や、意義を表現する言葉がたくさんあります。
弊社の掲げる「経世済民」もその一つですが、個人的解釈として傍を助けるには助けるだけの力が必要で、自分自身が地に足付けて踏ん張れるだけの「力」を持ってなきゃいけないと思っています。

今の沖縄は時代の波に翻弄され、苦境に立たされながらも、それでも前を向いて、明日に希望を持って生きてきた人たちの一つ一つで形作られているんだと思っています。感謝。。

話は現代に戻って。

現代ビジネスではコロナ禍もあり、急速に変革を求められています。

また、働き方改革やDX(デジタルトランスフォーメーション)の急速な波が押し寄せ、人々の行動の質も変わり、価値観も物からコトへ移り変わっていることを肌で感じるようになってきました。

そんな中、弊社も現代でビジネスを行っている以上、影響は避けられません。

企業が社会に提供する価値を問われる時代。

皆躍起になって価値創造を、社会貢献を打ち出しています。

弊社の理念は「経世済民」。出し尽くされた言葉の中、唯一変わらないこの一点。
古臭く感じる人もいるかもしれませんが、「真理」は時代が積み上げてきたモノの中にこそある。
そんな風に僕は思っています。

その積み上げてきたものの中にある「正解」を見失わずに、磨き続ける事こそ、明日に繋がり、人に価値をもたらし、周りを豊かにしていけるのではないでしょうか?

磨き続けることは容易な事ではありません。

創業者:玉城文一も、現代表:玉城公之も何度も失敗し、悔やみ、苦しみながら今まで会社を続けてきたんだと思います。

この記事を読んでくださっているあなたもそうじゃないでしょうか?

ここにはそんな人たちが働いています。

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