成果と本質にこだわり、サックルのクリエイティブを成長へ導くディレクター川崎

体育系の大学出身の川崎。
未経験でアパレル系の会社へ入社し、デザインアシスタントの経験を積み、フリーランスやエンターテインメント業界を経て、サックルへ。

入社7年目を迎え、デザイン部ディレクターとして責任者を担い、チームを牽引している。サックルのムードメーカーでもある川崎が、サックルのデザインチームについて語ります。

【プロフィール】
・クリエティブディレクター／2017年5月入社
・デザイナー歴は13年で、現在はフロントに立ち要件定義、スケジュール管理、UI/UXデザインを担当
・自身のアパレルブランドも運営
・趣味はバイク・ゴルフ・スケボー。最近のマイブームはキャンプ

個性を活かせる仕事＝クリエイティブの世界へ

■体育大学出身からデザイナーを目指したきっかけ■

素直に「デザイナー」の響きがカッコイイからというのが、私がデザイナーを目指したきっかけでしたね。スーツを着て電車に揺られながら通勤して仕事をするよりも、好きな服を着て、好きな髪型で自分のモチベーションが上がるスタイルで仕事をする方が自分には合っていると思っていたからです。

私は高校卒業後、体育系の大学へ進学していたので、デザインとはかけ離れたことを学んでいました。

大学生時代、ジミ・ヘンドリックスというギターリストが好きで、個性的なファッションへの憧れを持ったことがきっかけでした。当時、柄シャツに柄ベストを着たり、結構派手な服装でしたね。
憧れもあり、アメリカのカリフォルニア州サンディエゴへ1ヶ月くらい留学したことがあって、街を歩いてたら、突然現地の方に声をかけられたのです。
「君のかけているサングラスはどこで買ったんだ？」とフランクな感じで声かけられて、今思えば、ちょっと怖いなって思う節もありますが、こんな陽気な雰囲気も良いものは良いと自由に言える文化がいいなと感じたんですよね。

日本ではあまり体験することのないエピソードですが、世界には色んな方がいて、色んな個性を持っているからこそ、壁をつくらずやりたいことを自由にできるって素晴らしいなと思えた出来事でした。
自分の個性を殺してしまうのではなく、活かす事を仕事にしたいと思ってクリエイティブの仕事を目指したいとより強く思えた出来事でしたね。

■デザイナーとしてサックルへ入社した理由

大学卒業後、新卒でアパレルデザイン会社に入社し、TシャツのデザインやPOP、カタログ制作を中心に２年くらい勤めていました。楽しかったのですが、なかなか休みが取れる環境ではなかったので、一時期フリーランスで働いたこともありましたね。

当時はデザイナーとして駆け出しだったこともあり、フリーランスの仕事だけで食べていくのは正直厳しかったです。そんなフリーランス時代を経て、今後Webにも挑戦してみたいと思っていたので、職業訓練校へHTMLやCSSのコーディングを学びに6ヶ月くらい通いました。

元々デザイン経験があったので、当時私が通っていた職業訓練校のサブ講師に抜擢され、デザイン制作をしながら、講師としても6ヶ月くらい経験させてもらいました。
その後、エンタメ系サイト制作中心の企業へ転職し、アーティストのWebサイトデザインやコーディングを担いながら5年くらい働いていましたが、今まで、エンタメに特化したデザイン経験しかなかったので、他の業界のデザインも経験したいと思い転職を決めました。

当時は企業規模が大きく、社員が150名くらい在籍していたので、次の転職ではどちらかというと中規模の企業で会社が成長していく過程もみてみたいし、経験できる会社を探していました。そんな中サックルと出会ったのです。

会社規模や他の業界のデザインができそうな印象は面接前からありましたが、社長との距離が近くとてもフランクに話してくれた事が好印象でした。
決定打は、面接終了間際に「で、いつから来れるの？」と聞かれ回答したものの、実際入社したのは仕事都合により半年遅れでした。それでも「待ちますよ」と言ってもらえた事が正直嬉しかったですね。
自分を必要としてくれているのかなと感じられた事が決め手で、サックルへ入社しました。

一人一人の「好き」を大事にするチーム

■サックルのデザインチームや環境について■

現在、私が担当している業務は、クリエティブディレクターとしてお客さんとのやりとりから、メンバーのデザイン確認や進捗管理が中心です。また、様々なサービスの管理画面やホームページ制作、UI/UXデザイン制作なども行っていますね。

