この度ネストエッグでは、社内メンバーのナレッジシェアと部署間を超えたディスカッション機会創出のために「ネストエッグカレッジ」を開催しました。第1弾は、代表田村による「海外フィンテック市場動向」がテーマ。この記事では、開催の経緯から、実施内容、結果までをお伝えします。
■「ネストエッグカレッジ」実施のきっかけ
現在ネストエッグでは、2020年2月から在宅勤務での働き方が継続しています。各部署では週次でMTGをおこなっており、全社員が集うMTGは月次でおこなっています。リモートでのやり取りがメインのため、部署を超えたディスカッションや進行しているプロジェクト以外の話をする機会がなくなっていることに課題を感じていました。
全員が出社をしていたころは、自然発生していた雑談からディスカッションが始まって、アイデアがさらに深まったり、思いもよらないものをひらめいたりといったことがありました。しかし、リモートワークがメインになったことでそのような機会を意識的に設定することが必要だと考えました。
そこで、新たな知識もインプットしながら、部署を超えたメンバーでディスカッションできる場をつくろうと「ネストエッグカレッジ」が誕生しました。ただディスカッションするだけでなく、「新たな知識」をインプットという点を置いたのは、ネストエッグには様々なバックグラウンドのメンバーがおり、それを活用したいと考えたからです。
銀行、カードといった金融業界、広告・マーケティング業界、ゲーム業界など、各メンバーがこれまで培ってきた知見をシェアしてもらって組織のナレッジの底上げを図りつつ、メンバーの理解も促せる点で知識インプットパートも含めることにしました。
■目的&実施内容
実施目的をまとめると、以下の2点になります。
- いろいろな背景(ナレッジ)を持つネストエッグメンバーのナレッジを社員に共有し、視野を広げて仕事に活かす。
- 部署を超えたコラボレーションで新しい価値を作り出すきっかけにする。
第一弾の「海外フィンテック市場動向」の実施内容は、
■前半:インプットパート
- 代表 田村のこれまでの経歴
- 海外フィンテック市場動向、事例紹介
■後半:グループワーク
- 有望だと考えるフィンテック・エンベデッドファイナンス(※)カテゴリ ※エンベデッドファイナンスとは、金融以外のサービスを提供する事業者が金融サービスを既存サービスに組み込んで金提供するというもの
- finbeeと相性がよいカテゴリ
- finbeeに取り入れたい機能やサービスイメージ
- グループごとに発表&田村のフィードバック
前半では、あらためて代表の経歴について話すパートをいれました。新卒で都市銀行に入行し、Webコンサルティング、オンライン証券の立ち上げをライブドアで経験。その後は、プリペイド型電子マネー ビットキャッシュ代表、コンサルティング会社設立、大手企業のペイメント顧問、海外銀行のManaging Directorと様々な形で国内外の金融に携わっていた経歴があります。
しかし、リモートでのやり取りだとなかなかその経験を話してもらう機会がありません。そのため、その経歴をあらためて紹介し、様々な経験をしてきた田村ならではの視点でフィンテック海外事情を話してもらう構成にしました。
後半のグループワークパートでは、「正解を導き出すことよりも発言しあえる場を互いに創ること」を意識してもらいました。
▼あるグループのワークシートの例
■実施した結果
海外フィンテック市場動向の知識面、部署が異なるメンバーでのグループワークのディスカッションに意義があったと感じるよい機会になりました。
▼【参加者アンケート一部抜粋】グループワークで新たな考え方・発見がありましたか。
【参加者の具体的な感想】
- 海外事例が参考になった。刺激になった。サービスのヒントになると実感した。
- 田村さん経歴紹介が良かった。
- 実務は重要だがブレストやディスカッションが有効。一人で深耕するより壁打ちできることはよい。
- グループワークで部署横断で話ができたことで「会社の一員感」を感じた。
私は在宅勤務がメインになってからの入社なので、部署混合メンバーと一緒にfinbeeについてディスカッションする機会がほぼありませんでした。今回のグループワークを通じて、ネストエッグの一員であることを実感し、会社への愛着が増しました。やはり、会社とは人なのだな、と感じました。
また、代表の経歴をあらためて話してもらう機会もよかったと考えています。代表のどのような経験があって、今のネストエッグがあるのかを知ることは自社がどのようなことを実現したいのか、強みは何かを理解することにつながります。他の社員が登壇する際にも、経歴の部分は詳しく話をしてもらいたいと考えています。
■今後どうするのか
実際にやってみて、ネストエッグカレッジの「知識のインプット+部署を超えたディスカッションの機会」が各自に仕事上の気づき、組織への気づきなどの変化につながる感触を得ることができました。
代表だけではなく、他のメンバーにインプットパートを担当してもらいながら継続を予定しています。組織のナレッジ力強化、チームワーク強化に向けて引き続き、運営をしていきたいと思います!