【Why Lecto ?】Vol.3 Lectoは普通の会社ではない。チーム戦で新しい組織の形をつくる。 瀬町 佳久
【Why Lecto?】Vol.3 はLecto株式会社で「揚げたてからあげエバンジェリスト」を務める瀬町(@karaage)(以下、からあげ)さんです。からあげさんは、Lectoの1人目の「揚げたて...
https://lecto.co.jp/news/20230720-interview-karaage
※本記事は2023/07/20のインタビュー記事の転載です。
【Why Lecto?】Vol.3 はLecto株式会社で「揚げたてからあげエバンジェリスト」を務める瀬町(@karaage)(以下、からあげ)さんです。
からあげさんは、Lectoの1人目の「揚げたてからあげエバンジェリスト」社員として、2022年3月に入社されました。
入社までの経緯、1年以上在籍してみた現状の課題などについてお伺いしました。
はい。
人材系のスタートアップで、一応エンジニアとしてジョインしました。
その会社はC向けの転職アプリを作っていたんですが
入社タイミングが、プロダクトリニューアルの時期と被ってしまったのもあって、
しばらくはディレクターをやっていました。
リニューアルが落ち着いてから、元々希望していたエンジニアに転向しまして、
そこから1年くらいはエンジニアとして働きました。
その後、とあるプロジェクトがやばい状態になってきた時に
「PdMやってくれない?」という話しをもらったのがきっかけで
1年半くらいPdMを担当していました。
最後の半年は火消しでしたね...
前職の会社は経営が傾いてしまい、事業をたたむかプロダクトを譲渡するかの二択になりました。
ですので2021年の夏くらいには、その年の11月に退職することは決定していました。
転職活動に関しては、元々「今の会社を辞めてから次の会社を探す」というつもりでいたので2021年の12月くらいから転職先を探し始めました。
色々な企業を見ている中で、前職で同僚だった林さんの紹介でLectoに出会いました。
大きくわけて3つあります。
1.職種にこだわらない働き方
前職でPdMをやっていたのもあり、最初は企業へのアピールのしやすさから、
PdMという職種で転職活動をしていたのですが、PdMにこだわりがあるわけではなく、
どちらかというと、セールス(CS)、マーケ、プロダクトと、事業に広く関われる働き方を希望していました。
最初はLectoもPdM職としてお話を聞きに行ったのですが、
話を聞いてみると「プロダクトもこれから」というようなタイミングだったので、
自分の希望する働き方ができそうだなと感じLectoに強く惹かれました。
2.toB&金融領域というターゲット
前職はtoBのプロダクトを作っていたのですが、前述の通り失敗してしまったので、
もう一度toBサービスにチャレンジしたいという思いがありました。
金融という業界に関しては、元々金融領域に興味があったわけではないのですが、
未経験領域に挑戦したいと思っていたので、「toB×未経験領域」というチャレンジングな環境も自分にとって魅力的だと感じました。
3.働きやすさ
よりチャレンジングな状態に身を置きながら、安心して働けるというところに働きやすさを感じました。
年収という条件面も個人的にありがたい条件でしたし、
職種にこだわらずに「全メンバーがプロダクトに関わるべき」という価値観や、
スタートアップなのに、スタートアップらしい「根性論」がないという企業文化もあるので、
「やりたいことはやれるし、何かを強制されることもない。働く人が安心して働ける環境が揃っているってスタートアップではめずらしい」と感じ、「働きやすそうだな」と思いました。
最初に話しを聞いた時は「まず話は聞いてみますー」くらいの軽い気持ちだったので、
まさか自分が入社するとは思ってなかったんですよ(笑)
なので、内定出たのも他社も含めて一番最後でした。
メインはビジネスサイドの業務ですね。
CS:マーケ:セールスが大体
5:3:2
くらいの割合です。
CSにはPM(PdM, PjM両方)っぽい業務も含まれますね。
セールス・CSで出てきたニーズをプロダクト仕様へフィードバックしたり
プロジェクトや機能の優先順位を開発メンバーと一緒に議論して、
それをクライアントへ説明できるように情報を整理して準備したり
あとは、、、
はい、そんな感じで色々なことに関われています(笑)
そうですね。
