ー半澤さんは私と同じ時期くらいに入社してますよね。お付き合いが長くなってきました。
そうですね、10年くらいですか?
ー今年で11年になるかもです。
わー・・・長いですねぇ
ー実は店長になってから半澤さんの印象が変わった気がします。
ほんとですか? どんな感じになりました?
ー前より強くなったというか、男らしくなった感じがしてます。何か変化がありました?
そうですね、先輩方が新たな道を見つけ退社していくことが増えていって、若手だった自分も気づけば社内で次の店長というポジションになってたんです。でも『店長』と呼ばれることにどうしても抵抗があって・・・
ー抵抗っていうのは、具体的にはどういう?
なんとなく会社のために自分を犠牲にするというイメージがあって、勝手に『店長』という言葉を苦手に感じていました。
ーそれはすごくわかります。そう思う人は多いかもしれないですね。
今思うと、会社から求められる店長像に私はなれないんじゃないかなと思ってたのかもしれません。私自身は強くもないですし、打たれ弱くて自信がなかったんです。
ーその状態から『店長』を引き受けたんですね。
自分の店舗のスター(アルバイト)達が可愛くて、大好きで、お店を任されるのは嫌じゃなかったんです。会社の責任を引き受けなければならないと、勝手に背負い込んでしまったんだと思います。
ーどうやって乗り越えたんですか?
自店のスターのためにですかね。
ーなるほど!
でも、またすぐ壁ぶち当たったんです。店長のポジションを任された時、何をどうしていけばいいんだろうって分からなくなっていた時期があって・・・
ーそうなんですね。どうやって解決したんですか?
前の店長に相談したんです。逆に「どういう店にしたいの?」って質問されて、何も思い浮かばなかったんです。ずっと私はどういう店にしたいんだろうって考え続けていて・・・結構長い間考えてました。
ーどのくらいですか?
割と最近までかもしれないです(笑) どうにもいかなくなったんで、自分が一番嫌な事や楽しかった事ってなんなんだろうって初心に帰ってみました。思い返していく中で、前に勤務していた店舗の理念が私は1番しっくりきたんです。
ー両国店の時ですね?どんな理念なんですか?
その時の店長と社員創った理念で、全員出勤時に復唱してから勤務を開始していた言葉なんですが、『やるときはとことんやる。やると決めたら楽しく結果にこだわり最後までやりきる』という理念です。この考えが自分のお店全体に浸透したらきっとメンバー含めて楽しめるお店になるだろうな。とワクワクするビジョンが湧いてきました。なので、今も仕事する前にこの言葉を自分の中で唱えてから仕事するようにしてます。
ーえー!! 素敵ですね!
おもしろいことに、その習慣を始めてから他の社員に褒められる事が増えたんです!
ーそこが私が感じた半澤さんの変化だったんですね!
そうかなと思います。
ー理念を大事にしてるってカッコイイですね。
ありがとうございます。でも今でも店長とは呼ばれたくなくて、名前で呼んでってメンバーには言ってます(笑)
ーでは半澤さん、今後の展望を教えて下さい。
基本的に打たれ弱い自分なんで、心が折れる日もたくさんあるのですが、いつも店舗メンバーに支えられてます。キャンペーンとか目標を定めた時も、みんなが協力してくれて、思った以上の結果を出してくれて、本当にいい子達すぎて大好きです。今後はこのメンバーと一緒に会社でトップの店にしていきたいですね。次々と問題が発生し、なかなか簡単ではないですが、大切にしているバリューからブレなければ成しえないことはない!と自分に言い聞かせ、絶対に達成します。『やると決めたら楽しく結果にこだわり最後までやりきる』ので、必ずやります!