社長と開発部シニアマネージャーとリーダーが考える、NTTデータ・ビズインテグラル
ビズインテグラルってどんな会社ですか?
代表取締役社長 田中 宏治(中央)
プランニング&ディベロップメント部 シニアマネージャ 真瀬 陽子(左)
プランニング&ディベロップメント部 リーダー 飯塚 翔行(右)
※敬称略
社員のアイデアを引出し、その実現をサポート。理念や事業方針も全員で考えた
田中:
社是・社訓にあたる、当社の『ミッション・ビジョン・バリュー』(https://corp.biz-integral.com/company/)は、実は社員全員で考え形にしたものです。一般的には社長や経営陣が考えるものだと思いますが、『会社のトップから一方的に押し付けるようなものにしたくない』という考えもあり、皆で意見を出し合いました。
形になるまで数ヶ月と、時間・労力はかかりましたが、社員全員で自社の事業や組織についてとことん考えたことはとても良い経験になりました。私はバリューの一つである、『自分たちが笑顔になるため、仲間である社員やその家族を笑顔にしよう』という言葉が一番のお気に入りです。
他社にはない独自のプロダクトを企画開発している企業ですから、自分たちで優れたアイデアを出し、それを実現していくことが大切です。社員からできるだけ多くの意見や提案が出てくるよう、発言しやすい環境づくりを重視しています。例えば、製品の企画や開発に向けて『最新のテクノロジーやツールを活用したい』という若手社員の希望があれば、そのための情報収集や研究活動を止めることはありません。『勉強のために出たいセミナーや講習がある』という人には参加を奨励しています。
真瀬:
日々のコミュニケーションでは、社内にオープンチャットがあり、『今こういった技術が注目されている』『社内でも活用できるかもしれない』といった情報やアイデアが自由に飛び交っています。そのチャットを見て、『なるほど、うちのチームでもそうしようか』と盛り上がったりもします。雑談からはじまり、それが企画になったりすることもよくあります。
飯塚:
『開発に役立つ新しいソフトウェアを導入したい』とか、そういった前向きなアイデアは歓迎され、話も通りやすいです。自分が提案し新たに導入した開発の手法やツールなどが、のちに社内でモデルになったりすると嬉しいですね。フリーアドレスを導入したラウンジスタイルのオフィス(写真参照)も、実は社員の発案がもとになり実現したものです。
企業経営のインフラとなるシステムを、自分たちで創り上げ、進化させていく。
田中:
仕事における私の基本的な考えは『権限移譲』です。社会人になれば、人生の半分以上を仕事に使うわけですから、仕事が面白くなれば人生も面白くない。上から言われたことをやっているだけではつまらないし、アイデアも出にくくなり良い製品もつくれないと思います。
私自身が若い頃から上司や先輩に一定の自由度を与えられ育てられたこともあり、自分の意思で仕事を進める楽しさを知りました。社員にも基本的には『失敗しても良いので「自分事として考え」』やってほしいと思っています。上の人間が『こうしたら?』と言ったら、それは『そうしろ』という命令にとられてしまうこともあるため、『あえて言わない』ことも大切にしています。
真瀬:
既存のプロダクトに満足することなく、もっと良い製品にするにはどうずれば良いか、私たちには常に更なる改善が求められます。そのために重要なのが社員の主体性です。
「自分はこうしたい」「こうしたほうがよいと思う」「これをやってみたい」といった自発的な提案や挑戦を促す雰囲気や環境づくりをしています。
飯塚:
当社の仕事は『お客さまから要望されたシステムをつくって終わり』では決してありません。自分たちで製品を企画し、それを開発して形にし、試験を経て世に送り出す。開発後も継続的に保守を行い、更なる改善を行います。いわば一から十まで自社で行うため、特定の業務だけでなく、様々な経験を積むことができます。
また、大きなシステム開発の一部だけを担当するのではなく、全体を把握しながら仕事ができるため、『モノづくり』のやりがいを感じられる点も魅力です。
当社のシステム開発は個人作業ではなく、チームワークで進めていきます。仲間とコミュニケーションをとりながら、皆で価値ある製品を創り上げていく喜びや達成感もあります。設立十数年のまだ若い会社で、社員も70名程度という組織だからこそ、若いうちから大切な仕事やミッションを与えられて活躍できるというのも特長。
やらなきゃいけないことも多いですが、むしろそれをプラスに捉え、楽しめる環境です。