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プロデューサーと脚本・演出家が語る、演劇業界で働くこと

※2021年の弊社オウンドメディアの掲載記事となります。「千秋楽まで無事に興行できる――これは奇跡」プロデューサーと脚本・演出家が語る、演劇業界で働くこと数々の舞台作品を制作してきた株式会社ILLUMINUS。興行が難しいこの時期にあっても、さまざまな媒体でコンテンツを生み出している。そんなILLUMINUSの代表取締役でプロデューサーの小宮山薫と、多くの作品で脚本・演出を手掛ける吉田武寛。2人に演劇業界で働くことについて話を伺った。観客の心を動かす感動体験をどのように生み出しているのだろうか。取材・文:春日康徳舞台からイベント興行、映像、2.5次元作品など。ILLUMINUSが手掛けて...

スポットライトが灯るまで

 晴れやかな舞台装置、色とりどりに照らされる明かり、刺激的な音楽、魅力的な俳優たち──。舞台作品を形づくるさまざまなセクションのなかで、「制作」というポジションが日の目を浴びることは少ない。数多くの作品を精力的に発信し続けるILLUMINUSにおいても、彼ら自身が脚光を浴びることは稀だ。このコラムでは彼ら制作者の仕事を紹介するとともに、「制作」という業務の持つ奥深い魅力について探っていこうと思う。ビジュアルのプランニングから稽古場の清掃まで。多岐にわたる「制作」という仕事 この記事を読む方は舞台作品の「制作」という言葉を聞いて、まず最初になにを思い浮かべるだろうか。実際の業務内容は予算管...