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【入社エントリ】流浪の派遣時代を経てみんなの守護神になったエンジニアの話

こんにちは!
Smart相談室 CS 兼 広報の 温井美里(ぬっく)です!

今回はSmart相談室でQAとして活躍する茂木さんに、転職の経緯や業務内容、Smart相談室のカルチャーについて赤裸々に語ってもらいました!
インタビュアーは人事/広報/カウンセラー事務局のまゆこさんです!

▶︎茂木康夫|Yasuo Moteki
仕事:QAエンジニア
趣味:バイク, 車, 昔のマンガ, 体重測定

―これまでのキャリアとSmart相談室にジョインした理由

エンジニアになる前のバックグラウンド

実は大学時代、まったく就職活動をしていませんでした(笑)
いつ何をしたら良いのか、どこに会社訪問したら良いのかなど、イメージが湧かなかったんです。

でも働かなくてはいけないので、趣味と実益を兼ねてバイク便を始めました。
この仕事は個人事業主としてやっていたので補助もなく、歩合制で固定給もなく、あるとき(バイク便の仕事は捕まることが多いのですが、)あと1回捕まると免許停止になりそうというところまでいってしまったりと、不安定な生活をしていました。
そんな中、夏の集中豪雨に遭遇して膝〜腰くらいまで水に浸かる状態でバイクを走らせていた日があり、そのときに「屋根のある所で働きたいな〜」と思い漠然と転職を考えるようになったんです。

当時SNSなどまだなかったのですが、インターネット上のチャットを介して人と話したりするのが楽しくて、「パソコンを使う仕事ができたらいいな」と思ったのがエンジニアを志したきっかけです。


未経験エンジニアとしてのキャリア形成

求人サイトを見ていたとき、26歳まで未経験でプログラマーを採用してくれる求人を見つけたんです。
大学も文系で情報処置の勉強もしたことはなかったのですがweb系の仕事がしてみたくて、応募したら採用してもらえることになりました。

500名規模の会社で、様々なプロジェクトに派遣されそこで常駐するような形で仕事をしていました。派遣先は大手企業が多かったです。
最初に配属されたところは組み込み系の開発部署で、携帯電話のアドレス帳やプロフィールを構築するような仕事をしていました。

完全な未経験からの参入で、研修期間は2ヶ月間あったのですが講義があったわけではなく、『独習C』という分厚い教科書のようなものを渡されて、自習して独学で知識を身につけました(笑)
たまに簡単なテストがあって、それで配属先を決められた形でしたね。

ジョークを言い合ったりとチームの雰囲気は悪くはなかったのですが、未経験から入ったこともあって給与が少ないことがこのときは辛かったです…。
最終的には、同期もどんどん少なくなっていって自分も転職することにしたのですが、この会社で社会人やエンジニアとしての基礎は学べたと思います。


QAとしての道のり

入社2〜3年目くらいから転職活動をしていたのですがなかなか決まらず、面接官に「もうちょっと早く転職活動してたらな〜」と言われることもありました…。
でも「組み込み系の開発以外もやりたい」という思いから別のソフトウェア会社を受け、そこでまた派遣として働けることになりました。
ただ、その会社は情報伝達がスムーズではなく、下まで情報が下りてこないことが多々あって業務が逼迫することも多くて…。
それが辛かったのもありますが、ちょうどその頃にリーマンショックがあり、派遣先が決まらなくなってしまったんですよね。
給与は何割か支払われるけど先行きが見えないという状況になり、結果、また転職活動を始めたんです。

このときにはもう開発に疲れてしまった自分がいたのですが、今からガラッと職種を変えるのも難しいと思い、「テスターの仕事なら胃が痛くなることもないんじゃないか?」という考えからテスターとしての転職を狙いました。
結果、某会社で派遣社員として採用してもらえました。

そこには「開発経験があり、ソフトウェアの内部を分かった上でのテストができます」と自分をアピールしていたので、ただリストに沿ってテストするだけではなくテストケースを作ったりと、本格的にQAとして動くようになっていきました。
それが何年か続き、その後にハードウェアのテストを行う会社にお世話になったのですが、そこでは「何をテストするのか?」「今何が必要か?」「時間も人もないときに、何を重視して何をやって何を切り捨てなくてはいけないのか?」など、QAに関する学や技術を教わって、QAとしての意識が芽生えたんです。
そこでQAという仕事はただテストするだけじゃないということを学びましたね。

