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【代表インタビュー:前編】シードラウンドで12.1億円の資金調達。Spiral.AIのCEO佐々木を徹底解剖!

こんにちは!Spiral.AI採用担当です。
Spiral.AIはCEOの佐々木が2023年3月に設立したスタートアップ企業です。

設立から約半年と短期間ではありますが、経営陣はわずか2年半でIPO達成したメンバー、エンジニア/ビジネスサイドはAI領域に聡明な方に集まっていただいております。

すでにシードラウンドでありながら総額12.1億円の資金調達も完了しており、
今後はAI×エンタメ事業を軸に本格的な事業展開を想定しております。

私たちの第二フェーズは、組織として世の中にさらに大きなインパクトを与え、
世界の技術進化に革命を起こすことです。

一度きりの人生で世の中に大きなインパクトを与えたい方。
天井を決めず、未知の領域に探究心を持って突き進める方
ぜひ私たちと共に大きな夢を追いませんか?

今回はCEO 佐々木のインタビューをご紹介させていただきます。
前編では、『佐々木のキャリア、起業への考え』
後編では、『佐々木が思い描くSpiral.AIの事業の未来』についての記事をお送りします。

当社に少しでもご興味を持ってくださった皆様、
ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。


ドラえもんを夢見た幼少期~そして世界を舞台に活躍した学生時代

佐々木さんの学生時代はどんな学生でしたか?

そうですね。『小学生』『中高生』『大学生』に分けてお話させていただきますね。

小学生時代の私は「ドラえもんみたいなものを作ってやろう」と思うぐらいドラえもんが大好きな小学生でした。 “研究”に興味を持ったのも小学生時代でしたね。ドラえもんといえば、タイムマシンかAIで、その2つには小学生時代から興味がありました。

小学生時代の夢は、技術が大好きだったので、「技術に何らかの形で貢献したい」ということでした。
ただ、小さな貢献では面白くないと思い、自分の存在で技術進化が10年加速するぐらいの影響を与えたかった。冗談のようですが、小学校の頃から本気でそう思っていましたね。
そんな小学生時代を過ごしていたのですが、 中学生・高校生時代は非常に普通でした(笑)

中学時代にはバドミントン部、高校のときは物理部に少しだけ所属していました。
特徴があるとしたら、中学生・高校生時代にプログラミングに出会ったことぐらいですね。

大学院時代は、素粒子物理学の研究をしていました。
素粒子物理学は、物質を構成する最小の粒子である素粒子を研究する学問です。

スイスにあるCERNという研究所が総本山の一つなのですが、そこで大量の実験データを機械学習を用いて解析する研究に取り組んでいました。

私が関わっていた研究はヒッグス粒子の発見につながり、ノーベル賞を受賞する瞬間にも立ち会うことができました。


「新しい領域への挑戦」学生時代の専門領域から離れたキャリア

新卒就活の意思決定はどのようにしましたか?

研究者としてのキャリアだけでは、社会へ与えるインパクトも限定的だと感じ、技術とビジネスの両面を理解できる人になることを目指しました。 

そこで、マッキンゼー・アンド・カンパニーというコンサルティング会社に入社し、主にデータ分析から戦略策定へとつなげる役割を担いました。経営とデータ分析の間に存在する文化的なギャップは想像以上に深く、いわゆるDXの難しさを感じるとともに、その大きな可能性についても再認識する機会になりましたね。

学生時代を考えた際にキャリアが大きく変わるきっかけになったかと思うのですが、佐々木さんの意思決定の軸はどのようなものでしょうか?

私のキャリアは「新しい領域への挑戦」が一つのテーマになっています。

今は、スタートアップという領域でさまざまな挑戦をしています。
前職では、Neural Pocketという会社でスマートシティ向けの画像認識AIを開発し、社員3人から250人規模に成長させました。外乱の影響が大きい屋外での安定した画像認識、および、24時間365日稼働のエッジデバイスを提供し、AI技術をインフラ水準まで向上させた企業として、世界でもトップクラスの技術を積み上げられたのではないかと思っています。

キャリアのテーマについて素敵なお考えだと思います!憧れていた人/ロールモデルとしていた人はいらっしゃったんですか?

『アインシュタイン』『ファインマン』は、ロールモデルとして考えています。
アインシュタインはさまざまな挑戦をしている点で尊敬しています。

相対性理論が有名ですが、他に並行して4本もの論文を書いているんです。
ちなみに、相対性理論ではノーベル賞をとっておらず、別の理論でノーベル賞を受賞しています。

このような“尽きない興味"はすごいと思いますね。

一方、ファインマンは物事をすっきりわかりやすく伝えられる点で尊敬しています。ファインマンは見方を変えるだけで、複雑な計算を簡単に・シンプルに見えるように書き換えることができます。

例えば、量子力学の複雑な計算を絵で考えるテクニックを編み出したりしています。
ファインマンは右脳型の物理学者なのではないかと思いますね。

シンプルにすることで本質が見えてくるということがあると考えています。


Spiral.AI創業のきっかけ

起業を決意されたきっかけを教えてください!

