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【活躍する薬剤師 #07】「経営視点での薬局運営の経験もあったからこそ、これからは零売が必要な時代になる」と思いました。

今回は、調剤と零売の両方を取り扱っているGOOD AIDが展開するおだいじに薬局グループの一つでもある、あべのクオレ薬局の店長 高野さんにインタビューをしました。前職では身内の方が経営する薬局で勤務しており、経営視点での薬局運営の経験もあったからこそ感じた零売の役割に関してお話をお伺いしました。

ー入社のきっかけを教えてください!

卒業後はずっと調剤薬局での勤務を経験してきました。

直近では身内が経営する薬局で勤務しており、経営視点での薬局運営の経験もありました。ちょうどコロナが流行って売り上げが下がったりしていて、調剤薬局も保険に頼らない経営が必要になってくると感じました。

その時、色々調べてこれから零売が必要になってくるのでは?と感じ、零売専門のセルフケア薬局を見つけたのがきっかけです。

ー零売に対するイメージはどうでしたか?

知ったのは、1年目の時に先輩薬剤師から聞いたのが最初だったと思います。

その時は一般の人には広まらないのでは?というイメージを持ちつつ、でも、医療関係者にとっては便利な制度だなと思いました。

ーGOOD AIDに実際に入社してみてどうでしたか?

経営陣の方も若いので変化が激しい、スタートアップの感じはありますね。

新しい会社なのでルールや答えがまだこれから作っていく段階なので、そういった部分が面白くもあり、大変ですがやりがいはありますね。


ー(まだまだこれから作り上げていく段階の)スタートアップならではの働きがい、やりがいはどういった部分だと感じますか?

つい最近の話なのですが、店長会議で零売での取り組みを発表したらそれがプロジェクトになりました。

プロジェクトリーダーとして選抜され、COOの小瀬さんにフォローしてもらいながら一緒に取り組み始める予定です。

ー零売も取り扱っている薬局ならではの薬剤師として、やりがいはどんなところですか?

処方箋だとその通りに出せば良い、という正解がありますが、零売は明確な正解がないので患者さんからの相談で自分なりの答えを出すのが難しい部分ではあります。ですが、その分、提案したお薬でよくなったといった報告や反応を聞いた時は嬉しいですね。

ー零売も取り扱う薬局ならではのお客様とのストーリーを教えてください!

零売が始まったばかりの頃なのですが、遠方からお客様が来られて。
今までのかかりつけの病院から新しい病院に変更中で、それまでの期間、つなぎのお薬を希望している方でした。
ご来店された時は、途方にくれて困った様子だったのですが、後日、「助かりました!」とLINEでもお礼を言ってくださりました。
その後は、リピーターになってくださって、信頼を獲得出来たあとは健康に関する相談の幅も広がっていきましたね。ご家族の方もご紹介いただきました。

ーハイブリッド店ならではの特徴はありますか?

調剤薬局だと処方箋あり、が基本ですが、服薬指導の流れから、実はこういう症状もある、などをヒアリングして零売でお薬を提案することがあります。

逆に、零売で提案したお薬を次回から処方箋で持って来ていただいたり、なんてこともありますね。



ー地域にとって「街の保健室」であるために意識していることはありますか?

今までの薬局のイメージだと「処方箋を持っていくところ」という明確な目的があって行くところだったかと思うのですが、明確な目的がなくても、ちょっとした相談や話ができる場所として、気軽に立ち寄ってほしいと思っています。

ーGOOD AIDのカルチャーでもある「薬剤師×〇〇」のタレントタグについてご自身だったらどんな事に挑戦したいですか?

元々、零売専門であるセルフケア薬局に興味を持って入社したので、零売をもっと関西に広めるために「セルフケア薬局」の関西新店舗立ち上げに関わりたいです。まだまだ関西では零売薬局が少ないので、もっと広めていきたいなという思いがあります。

あと、零売の対応で判断に困った時など、薬剤師同士でのフォローやアドバイス、人材育成にも携わっていきたいと思っています。

ー今後、薬剤師の在り方、薬剤師が提供できる価値はどのように変化していくと思いますか?

今まで薬局は「病院の帰りに行くところ」だったと思うのですが、これからは「病院に行く前に相談に行くところ」に変化するのではと思っています。

医療現場の負担軽減のためにも、薬局で最初に相談することにより病院は本当に必要な時に行く、薬局が受診の必要性を秤にかける場所になるのでは?と思います。

ー最後に(零売に興味ある人、薬剤師のキャリアについて悩んでいる人)へのメッセージをお願いします!

私自身もキャリアに悩んだ時期がありました。

調剤薬局でやっていると処方箋の通りに薬出すだけで良くて、お薬の説明も先生から聞いたから良いよ、って言われることが多かったです。

せっかく6年も勉強したのに、、ってもどかしい気持ちを感じたこともありました。

零売だと1番の相談相手になれるので、やりがいはあると思います。

また、零売はOTC・栄養知識・健康指導など幅広い知識が身につくのでキャリアの幅も広がると思います。

関西ではまだまだ零売薬局が少ないので、関西にももっと零売薬局が増えて、零売を扱う薬剤師の活躍機会が増えるようになって欲しいな、と思っています!

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