そろそろ正社員で働きたいと思って次に転職した会社がSmart相談室にジョインする前の会社なのですが、そこはエンジニアが優秀で自分自身がそこについていく必要があり、優秀な人と仕事をすることの大変さを味わったりもしました。
でもチームの雰囲気も良くて何の不満もなくて、当初は定年までその会社で働く気でいましたね


Smart相談室へジョインしたきっかけ

その会社で一緒に働いていた、わたるさんから声をかけてもらったんです。
(※わたるさんの入社エントリはこちら!↓)

【エンジニア 佐藤が語る、私の仕事】自分が開発したものに対するダイレクトな反応に、やりがいを感じます | 株式会社Smart相談室
こんにちは!Smart相談室の伊禮です。 今回はSmart相談室1人目の正社員として入社したエンジニアリーダー佐藤さんに、普段の業務内容やSmart相談室のカルチャーについて語ってもらいました! 佐藤 : ...
https://www.wantedly.com/companies/company_9287071/post_articles/418438?utm_source=t.co&utm_medium=share&lang=ja

シンプルに、「一緒に働きません?」と聞かれて、自分の経歴だと、人から誘われるようなことがほとんどないのでとても嬉しかったのを覚えています。
前職には不満はなかったのですが、「せっかく自分に声をかけてくれたんだから、期待に応えたい!」と思ってSmart相談室にジョインする決断をしました。

また、新しい環境で自分1人しかQAがいない環境に行けば、力試しにもなると思いましたし、自分の力でどこまでできるのか試したくなったんです。
実際、Smart相談室に誘われたときに「この年齢で今からスタートアップに行くの危ないかな?」とプライベートで同級生に相談をしたのですが、「まだもう一花くらい咲かせられるんじゃない?」と言われ、だったら挑戦してみよう!と。

―Smart相談室にジョインしてから

現在は、どんな業務をされてますか?

QAとして働いていますが、一般企業の感覚で言うと出荷のチェックや品質のチェックというイメージになるかと思います。今自分がやっていることは主に以下のような仕事です。
・リリース前のチェック
・何を許容して何を見過ごさないかの判断
・上流工程から意見を出して不具合の芽を摘んでいく

テストを行うにしても、現実的に何でもかんでもテストできるわけではないので、何を重点的にテストして何を許容して何を見過ごさないかの判断が重要になってきます。
このような仕事をしていると仕様に詳しくなるので、複数機能をまたがって「ここは影響が出るかもしれませんね」などとQA目線での意見出しを行えています。

上流のほうで問題を把握しておけば、例えばリリース間際になってから問題が見つかって大慌て、なんてことが少なくなるんですよね。
なので早い段階から、問題がないか口を出していくのが最近のQAのトレンドになっていたりします。

入社して5ヶ月経っての感想は?

今は目の前のことを精一杯やっているという感じでまだ振り返れていないのですが、やるべきことは最低限やれているのかなと思っています。

実はこれまでは仕事に対して「辛い」と思うことが多くて、まぁ就職活動しなかったことが回り回って20数年間の苦労に繋がったと思うのですが、今は幸せです

仕事に不満がないと、生きていく上での悩み事の大きな塊が1つなくなるイメージがあるんですよね。
仕事の悩みって普段の生活にも重りになってしまいますし、そういうのがないのはとても楽です。
あの上司の顔を見たくない〜とかないですし、今は1on1で何話そうかな〜とか前向きに考えられています。


Smart相談室の職場環境、開発環境、働きやすさは?

