9月5日(土)、青空の下、福島県双葉郡大熊町役場前ひろばで、「なつ祭りinおおくま2026」が盛大に開催されました。
主催はおおくままちまちづくり公社。
地元企業やキッチンカーなど、過去最多の39店舗に加え、消防や自衛隊、郵便局などの「はたらくクルマコーナー」も併設。15時の開会式を待たずに、各店舗には多くの人が詰めかけ、射撃や輪投げ、金魚すくいを楽しむ子供たちの笑顔がひろがっていました。
ひろば中央には櫓が組まれ、開会式のあと、勢いのある「いわきおどり」からはじまり、お面にほっかぶり姿のユーモラスな「たにしおどり」、そして、各行政区による「仮装盆踊り」と続き、時間が経つにつれ、おどりの輪が広がり、子供たちが奏でるまつり囃子にもいっそう力が入っていました。
TPTの出店ブースでは四足歩行ロボット(SPOT)の操作体験が行われ、テレビゲームに慣れ親しんでいる子供たちは、コントローラーを手に、SPOTを思い思いに操っていました。
実際に操作を体験した参加者からは、
「自分で動かせて楽しかった」
「難しかったけどまたやってみたい。」
「ロボットが扉を開けるところが凄かった。」
といった声が寄せられました。
また、付き添いの方々からは、
「子供が大きくなる頃にはロボット操作は当たり前の時代になる
と思うので今日、操作体験できたことは子供にとって良かった
と思います。」
「上手く操作できた事に驚いたが、ロボットのコントローラーが
家のゲーム機のものと同じなので操作できたんだと思う。」
といった声や将来に向けた期待も寄せられました。
ひろばにも仮装したSPOTが歩き回り、子供たちと挨拶したり、遊んだり、大熊町のキャラクター「まあちゃん」、いわきFCマスコットキャラクターの「ハーマー&ドリー」とともに、会場で人気を集めていました。
会場が暗闇に包まれ、虫の声が聞こえはじめた頃、夜空に大輪の花火が続けざまに打ち上げられ、観衆からは歓声と惜しみない拍手が湧き起こり、今年のなつ祭りはフィナーレを迎えました。
来場者数は3,000人にのぼり、昨年を大きく上回りました。震災後に開催されたイベントとしては、過去最大規模となりました。大熊町の吉田町長が、子どもたちの楽しそうな様子を感慨深げに見守る姿も印象的でした。多くの笑顔に包まれた、夏の一日となりました。
震災と原子力事故から15年。歩みを進める大熊町にも人々が集い、笑顔を交わす場が生まれています。TPTはこれからも、地域に寄り添いながら、復興と廃炉に取り組んでまいります。