こんにちは！株式会社マークアイ 採用担当の此川(このかわ)です。

株式会社マークアイ(以下、当社)は「ブランドを創る、守る、育てる」をモットーに、商標に関して多様なサービスを提供しています。

皆さんに少しでもマークアイについて知っていただくために、３回に分けて当社の事業説明を掲載してきましたが、「この1本を読めば理解できる！」まとめ記事を書いていきます。

■第１弾：マークアイが支える「商標」とは？

■第２弾：身近な“ロゴ”が商標になるまで（商標の調査～出願）

■第３弾：日本のブランド価値を高めるためにマークアイがしていること

目次

1．商標とは･･･？
2．商標は登録しなければ守られない。
3．商標登録後もブランド価値を高める方法
4．まとめ

1．商標とは？

要約：商標とは、「見たり聞いたりしたらその製品・サービスと分かる」特徴を持ち、商標権を持っていると、自社の製品やサービスを権利侵害から守ったり、ブランド価値を高めたりすることができる。

まずは、商標の代表的な種類とその例を紹介します。

①商品名・サービス名・会社名

・伊右衛門（商品名）
・モンスターハンター（商品・サービス名）

②商品・サービスのロゴ

・NIKE（文字+図のデザイン）
・アディダス（文字+図のデザイン→図のみに変更）

③メロディー(+歌詞)

・株式会社ニトリホールディングス･･･お、ねだん以上。ニトリ（CM）
・イオン株式会社･･･WAON(わおん)（決済音）

ここまでで、「商標」とはどんなものを指しているのか、イメージできたでしょうか...？
商標とは、消費者が一目で自社の商品・サービスを想起するものであると同時に、

「オリジナルである」ことが証明されており、模倣等から守られているもの

なんです！

2．商標は登録しなければ守られない

要約：ロゴやマークそのもの、ひいては会社のブランドを守るために商標登録を行う必要があります。

ロゴや会社名、製品/商品名は無数に存在しますが、商標を登録することでそれらは「登録商標」と呼ばれ、商標権による保護を受けることができるようになります。登録するためには、その国の特許庁(に相当する機関)へ出願をしなくてはなりません。

「事前調査」⇒「出願」⇒「特許庁による審査」⇒「商標登録」と進んでいきますが、
「事前調査」と「出願」の際にはやるべきことが多く、また商標の登録は早い者勝ちになりますので、早く正確な対応が重要になります。

●事前調査･･･同じカテゴリ(区分)で同じロゴ・マーク・名称は使用できません。それを各国のデータベースなどを用いて調査します。

当社は、特に海外でブランドを展開する際には、現地代理人と連携し「同一･類似の商標ではないか」だけでなく、ネガティブチェックとして、公序良俗に反する表現(ネットスラングなど)に該当しないかなどを確認し、より安心して商標の出願に移る準備を支援しています。

●商標の出願･･･必要な書類を準備し、その国の特許庁(に相当する機関)に提出します。

出願の際にも、提出すべき書類はたくさんあります。
日本であれば手続き方法などはすべて日本語で書かれていますので、時間をかければ、調べて提出することができるかもしれません。しかし海外での登録ですと、各国の言語で申請のフローや書類の提出先などを探し…と、何倍何十倍と時間がかかるでしょう。

当社は上記の事前調査や出願、その他の手続きにおいて

全世界200以上の国・地域における現地代理人のネットワーク

を持っており、商標登録全般の手続きもしっかりとサポートできることが強みです。

3．商標登録後もブランド価値を高める方法

商標登録後も、定期的なメンテナンスやリスクへの対応が発生します。
当社は、主に以下3つの対応をサポートしています。

①商標権の更新

要約：商標権の更新を忘れてしまうと、ブランド価値が低下し消費者も混乱します。

商標権は、日本では10年に1回更新の手続きが必要ですが、更新手続きを忘れてしまうと権利が消滅し、その商標を誰でも使用することができるようになります。
誰でも、ある製品のロゴが使えると、作られる製品の品質がバラバラになったり、それに伴いブランド価値が低くなることで価格が下がったりするため、企業だけでなく、私たち消費者目線でもデメリットが大きいです。

②登録情報の変更手続き

要約：会社の社名や住所が変更になると、登録しているすべての国で登録情報の変更が必要です。

毎年、社名や住所変更を行う日本企業が存在します。その際に会社名(商号)や住所(本店)といった登録情報の変更手続きが必要になります。

会社情報の変更(設定登録変更)が起きた際は、各国に登録されている商標の情報を変更します。内製化をするとコスト増・担当者の負担増に繋がる可能性があるため、当社が手続きをサポートしています。

③権利侵害対応

要約：模倣品が出回ってしまうと、いち早く対策をしなければブランド価値の低下を招きます。

世に出回る模倣品や侵害品、偽ブランド品に対して商標権の権利行使のサポートを行います。特に侵害品・模倣品の流通が多い地域では、案件の性質に応じて、現地代理人を使い分けて、最善のアクションポリシーの立案～実行をしています。

広くブランドイメージを守るために、当社のHPでは、下記のようなフローで一般的な対応を紹介しています。

4．まとめ

ブランドが生まれるということは、新しい価値が世の中に生まれるということです。
私たちは、日本から生まれるブランド＝新たな価値が、世界的に認められ、安全にビジネスができる環境を整えるサポートをしています。

日本のブランドを “強く” することで、日本の未来に貢献する。そんな意義のある事業だと考えています！

少しでもご興味を持っていただけましたら、ぜひ一度カジュアル面談でお話しましょう！
経験や知識は問いませんので、お気軽にご応募ください。お待ちしております。