クラウド・アーキテクト・ユニットのユニット・マネージャを務める獅子野にインタビューを行いました。MECのクラウドビジネスの始まりから現在、そして未来について、またインフラエンジニアとしてのキャリアの描き方などを聞いていきます。
目次
1.業務内容について
2.エンドユーザとの取引を実現出来た理由
3. インフラエンジニアとしてのキャリアをどう描くか
4.組織運営と将来のビジョンについて
5.応募者へのメッセージ
1.業務内容について
――現在手掛けているビジネスの内容を教えてください。
インフラ領域において、クラウドとオンプレミスの両方でSIサービスを提供しています。
クラウドではOracle Cloudを扱い、主に私たちがプライムとしてエンドユーザ向けに提案から実装、保守運用までトータルにサービスを提供しています。Oracle Cloudや様々な製品・ライセンスの再販も手掛けています。以下にサービス内容をまとめていますので、是非ご覧ください。
一方でオンプレミスでは、あるプライム上場企業様のインフラ運用支援を手掛けています。大手ベンダーアンダーの仕事も小規模ですが携わっています。
――MECの規模で、プライムベンダーとして活動しているのは珍しいですよね。
そうですね。私たちも元々は大手SIベンダーのアンダーでプロジェクトに入っていました。Oracle Databaseの有資格者を中心として、大規模システムのインフラ構築や保守運用を手掛けていました。
――どのような点がお客様から評価されているのでしょうか?
私たちはOracle Cloudを自社で導入し運用しています。まずそのユーザとしての経験値があることです。加えて、提案のスピードと質もご評価いただいているポイントです。大きな会社ではないので、スピード感をもって仕事が出来ていると思います。
2.エンドユーザとの取引を実現出来た理由
――なぜクラウドビジネスを始めたのですか?
それは、将来への危機感からに他なりません。2010年代半ばから「クラウド・ファースト」という言葉が使われるようになり、インフラをクラウド化する流れが強まりました。
当時、私たち自身はOracle製品のエンジニアとして案件が途切れることもなく仕事が出来ていたのですが、将来はクラウド化の流れに飲み込まれるだろうと危機感を持っていました。
――上手くいっていたビジネスから切り替えるのは、難しい判断だったのでは?
はい、その通りです。
きっかけは、自社のインフラ設備をクラウド化することになったことでした。色々と比較・検証してOracle Cloudを採用することになりました。
実際に使ってみて、性能面・コスト面で他のクラウドサービスよりも大きなメリットがあると確信できたので、ビジネスとして手掛けていこう、ということになりました。
また、会社全体として下請けSIから脱却してエンドユーザビジネスに向かっていくという流れがあったのも、ビジネスを切り替えることが出来た要因だと思います。
―― 下請けの立場からプライムベンダーへの転身ですか。簡単なことではないですよね。
もちろんです。私たちには知名度も実績もありませんから、初めはどうやったら案件受注できるか見当もつきませんでした。
そこで、お客様の提案のドアノックツールとして「クラウドファイルサーバ on Oracle Cloud」というサービスを用意しました。
私たちもファイルサーバ初め、認証基盤(Active Directory)をクラウド化して運用していましたが、オンプレミスと全く変わらない使い勝手に大変満足していました。
これを提案の入り口にして、お客様にも「安く・早く・リスク無く」Oracle Cloudを使って頂こうと考えました。
自社利用の実績を背景に、お客様にも説得力のある提案が出来ました。この施策が成功し、徐々にシステム全体のクラウド化など様々な案件を受注できるまでになっていきました。
―― とても面白いエピソードですね!一方で、オンプレミス案件との関係性についても教えて下さい
当社の別事業部で基幹システムの保守運用に携わらせて頂いていたお客様から、インフラ支援のご要望をいただき、こちらもチームで携わっています。
クラウドを手掛ける上では、オンプレミスの知見も重要となってきますし、クラウドだけでは経験できない技術要素に触れることもできます。
オンプレミス事業とクラウド事業は私たちのビジネスの両輪として、ともに不可欠な要素ですね。
3. インフラエンジニアとしてのキャリアをどう描くか
――クラウドビジネスを始める前後で、先々のキャリアに変化はありましたか?
大きく変わったと思います。
一番はエンドユーザーと直接仕事ができることです。良い点は直接私達をアピールできること、厳しいところは全ての責任が自分たちに返ってくることです。
その代わりにやれることは提案次第でいくらでも広げられる、そこに面白さがあります。やりがいを増やせる、というかゼロから始められる、ですかね。
以前の下請けとしてのの立場では、特にインフラの場合、システム構成や使用する製品、何がやりたいのかなど、大部分は決まっているので、落とし込まれたものだけを作業していましたので上流工程にはほぼ関われません。
――能力があっても活躍する環境が無いと成長は難しいということですね。
以前の状況を、身をもって経験しているからこそ、本当にそう思います。
キャリアの先を考えた場合、特定の分野の技術だけを突き詰めていくだけでは限界があります。私たちもデータベース・インフラの専門家としてのキャリアの先には、クラウドによる大きな変化がありました。
要するに、クラウドでもオンプレミスでも、お客様のビジネス課題を解決するパートナーになれなければ、世の中の変化の波に飲み込まれてしまうのです。
そこに携われる環境があってこそ、キャリアの先を見出すことができるのだと思います。
――ビジネス課題の解決が、将来のキャリアにつながるということですね!
はい!ITだけでなく、世の中はこれからも多くの変化が起きると思います。
お客様のビジネス課題を解決するために、先進的な技術を身に着けることも重要だし、それを発揮するための環境も同じくらいに重要なのだと思います。
4.組織運営と将来のビジョンについて
――チーム運営についてのこだわりなどありますか?
まずはメンバーたちが充実した生活を送れるよう、しっかりとお金を渡せる様にと思っています。もちろん給与は会社から出ますが、ボーナスなどで+αを付けて出せるような。
そして「やりがい」です。
現在は多くのエンドユーザーに“ありがとう”と沢山言ってもらうようになったのですが、それをみんなにも味わってもらいたい。自分たちがやっているのは単なる"作業"ではなく、お客様を喜ばせることができる"仕事"なんだと感じてもらいたいです。
――今後、チームをどのようにしていきたいですか?
私たちのチームは、MECの中でも最も多くのエンドユーザと関わります。しっかりとお客様の信頼を獲得し、アプリケーション領域まで含めたトータルでのビジネスを作っていきたいです。
会社全体が成長するエンジンになりたいですね。
また、お客様からのニーズも高まる一方で、チーム規模も大きくしていかなければなりません。仲間を増やし、対応力を高めることと、組織マネジメントに携わる機会を作っていきたいと考えています。
5.応募者へのメッセージ
―― 応募される方へのメッセージをお願い致します。
“やりたいこと”をどんどん言って欲しいです。そして“やれること”をどんどん増やして欲しい。
MECはこれから事業拡大フェーズに入りますので、エンジニアとしてもマネジメント側でも多くの仲間が必要になります。
MECなら、この規模でもエンドユーザーと直接やり取りでき、上流工程に関われる。そこはとても魅力だと思いますので、こうした環境を存分に活用して頂ければと思います。
是非、お気軽にアプローチして下さい。お会いできることを楽しみにしてます!