採用はスクリーニングや面談、採用方針を決めるMTGに参加することが多いです。
多分、面談参加が一番多いですね。ペースとしては週1〜2くらいです。
ただ、採用活動はLectoにとってのデフォルト業務みたいなものなので、担当業務という認識はないです。
Lectoでは全員が採用に関わるので、そこはもう定常業務のような感覚。
PMっぽい業務もそれに近いですね。
CSやっているとPMっぽい事は必要になってくるので、他の会社でディレクターみたいな人がやる業務は必ず付いてきます。
仕様整理などの情報整理はPdMチームが担当し、その土台をベースにみんなで議論してプロダクトマネジメントを行っています。
採用と同じようにみんなで進めている感じですね。
楽しく働かせていただいております(笑)
ただ、昔(20代)と比べると楽しさの定義が変わってきたなぁと感じます。
昔はがむしゃらにやっていたら楽しかったですし、働いていること自体が楽しかったと思います。
今は「どうやったら事業が成長するか?こうやったら事業が成長するか?」みたいな視点とかを楽しく感じます。
30代になると「自分がやったことのないこと」が段々少なくなってくるので、
やらなければいけないことに対して「こうやればできるだろうな」という過程が想像できてしまったり、
「これとこれはやらないといけない仕事だな」という思考が生まれてしまいがちです。
昔より仕事が「作業のようになってしまっていること」は、仕事を楽しく感じなくなる要因なので、
その点を意識して、ネガティブな気持ちにならないようには注意しています。
その点では、Lectoは「やりたいこと」が出来る環境なので、
展示会やマーケティングなど、今まで自分がメインでやってきたことのない仕事に取り組めるので、
自分にとっての新しいチャレンジを継続的に行うことができていて、ありがたいです。
また、Lectoはペアで作業することが多く、相談・雑談をしながら仕事をしているので、
孤独じゃないという点も良いところですね。
一人で抱え込むことは皆無ですし、話しながら作業をするとアイデアも出やすいので、仕事の進捗が良いと感じています。
ここは良くも悪くも型が決まりつつありますね。
月曜日にタスクプランニングを行うのですが、
そこで「この1週間でやること」を洗い出して、「誰がなにをやるか」を決めています。
具体的に「いつなにをやるか」は各人の判断で進めています。
ペアでやりたいものは、ペアでやりたい人から他の人に声をかけて進めているような状況です。
商談などは日程が決まっているんですが、それ以外のタスクは個人の判断でペアで作業する時間を柔軟決めています。
「こういう業務はこの人」っていうのが、最近は暗黙の了解で決まってしまいがちな傾向があって、
今はこれでいいかもしれないですが、今後Lectoっぽくなっていくような気がしていて、課題だなと思っています。
Lectoに染まりつつあるので、珍しくなくなってきたんですが(笑)
最初は、全員がフルリモート(オンライン)でバーチャルオフィスに居るのは珍しいと思いました。
それに加えて、オンラインでカメラもマイクも繋がっているのに、一言も話さないで同じ場所にいることもあるんですよ(笑)
バーチャルオフィス内の1つのエリアに5人くらいいて、
2人が話してて、他の3人は話を聞いてたり、他の仕事をしたりしながら、
とりあえずそこにいる、っていう状況が良くあります。
友人の会社の話しを聞くと、
・MTGしててもカメラもマイクもオフで、居るのか居ないのか分からない
・MTGが終わったら、サッといなくなる
っていう人が多いと聞くので、
全員が「働いている時間はオンライン」で「いつでもリアクションがとれる状態になっている」
っていうLectoの環境は、めずらしいのではないかなと思います。
あとは、マネージメントしなくていいことですね。
タスクマネジメントってする方もされる方も嫌だと思うんですが、それが発生しないもしくは比較的少ない方なんじゃないかなと思います。
多分、みんな「よしなに力」が高いと思います(笑)
メリデメがあるかもですが。
概念的なものになりますが
「フルマラソンで仕事をする」という考え方ですね。
今までは、ダッシュ10本やって休憩して、ダッシュ10本やって休憩して、
ってやってきたので常に息切れしている感じでした。
これはずっとベンチャー・スタートアップに居たからかもしれないですが
やることが常に目の前にたくさんあって、
出来ることをこなしていくけど、終わりのないゴールに向かって走っている感じでした。
