エンジニアとしてこれまで
大学院では情報工学とPBL(Project Based Learning)でチーム開発を学びました。修了時にこれから何をしていくか?を考えたときに、修士時代の経験から自分で考えたものを作って売れる人間になりたい、そのためにはプログラミングスキルが不足していたので、ちゃんと実装してエンジニアとしての経験を積みたいと考え、それを実行でき、経営者やビジネスモデルが魅力的な不動産会社向けクラウドサービスを開発する会社に就職しました。
エンジニアとして入社してからは時間が経つのを忘れるくらいひたすらプログラミングをして、3,4年後にはプロジェクトマネージャー(PM)を任され全行程に関わり数千万円ほどのプロジェクト開発を毎年数件行って経験を積みました。その後、新規事業の開発部長として、スクラムや新しいWeb技術などを採用してプロダクトマネジメント(PdM)を行ってきました。ユーザーが増え売上が伸びるようになり、複数の新規プロダクトを統括する本部長を拝命しました。
新しいプロダクトを立ち上げること、そしてそれをグロースさせデータや利用実績が増えて行くことはとても面白かったですし、直接、顧客やユーザーの声を聞けるのがやりがいに繋がっていましたね。本部長として役割も大きく経営と近い距離でビジネスのダイナミックさを感じたり、プロダクトとメンバーの成長を感じられることもやりがいでした。
(写真中央の緑のセーターがエンジニア時代の糸山。夜中まで議論しながら開発に取り組むことも。)
学校一のお祭り男、森井からのSOSでキャリアは一転
そんな中、なんでもドラフトCEOの森井から連絡をもらいました。もともと森井とは高校時代の同級生で、社会人になっても森井の企画するピッチイベントに登壇したり、フットサル大会に出たりして、集まった時に「友達と一緒に仕事したいなー!」なんてお互いに言っていましたが、まさかこんな形で実現するなんて思ってもいませんでした。
森井がアメリカで働いていた数年間はあまり連絡を取っていませんでしたが、日本に戻って起業したことはFacebookや友人の話で知っており、最初のプロダクトのβ版も密かに触っていましたが、はじめて触った時には面白さよりも、UIUXやプロダクトの観点で何かもったいないな...という印象を受けていました。まさにその点が、なんドラの悩みであり森井から僕への相談でした。経営者や投資家の魅力、ビジョン/ミッションや提携の企画力など良いものがあり、ここに私のこれまでの経験を活用して良いプロダクト開発をすればもっと楽しい未来が拓けるのではと思い転職を考えました。
僕が考える、なんドラの魅力とは?
「なんドラ」では活躍を予想したチームや選手を選ぶことで「理想のデータ」を集め、チームや選手の活躍に応じた「現実のデータ」を扱って遊びを提供しています。テレビやインターネットで見ることができるのは多くの場合は結果、つまり「現実のデータ」です。
でも、スポーツやエンタメはリアルタイムだからこそ、そこに熱狂が起こり、選手の活躍や勝敗に一喜一憂することができるはずです。海外でもあるように「なんドラ」を使い「理想のデータ」を持って観戦すると、いつもと違った角度で応援して楽しむことができる。この体験を多くの人に知ってもらいたいですし、「理想のデータ」は、ファンだけではなく、チームやリーグさらにはそのスポンサーにとっても非常に有用なデータになると考えています。(まだまだこれ以外にも色々アイデアはありますが)
個人個人でスマホでデータを見て時間を消費する世界から、青春時代にみんなで同時に一つのことに熱中したようなあの感覚や体験をプロダクトを通して実現していきたいです。
なんでもドラフトの仕事とエンタメが融合したワークライフ
なんでもドラフトにプロダクト開発責任者としてジョインし、エンジニアやデザイナーを含めた体制の構築から取り掛かりました。提携先の協会やスポーツチーム、テレビ局などのリクエストにスピーディーに応えながら、ユーザーに新しい熱狂&面白い体験を提供できるように日々アップデートを行っています。
オフィスで作業をしていると、1日に何度か森井が大モニターを見ながら日本時間の朝やランチ時にやっているメジャーリーグやNBAを見ながら盛り上がっています笑。スポーツの感動を共感したいという理念をまず社内で体現しているのが面白いですし、元々そんなにスポーツを見ていなかった僕も、色んなスポーツに興味を持つようになりました。在宅やリモートも自由ですし、前職までとは違って決まった時間を基準にして働くという考え方ではないところも今の自分に合っていて楽しい環境です。
(近くの公園でブリトーを頬張る!!学生のノリで真剣に議論しプロダクトを開発する!)
どんな人と働きたい?
エンジニアの観点から言うと、スポーツやエンタメ、そしてもちろんテックが好きな方と一緒に働きたいですね。プロスポーツでは実は細かに取られている各種データ(Stats)やその分析を面白いと思える人は是非一緒に働きたいです。同じスポーツやエンタメを見ているのに、ストーリや様々な切り口のデータを知っていると、より楽しめるんです。スポーツやエンタメを自分も楽しみたいし、周りの人も楽しませたい、そんな方であれば、最高のパフォーマンスが出せると思います。また、スタートアップで自由を重んじる環境だからこそ、責任を持ち合わせている人と一緒に働きたいです!
(追伸) 面白い親父になりたい
子供が3人いて前職は上場企業の本部長だったのでかなり安定している状態。そんな中でのキャリアチェンジに周りからは「なんで?」と良く言われます。今回の挑戦の最大の決め手になったのは、面白い親父になるのが僕の夢だから。僕の考える面白い親父は、色んな経験をして色んな引き出しがある人。その強い想いが、プロダクト開発中のスタートアップに飛び込む後押しをしました。
まだまだ熱狂を生むような面白いアイデアは沢山あるので、早く実現させていきたいですね!なんドラを良いプロダクトにして、たくさんの人に熱狂を届けることが面白い親父への第一歩です!