真っ黒の蟻地獄から抜け出すには
あなたは、“リブート”という言葉を聞いたことはありますか?
リブートは、日本語で言うと“再起動”という言葉にあたります。もとはコンピュータ用語であるこの言葉は、「再びスイッチを入れなおす」という意味を持っています。
この世の中で生きていくにあたって、誰しもが停滞期を経験することがあります。今この記事を読んでくれているあなたも、大きな壁にぶつかってしまったことがあるのではないでしょうか。
壁の影に自分自身が覆われてしまうと、目の前が真っ黒になってしまうものです。このブランクから抜け出せる気がしない。この壁は絶対に乗り越えられない。まるで蟻地獄のような負のスパイラルから、もがけどもがけど抜け出せなくなってしまう。
そんな時こそ“リブート”しよう!!!!!
リブートは、一度電源をOFFにしてから再びONにし直すこと。いったん自分の電源をOFFにして、自分自身を見つめなおしてみましょう。うまくいってないということは、必ずどこかに改善点が存在しているはずです。
一度、自分自身や遂行中のタスクを客観視してみましょう。距離を置いて、全体を観察してみるのです。そうすると、今まで見えなかった全体像や問題点が次々と見えてくるはずです。ジグソーパズルは1ピースだけ見ていても、完成後の美しいイラストを見ることはできません。離れてみることで、初めて今まで知らなかった姿に気付けるのです。
だけど、距離を置いて客観視することって難しそう。目の前にそびえる大きな壁で視界が遮られてしまう。じゃあどうすれば客観視できるんだ?どうすればリブートできるんだ!?
そんなあなたに、ひとつ僕や他のメンバーが最近実践していることを紹介します。ズバリ、今の自分の状態を形に残すことです。媒体は何でもOK、とにかく昔の自分を形のまま保存するようにしています。いくつか例を挙げてみましょう。
- ルーズリーフに今の考えを書きなぐってみる
- 友人との会話や議論の場など、自分の意見を言う機会があったら録音してみる
- 今考える将来のプランやあこがれる姿をメモでまとめてみる
- 改善したい自分の動作や姿を、写真やビデオで撮ってみる
友人とのツーショットや集合写真に写る自分を見て、「うわあ顔丸くなってる...」だとか「今の髪型、前のより自分に合ってるじゃん!」みたいに、今まで思っていた自分とは違う自分が写っていることがきっとあったと思います。まさにこれ!これこそが客観視!思ってるほど難しいことじゃないんですよ、コレ。気づかぬうちに勝手にしてるくらいなんだから、一度意識してみれば読者のあなたも必ずできる!
蟻地獄は、無理にもがけばもがくほど足をとられて沈んでいく。いったん止まろう。止まることは悪じゃない。止まってる時こそ一番落ち着いて客観視することができるのです。そして問題点とその改善策が見つかったら、あとはそれをやるだけ!ただ、やるだけ!
「何をすべきかわからない」「何をしてももうダメだ」「好転する未来が見えない」そんな時こそ!リブートしよう!誰にでもできる、蟻地獄から抜け出す唯一無二の手段こそが、リブートなのです。