部活の合宿で、監督の気が済むまでダッシュさせられるような感じです。
きついですよね(笑)
Lectoのように「まだまだ先は長いんだから、そんなに100%で走りつづけないで、70%くらいで走りながら、途中で一回休憩してバナナ食べて、スポドリ飲んでもいいんじゃない?」
みたいなことを推奨している文化のスタートアップは初めてでした。
最初は不安になるんですよね。「やらなくて大丈夫なの?」と。
ただ、Lectoで過ごすうちに、
「長距離を走ることを前提に、休憩しながら疲弊せずに進む」というのも良いなと思えました。
自分も大人になって体力が落ちたからかもしれないですが(笑)
Lectoの文化や価値観に触れることで、「もしこれで成功できるなら最高やん」と思ったんですよね。
めちゃくちゃ疲弊して成功するよりも、ちゃんと自分たちのペースで1つ1つ目標をクリアして成功する。
「痛みなくてして成長無し」とはよく言うと思うんですが「痛くない成長」があるのであれば、そっちの方が良いですよね。
今まで、自分になかった価値観や概念を自分に取り入れることが出来て、
みんなが幸せになれるようなゴールに向かっていけているのはLectoの楽しい所ですね。
事業が1つのゴールを達成する瞬間に立ち会いたい、と思っています。
上場や事業売却など結果はなんでもいいんですが、それは事業が認められた瞬間だと思うので。
Lectoの特徴的なところで「エースを作らない」という考え方があり、
1人の力ではなくて、みんなで成し遂げることを大事にしています。
よくある、「◯◯さんが入社してくれたから成功したよね」みたいなキーマンがフォーカスされている、
インタビューがあまり好きではないんですよね。
「他にも貢献した人いるでしょ」と思うので。
Lectoではみんなが等しく事業に向き合うのを推奨しているし、それに共感している人が集まっているので
ゴールを達成した時に「このメンバー(チーム・組織)で頑張ってきたよね!」って思える状況が作れると思います。
Lectoらしいチームを作るのが一番むずかしいなと思っていて
Lectoとしての理想を現実に落とし込む為のハードルは多いなと思っています。
文化や価値観をチームで体現できていない状況に、
忙しさを言い訳に目を背け始めてしまっている部分もちょっと増え始めていると思います。
綺麗事や理想だけでは上手く行かない部分もあると思うんですが、
Lectoは綺麗事や理想を大事にしている組織なので、もっとこだわらないといけないなと思っています。
売上などの会社として大事な数字に向き合うのと同時に、
価値観・文化として大事にしている部分にも向き合っていきたいですね。
社外にも社内でも「合意形成」を大事にしています。
何を誰がいつどこまでやる、みたいなところは初めから決めておきたいタイプです。
曖昧にしておくことで良くなることもあるのでケースバイケースですが、どちらかというと最初に役割などを明確にしておきたいタイプです。
「意見を正面からぶつけてくれる人」ですね。
それがたとえ悪口であっても。
正面からぶつけてくれるということは、それだけ関係性が構築できていると思っています。
個人的に小さい組織内のメンバーとは、「この人にこれを言ったら関係が壊れるかも」と思われる関係性ではいたくないです。
「言ったほうが良い関係を築ける」と思ってもらえているということは、
「その人をあきらめていない」ということではないかと思うので、そういう関係性でいたいですね。
言いたいことは言ってもらったほうが、自分も成長できるますし、相手のことも理解できます。
2つあります。
1. 前職(現職)で孤立してしまったと感じている方
例えば、
自分だけやる気が合って、周りがついて来てくれなかった方とか
自分で抱え込んでパンクしてしまった方とか
どちらも本当はチームで働きたいという潜在意識を持っている方だと思うので、それが満たされる環境がLectoにはあると思います。
2. 新しい組織の形をつくりたいと思っている方
例えばですが、2023年7月現在、Lectoには評価制度がありませんが、これを作るのはすごく難しいことだと思っています。
他にも、属人化を防ぐ為にチームメンバーをローテーションするような事もやっていますが、これもこれでスムーズにはいかないハードルが多々あります。
そういった、沢山のハードルを越えて、今までの組織の形に囚われない働き方をしたい方はLectoで実現できるのではないかと思います。
からあげさん、ありがとうございました!