デザインチームは現在4名体制で、男性2名と女性2名です。業務委託の方にもご協力いただいています。

社内で使っているツールは、AdobeのCreative Cloud（XD、Photoshop、Illustrator、Premiere Proなど）を使用していて、できるだけ注目されているツールなどは今後導入していきたいと考えています。

仕事をする中で、私がメンバーに対して大事にしていることがあります。
それは、デザインが好きなままの状態で仕事が続けられるようしています。
具体的には、メンバーのデザインを極力根本から否定しないことです。
どんな意図があってこのデザインにしたのか、話を聞きながらもっとこうしたら良くなるかもしれないことがあれば、アドバイスしていますね。
クリエイターとして、デザインが好きで始めたのに嫌いになって続けられなくなることが一番辛いですしね。

サックルのデザインチームの仕事の進め方としては、毎週定例を行いタスク状況や進捗を確認しながら案件を調整はしています。
ルール（納期や約束）を守ることを大事にしながら、都度ごとに要件の確認、デザインチェックやフィードバックを繰り返しながら進めています。
経験の浅い方に対しては、私の担当している案件の一部を切り分けて、経験を積んでもらっています。
みっちりマンツー・マンで研修をするというよりは、OJT形式で育成しています。

成長アンテナと、プラスレスポンスが自分の糧となり、アウトプットの質を向上させる

■クリエイターとしての成長とは■

成長するためには、エンジニアも同じだと思いますが、学び続けることが大事。
興味のあることであれば何でも良いと思うんですよね。
例えば、街の看板や広告、CMや動画など。普段からアンテナ張ってると自然に興味あるものに目についてしまいますしね。インプットしたら必ずアウトプットすることも大事だと思ってます。

クリエイターが成長できる環境がサックルにはあると、私は思います。
少数精鋭体制ですし、分業化ではないのでデザインもコーディングも担当してもらっています。
たまにデザインと合わせて、WordPressの対応をお願いすることもあります。
そのため、一人に任せる仕事が多いように聞こえるかもしれませんが、クリエイターとしての成長もそうですし、自分の価値も高められると思ってます。私自身の実体験からでも言えることでもありますしね。

あるイベントサイトの案件を担当した話を例に出しますね。
担当はWeb全般（デザインもコーディングもWordPress）を全て一人で担当させてもらいました。
内容はある程度決まっていたので、クライアントとやりとりしながら構成からデザインを制作し
自分でも自負できるものに仕上がりました。
その時の実績と成果が認められたことで、今でも同じクライアントとお仕事させていただくことが増えたのは事実です。

もう一つ、私の考えるクリエイターのモチベーションは、自分が制作したものに対してクライアントから評価してもらえることだと思ってます。
クライアントの声が直接本人に届く環境が、サックルにはあるんですよね。
リアルな声をクリエイターが直に聞けますし、第三者から見た意見も聞くことができると思うんです。
クライアントの反応が、クリエイターの成長やモチベーションに繋がると思います。

■最後に求職者の方へ一言お願いします。■

私は、デザイナーは「かっこいい」イメージから入り目指してきましたが、思ってた以上に大変なことが多いことを体験してみて感じました。
挫折せず、今があるのはやりたいことをやり続けてきたからだと感じています。

素直にやりたいことや目指したいものがブレないように、自分の中の芯を持ち続けられると成長は早いのかなと思います。デザインすることが好きだからでも良いと思います。継続することが大事ですね。

現在、サックルではUI/UXが属人化することなく、誰がデザインしても同じクオリティーでお客様に提供できるような仕組み作りを進めています。
この人にデザインをお願いしたと、クライアントから思われるのではなく、サックルのデザインチームに依頼をされるくらいのレベルまでパフォーマンスもクオリティーも上げていたいですね。

同じデザインチームとはいえ、刺激し合える仲間であり、みんなライバルだと思って仕事しています。他のメンバーが新しいデザインを制作してきたのを見て、このデザインいいなと思うこともあります。
日々刺激をもらいつつ、自分だったらこうしたいなと思える視点を大事にしています。

【ディレクター川崎のある一日】

🕙10:00　出勤
🕙10:00-10:30　チャット、メール周り確認・返信
🕙10:30-11:00　部署会議（主にタスクアサイン、進捗確認）
🕙11:00-12:30　制作物レビュー、見積り作成
🕙12:30-13:30 　昼休憩
🕙13:30-16:00　社外会議（デザイン提案・定例等）
🕙16:00-17:00 　社内会議（作業内容すり合わせ）
🕙17:00-19:00　お客様対応、制作物レビュー、デザイン制作
🕙19:00 退勤