こんにちは! 私たちチームは今、行き場を失った地方の空き家に再び命を吹き込む一棟貸別荘ブランド『SHELTER.』を展開しています。
今回は、なぜ私たちがこのプロジェクトに挑むのか。その背景にある深刻な社会問題と、私たちが信じている「古いものの真価」についてお話しします。
知っていますか?空き家が「九州」の広さを超えている事実
日本の空き家面積は、現在すでに約410万ヘクタールに達しています。これは九州地方の面積(約367万ヘクタール)を上回る規模です。 さらに、2040年には北海道本島の面積(720万ha)に迫る勢いで拡大すると予測されています。
地方の空き家は、解体して更地にするだけでも多額の費用がかかり、所有者様が「どうすればいいか分からない」と立ち止まってしまうケースが非常に多いのが現状です。私たちは、この「置いてけぼり」になった日本の社会課題に正面から向き合うべく、このプロジェクトを立ち上げました。
「古い=価値がない」という常識を疑う。ワインのように熟成する価値とは
「住む」には不便かもしれない。駅からも遠いかもしれない。
でも、その「不便」の裏側には、都会にはない手つかずの自然や文化が眠っています。
私たちは、目的を「住む」から「楽しむ・思い出を創る」へと視点をガラッと変えることにしました。
- 「不便」の裏側には、都会には決してない手つかずの大自然や、その土地固有の文化が眠っています。
- 「古さ」の裏側には、新しいタワーマンションには逆立ちしても真似できない、歴史という名の「味わい」があります。
1300年もの間、風雪に耐えて建ち続ける法隆寺が示す通り、日本の伝統的な建築技術は驚くほど強靭です。
1300年倒れない法隆寺
私たちが手掛ける物件も、調査をすると、前所有者様が大切にメンテナンスしてきた証、そして、日本の職人の技術が物語る立派な柱や土台が現れます。この「人の想い」と「時の集積」こそが、唯一無二の価値を生むのです。
「古いから価値がない」と決めつけて壊してしまうのではなく、ワインのように熟成された価値を、ストーリーとして紡ぎ直していく。それがSHELTER.のコンセプトです。
築30年以上の古民家の魅力を活かした土間スペース
既存のお庭を活かした日本庭園
本能を呼び覚ます「SHELTER.」の設計思想
ブランド名である『SHELTER.(シェルター)』には、私たちの深い祈りが込められています。
現代社会は、情報と喧騒に溢れ、多くの人が息苦しさを感じています。そんな日常から人々を隔離し、保護する場所でありたい。大自然の中で「ほっ」とするのは、人間のDNAに刻まれた本能的な反応であり、癒やしの効果が科学的に証明されているのです。
私たちは焚き火を囲んだり、自然の中に身をゆだねる体験を通じて、ゲストの「本能を解き放つ」をミッションに掲げています。
その一つの答えとして創られのが千葉の絶景ポツンと一軒家。
「大自然のプラネタリウム」を誇る SHELTER.君津
高台にポツンと佇むその場所の目の前には、四季を映し出すパノラマのような田園が広がっています。
SHELTER.君津に広がる展望
秋には見事な稲穂が揺れる
春の田植え、夏の深緑、秋の黄金色の稲穂、冬の静寂。
日本の原風景を五感で味わうことができる、絶景ロケーションです。
さらに、ここには夜空を邪魔する街灯が一切ありません。降り注ぐような満天の星空を、天井吹き抜けのサウナから眺める。都会の喧騒を走り抜けるビジネスパーソンにこの星が降りそそぐ「自然のプラネタリウム」の中で心と体を整えてほしい。そんな想いをカタチにしました。
「空き家に命を吹き込む」挑戦に、終わりはありません
一見、誰にも見向きされないただの空き家。 しかし、見方を変え、想像力を働かせれば、そこは誰かにとっての「大切な場所」に変わります。
地域や物件の特徴を捉え、どう活かしていくか。この0から1を創り出すプロセスは、困難も多いですが、それ以上に大きな感動があります。
「何をやるかより、誰とやるか」。 この大きな社会課題に、私たちと一緒に誠実に向き合ってくれる仲間を待っています。
普段は和モダンofficeでデスクワーク中心となります。