仕事の量的なところで大変な部分はありますが、「仕事が辛いな」「人間関係が嫌だな」と思うことがなくなりました
エンジニアが顔見知りばかりだったのでコミュニケーションコストが低かったというのもありますが、実際入ってみると、Smart相談室に合う方しか採用をしていないので業務委託の方であっても同じマインドで仕事をされていて、話しかけやすく相談しやすい方ばかりでやりやすいです。

また、スタートアップというこの規模だからこそ、関係者が少なくスピード感を持って仕事ができる(待たなくて良い)こともやりやすいです。
以前までは大きめの会社にいたのでビジネス側の方々もすごく遠く感じていたのですが、今はSlackを見ていると誰が何をやっているかがほとんど分かるので、ビジネス側の方々からの質問にも(自分がメンションされていなくても)出しゃばって答えちゃったりしています(笑)
以前の「自分の役割だけをこなそう」というマインドではなく、「ちょっと出しゃばって自分にできることをもっとやりたい」というマインドで働けています。

どんな人と働きたいですか?

QAとしてのポテンシャルという意味では、「違和感があったらとりあえず口する、相談してみる」ことができる人です。
「これちょっと違和感あるけどまぁ気にするほどでもないかな〜」と思って放っておいて、後から問題が起こって大元はここだった…!ということもあったりするんですよ。
ささいな違和感ってみんな忙しい中だと放置しがちになっちゃうと思うのですが、「ささいな違和感に気づくこと」と、「図々しく相談できる」ところは大事な要素だと思います。
あとは「想像力のある人」でしょうか…。
企業フェーズや事業の目的を理解した上で、今何が必要なのかを柔軟に判断できる人はQAとしてのポテンシャルがあるなと思います。

その他の要素でいうと、「対話ができる人」が良いですね…!
ちゃんと相手の話を聞いて自分の意見を聞ける人、AかBか聞いたら、「これはCって問題がありまして〜」とかではなくてAかBで答えられる人がいいです。


仕事をする上で心がけていることは?

QAの仕事って、「ミスを指摘する」仕事なんですよね。
なので日頃のコミュニケーションの中で、いかにして相談しやすい雰囲気をつくるか、などは心がけています。

例えば「ここはNGです」とだけ伝えると角が立つけど、「他は全部動いてるんですけど、ここだけ!ここだけちょっと再確認お願いしても良いですか?」というふうにお願いすると受け取り側も嫌な気はしないかなと。

実はQAの仕事は単純にテストをするのではなく、提案したり相談したり多くのコミュニケーションが必要で、しかも受け身のコミュニケーションではなくて自ら発信していくようなコミュニケーションが必要なんです。

正直今いるメンバーは元々顔見知りが多いのでそこまで気にしなくても良いのですが、これから入ってきてくれる方々にも気持ちよく働いてほしいなと思っているので、引き続き心がけていきたいなと思っています。

ー思い描く、これからの未来

今後のキャリア目標は?

これまであまりキャリアのことは考えないでここまできてしまったのですが、5年後、10年後を考えると、今の年齢だと自分も定年後のことを考えなくてはならなくなる年齢です。

基本的には管理職としての出世コースとプレイヤー(スペシャリスト)としての出世コースがあると思うのですが、自分は先任担当者なのでおそらく管理職になるだろうと思っていて、そうなったら、QAの働きやすいチームづくりに貢献したいなと思っています。
例えば目的を見失って、余計な指標をつくってそれに苦しむようなことはしたくないな、とか…。
でもゆくゆくは、チームの管理は優秀な人に任せて、自分はドメイン知識たっぷりなスペシャリストになりたいなとも思っています。

編集後記

茂木さんは、何でも話を聞いてくれそうな相談しやすいみんなのパパ!という雰囲気をお持ちなので、ビジネスサイドの人間としてもいつも救われています。
それでいてユニークな方なので、とっても魅力的なお人柄だな〜と、普段一緒にお仕事をしている中でも思っていました。

なので今回のインタビューで「ミスを指摘するQAという仕事だからこそ、日頃のコミュニケーションは気をつけている」という発言にはとても納得感がありました!
もしかすると、派遣という形で様々な企業さんで多くの方々とコミュニケーションをとる経験を積まれてきたことが、今の人間関係構築力の高さにも繋がっているのかも!?と思ったり…。

こんな茂木さんだからこそ、きっと更に働きやすい、それこそ何でも相談できるQAチームをつくってくださるのだろうなと期待しています!

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