もともと「起業をしたい」ということは小さい頃から思っていました。

なかなか思いきれなかったのですが、将来、死に際に「起業しておけばよかった」と思いたくなくて、いよいよ決断をした形です。一つのきっかけとしては、「37歳で独立する」ことがずっと私の中の根底にあったことですね。前職の社長が37歳で会社を立ち上げた経緯を知っており、私もそれに影響を受けました。

佐々木さんにとって起業にも影響された前職の社長はどんな存在ですか?

前職の社長である重松さん(ニューラルポケット社CEO)は、私にとって「問題解決力」を教えてくれた存在です。

重松さんは、どう考えても無理なことを成し遂げる問題解決力を持っていました。

例えば、彼が立ち上げた会社は2年7ヶ月で上場を成し遂げました。
この短期間での上場は普通に考えると不可能なことです。

この不可能なことを成し遂げたのは、「チーム組織力」「自分を小さく見ないこと」「究極の前向きさ」が要因であると考えています。

まず「チーム組織力」でお話すると、彼は人を惹きつけ、熱狂させる力を持っていました。

この力をもとに、冷静に考えたら不可能なことを、冷静になる間を与えず熱狂して実現するチームを作り上げ、AIのエキスパートも巻き込んで事業を進めていたんです。

重松さんからは「自分を小さく見ないこと」が問題解決力を構成する要素の一つだと学びました。

重松さんは創業当初、AIについて専門的な知識はお持ちでない方でした。しかし、自身でもAIを勉強してAI企業として上場を成し遂げています。これは人間が作ったものである以上、自分が理解できないはずがないという思いに基づいているということでした。

この自分を小さく見ず、挑戦し続けることは問題解決にとって大切なことだということを学びましたね。

最後に「究極の前向きさ」が挙げられます。

問題解決力とは、頭の良さと考えられることもありますが、実は一要素に過ぎません。「やればできる」という究極の前向きさが問題解決力に必要不可欠です。

マッキンゼーでは、重要な会議の5分前に致命的なミスが見つかったとき、「良かった」と思う文化があります。普通は「もうだめだ」と絶望するところを、「良かった」と捉えられるような前向きさが問題解決には必要だと思いますね。

これらの問題解決にとって必要な要素を、重松さんからは学びました。


苦難の先にしか残せない世界への大きなインパクト

ここまで佐々木さんのキャリアについて伺わさせていただいたのですが、ご自身を自己分析すると“どんな人”だと思いますか?

「精神的ライザップ」が好きな人だと思っています。
自分がやりたいことはやるけれども、その中でもつらい道を選んでいる自覚がありますね。

例えば、物理学の研究者からコンサルタントへの道は決して簡単なものではありませんでしたし、コンサルタントにならずに事業会社に入ったほうが、教育期間が長く安定した道を歩めたと考えています。実際、コンサルタントになった日々はつらかった。

初めてAIの会社に入社したときにも、まったくAIのバックグラウンドがない状態で入社しました。アルバイトでもいいので入れてくださいと頼み込んだんですよね。

この日々も楽しいけれども、つらい選択ではありました。
ただ、このようなつらい日々は、実は嫌いじゃないんです。

自分をつらい環境に追い込んで、成長を実感したタイミングが好きなんです。
まさに「精神的ライザップ」を自分でしているようなものだと思っています。


自分自身の人生のテーマについて教えてください

幼少期から変わらず、『技術を活用して、大きなインパクトを残したい』というのが自分の人生のミッションです。

このミッションを達成するためには、技術を学ばないといけませんし、ビジネスを学ぶ必要もあります。起業というチャレンジも必要だと思いました。

自分のミッション達成のために身に着けないといけないことを順番に身につけていったことが、私自身のキャリアにも繋がっていると思っていますね。
自分の人生のミッション達成のために大きな要素となるのが「Exponential Technology」です。

「他の技術発展を加速させる技術」のことで、例えば3Dプリンターなどが該当し、プロトタイピングの速度を上げる点で、新しい技術の誕生を加速させるものです。

技術進化を加速する技術を作ると、技術進化は全体的に指数関数的に加速していきます。
それがExponential Technologyと呼ばれる所以です。

AIもまさにExponential Technologyの一つです。

一番分かりやすいのは、github copilotかもしれません。プログラミングを支援するツールですが、驚くほど開発速度が上がります。自分が全く勉強したことのない言語でもサクサク書けるようになります。

この力を使うと、新しいプロダクトの開発速度も上がりますし、研究開発も加速します。その研究の中から、より性能の高いcopilotのような支援ツールが生まれてきたりすると、まさに指数関数的な進化が起きていきます。

我々も、もう少し実業観点からにはなりますが、その指数関数的進化の一翼を担っていきたいと考えています。

ー佐々木さんありがとうございました!


ここまでご覧いただきありがとうございます。前編では『佐々木の人物像、人生』についてご紹介させていただきました!

次回後編にて『Spiral.AIの事業の未来』についてインタビューしていきます。

公開日は12月27日を予定していますので、ぜひ、ご覧ください!


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