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【5分で事業解説①】マークアイが支える「商標」とは?

こんにちは。株式会社マークアイの此川(このかわ)です。

株式会社マークアイ(以下、当社)は「ブランドを創る、守る、育てる」をモットーに、商標に関して多様なサービスを提供しています。

皆さんにマークアイについて知っていただくため、3回に分けて、当社が事業の核としている「商標」とは何だろう?実は身近にあふれているということ、日本企業の商標やブランドを支える当社のサービスや強みについて、お話しいたします。

■商標とは何?

「商標」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。「企業・商品のロゴ」、「商品・サービス名」、「会社の名前」etc…

これらすべて正解です。そのほかにも、CMで流れるようなメロディー(+歌詞)も商標になり得ます。

ちなみに英語では「trademark」と言います。TMマークは皆さん1度は見たことあるのではないでしょうか。


以下に、代表的な例を3つ紹介します。

①商品名・サービス名・会社名

・伊右衛門(商品名)

・モンスターハンター(商品・サービス名)

・Google(サービス名・会社名)


②商品・サービスのロゴ

 ①の例は文字列ですが、②は文字+図のデザインやデザインのみなど、広告やCMで見るようなものですね。

・NIKE(文字+図のデザイン)

・アディダス(文字+図のデザイン→図のみに変更)

・サントリー(文字のみのデザイン)


③メロディー(+歌詞)

・株式会社ニトリホールディングス・・・ねだん以上。ニトリ(CM)
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2017-116747/40/ja (J-Plat Patより)

・株式会社丸千代山岡家(ラーメン山岡家)・・・店内BGM
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2023-100726/40/ja (J-Plat Patより)

・イオン株式会社・・・WAON(わおん)(決済音)
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2015-029881/40/ja (J-Plat Patより)


その他にも立体のデザインやホログラムもあります。なんと海外では、「匂い」も商標になる国があるんです👀 面白いですね!

■どんな時に「ロゴ・マーク」ではなく「商標」と呼ばれるの?

世の中にロゴや会社名は無数に存在します。ですが、そのすべてが「商標」と呼ばれているわけではありません。登録された商標は「登録商標」と呼ばれます。商標登録するためには、申請(出願)をしなくてはなりません。

商標と標章の違い(商標法第二条)
標章・・・人の知覚によって認識することができるもののうち、文字、図形、記号、立体的形状若しくは色彩又はこれらの結合、音その他政令で定めるもの

商標・・・上記標章のうち、下記に当てはまるもの
第一号「業として商品を生産し、証明し、又は譲渡する者がその商品について使用をするもの」
第二号「業として役務を提供し、又は証明する者がその役務について使用するもの(前号に掲げるものを除く。)」

■商標を登録するメリット3点

ではなぜ、わざわざ商標の登録をするのでしょうか。必ずメリットがあるはずですよね。
主なメリットを3つにまとめました。

※特許庁のサイトも参考になりますので、それぞれ読みながら理解を深めてください。
https://www.jpo.go.jp/system/basic/trademark/index.html#01


①独自の名称・ロゴであることが確認できる。

先ほどの実例を用いますが、今から新しいお茶を販売するとして、「伊右衛門」という名前は使えるでしょうか?

使えませんよね。現在登録されている商標と同じカテゴリ(区分といいます)、今回は「茶」の「伊右衛門」で重複させることはできません。つまり商標の登録ができるということは、そのカテゴリにおいてはオリジナルのロゴ・マーク等であると間接的に確認することができます。似たようなロゴがあっては、競合に埋もれてしまうなどして、ビジネスがうまくいかないことはイメージできるでしょう。


②商標は守られている。

先ほどは登録する側の立場で考えていましたが、今回は商標を持っている立場で考えてみましょう。
商標を先に持っている立場からするとこれほど心強いことはありません。同じカテゴリに同一・類似の商標は登録できませんし、許可なく自身の商標が使われた場合は法的対応(損害賠償、差止めの請求など)ができます。仮に同一ではないが類似している場合(模倣品、模造品、偽造品)でも法的対応の対象として、商標権でもって抵抗することができます。このように商標を守る権利のことを「商標権」といいます。


③ブランド価値を高めることができる。

①・②から、「許可なく使うことはできない」というニュアンスはつかめてもらえたと思います。そうすると、流通量をコントロールできますし、質の担保もできます。CMや街中の広告にあるようなロゴ・マークなどは、あらかじめ商標登録を行って、自身のブランドを守りながら、世間に対してプロモーションを行いブランドの価値を高めていっています。

Q.ブランドの価値とは?
ブランド=高級品」というイメージを持っている方もいると思いますが、他にも意味があると考えています。例えば食品や飲料であれば、その安全性やおいしさ、日用品であれば丈夫さや安さ(コスパの良さ)、こういったポジティブなイメージを想起させることが「ブランド」の本来の役割と考えています。

まとめ

この記事を読むまでは、「商標」についてイメージを持ちにくかった方もいるかもしれません。この記事を見て、何となくわかっていただけましたでしょうか?

最後に改めて商標とは?ブランドとは?という問いに答えたいと思います。

Q:商標とは? 
A:「オリジナルである」ことが証明されており、模倣等から守られているもの

Q:ブランドとは? 
A:商標権という基盤のもと、「あの(企業/商品/サービス)だ!」と理解され、ポジティブなイメージや信頼が想起できるもの

商標については、特許庁の以下のページでも学ぶことができます。
https://www.jpo.go.jp/system/basic/trademark/index.html#01

以上、一回目:商標とは?というテーマでお話をしました!
ご覧いただきありがとうございました。

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