「洗濯って、生活の些細な一部だよね」
日本で暮らしていれば、そう感じる人がほとんどだと思います。
スイッチを押せば、あとは待つだけ。
日常の中で、特別に意識することはありません。
けれど、アフリカの現地で見た洗濯は、まったく違いました。
それは“家事”ではなく、人生の時間を奪う行為でした。
洗濯に、6〜8時間かかる世界がある
多くの地域では、今も手洗いが当たり前です。
水を汲む。
運ぶ。
こすり、すすぎ、干す。
洗濯は「毎日を回すための大仕事」でした。
そして、その時間を担っているのは誰か。
多くの場合、女性や子どもです。
洗濯に時間を取られるということは、
学ぶ時間、働く時間、家族と過ごす時間が削られていくということ。
これは不便さの話ではなく、
人生の選択肢が削られている状態だと感じました。
きっかけは「同情」ではなく「悔しさ」だった
最初は、正直ショックでした。
ただ、その感情はすぐに別のものに変わりました。
悔しさです。
「これは便利を届ける話じゃない。
時間と、選択肢を取り戻す話なんじゃないか」
洗濯が早く終わるだけで、
家族と過ごす時間が増える。
学校に行ける。
仕事に集中できる。
洗濯という生活の根っこを変えることが、
人生を少し前に進めることにつながる。
そう確信しました。
「洗濯機を置く」だけでは、何も変わらない
ただし、洗濯機を置けば解決するほど、現実は単純ではありません。
電気や水の安定性。
治安。
物流。
価格感。
文化や習慣。
そして何より、現地の人が納得して使い続けられる運用と体験。
必要なのは設備ではなく、
仕組みと、続く運営でした。
だから私たちは、
「店舗を作って終わり」にはしません。
現地で自走するチームを育て、
各国に運営本部(HQ)を立ち上げ、
その国の中で事業が回り続ける形を作っています。
Life Breezeがやっていること
Life Breezeは、アフリカ2カ国で
コインランドリー(Selfie Laundromat)を展開しています。
進め方は一貫しています。
- JICA経由でSelfieを立ち上げたいとの想いがある生徒をインターンで獲得
- 各国でまず直営店舗を立ち上げ、運営・収益・課題を徹底検証
- 成功も失敗も含めてモデル化
- HQ機能を整え、現地チームが自走できる状態を作る
- その上で、フランチャイズとして展開する
日本側(本部)が担うのは、
- 仕組み化(マニュアル、教育、KPI、運営オペレーション)
- DX・データ設計
- 機材調達・輸送などの基盤づくり
- 現地メンバーとの伴走
目指しているのは、
**「支援され続ける事業」ではなく、「自分たちで前に進める事業」**です。
最後に|洗濯を起点に、暮らしを前に進めたい
私たちが届けたいのは、洗濯機ではありません。
「可処分時間」と
「選べる暮らし」です。
この事業は、綺麗ごとだけでは進みません。
現場は泥臭く、想定外の連続です。
でも、だからこそ面白い。
生活の根っこから変える挑戦には、
事業としての手触りがあります。
洗濯を起点に、人生が少し前に進む世界をつくる。
その挑戦を、私たちは本気でやっています。