皆さん、こんにちは!ネストエッグ広報の野口です。
第4回目を迎えた社員紹介インタビューは、ただの映画好きで終わらず、映画を撮っていたという、好きを極めた経験を持つマーケティング部部長、富宇賀のストーリーです。
スタートアップが多いフィンテック業界で、サービスをグロースさせるべく奮闘中のマーケティングマネージャーのインタビューご覧ください。
マーケティング部 部長 富宇賀直也
早稲田大学第二文学部卒業後、WEB制作会社に入社し企業サイトのリニューアルやECサイトの立ち上げを経験。その後コンサルティング会社にマーケティングコンサルタントとして入社。企業のデジタルマーケティング戦略支援に携わる。そして2017年にネストエッグに参画し、現在マーケティング部にてマーケティングとグロースを担当。
貯金を「我慢する体験」から「楽しい体験」にアップデートしたい
ーネストエッグに入社された経緯を教えてください。
「自分の手でサービスのグロースをしたかったからです。今までは制作会社やコンサルという形で事業会社の《支援》をすることが多かったのですが、いわゆる支援会社でできることには限界があり、より事業/成果にコミットした仕事がしたいと思い入社しました。finbeeはtoCアプリであり、また《貯金》という誰もが経験したことのある体験をアップデートできるという点も魅力的でしたね。」
ー貯金体験をアップデート…詳しく意味を教えてもらえますか?
「手紙はポケベルになり、ポケベルはメールに、そしてメールはLINEになりました。メッセージのやり取りをはじめ、コミュニケーションのあり方はこの30年で大きく変わったと思います。そんな中で、貯金体験は大きく変わっていません。これをアップデートしたいと思いました。「一人で地道に」という我慢/ネガティブなものから「みんなで楽しく」という希望/ポジティブなものへ。
そんな貯金体験のアップデートを通し、「お金がないから」という理由で色んなことを諦めてしまう人を減らしたいという気持ちがありました。
finbeeを通じて貯金ができるようになれば、その人の可能性が広がることになる。可能性が広がれば個人のアクションは広く/深くなる。諦めていたことを始めたり、欲しかったものを購入する。それは地域を、引いては日本全体を活性化することにつながると考えています。」
ー確かに、貯金は「我慢・節約・継続」など真面目に取り組むイメージが強くて、楽しいイメージはないかもしれませんね…。finbeeの提供で、多くの方の楽しみや可能性を繋げていきたいですね。
答えを自分で作り出すマーケティング戦略の楽しさ
finbeeのASO施策を一緒に取り組むReproさんのイベント《aCrew for User Acquisition》での登壇の様子
ー今現在、finbeeではどのようなお仕事をされているのでしょうか。
「大きく分けると《プロダクトグロース》と《マーケティング》になります。《プロダクトグロース》としてはデータからボトルネックを特定し、そのボトルネックを取り除くための改善施策の実行/検証を行なっています。《マーケティング》としては年間予算をどう活用するかのマーケティング全体戦略設計からKPI達成のための戦術実行までを一貫して行なっています。」
ーfinbeeのマーケティングを担当している上での業務の楽しさ、苦労などを教えてください。
「マーケティングと一言にいっても内容は多岐にわたりますが、戦略フェーズではペルソナ設計やカスタマージャーニマップの作成、必要に応じたアンケート調査やデプスインタビュー 等を行なっています。戦略フェーズの楽しさでありまた苦労する点でもあるのは答えがないことです。」
―答えがないのに楽しいというのはどういうことですか?
「答えがないというのは、言い換えると答えを作っていくことでもあると思うんです。大学生の頃映画を撮っていたのですが、そのときの感覚にどこか似ている気もします」
ーそうでした、映画を撮られていたんですよね。そのお話もまた後で聞かせてください。
「はい。対してCPや広告配信といった戦術フェーズの楽しさはPDCAを回し正解に近づくことができる点で、苦労するところとしては結果が数字として如実にあらわれることかと思います。会社によっては戦略ありきで戦術が決まっていくこともあるかと思いますが、ネストエッグでは施策レベルの戦略は各担当にリードしてもらうことが多いので、そういう意味では裁量と責任を持って業務に取り組めるんじゃないかと思ってます。」
ー今後どのようなマーケティング部にして行きたいですか?
「マーケティング部発信のプロジェクトも各種動き始めているので、大小問わず、常に何かプロジェクトが動いているような部にしたいですね。」
マーケティングは右脳と左脳両方を使う、ストーリーテラー
ーマーケティングは分析力が問われそうですが、学生時代から数字には強かったんですか?
「中学時代に得意な教科は数学でしたが、高校に入ってからは一気に苦手になりました(笑)。志望校を私立文系に絞ってからはサボるようになってしまって……。一貫して好きなのは現代文ですね。本を読むのが好きだったので。」
ー珍しいですね。普通は現代文が好きだと数学は苦手で、文系理系分かれる気もしますが。
「現代文は正解がないところが好きで、数学は正解があるところが好きでした。これだけ読むと『どっちだよ!』って感じかもしれませんが(笑)。でも、現代文も数学も根本は同じものだと思うんです。」
ーそれは……どういうことでしょう?
「『現代文は論理の言語的な解釈の先に解があり、数学は論理の数式的な解釈の上に解がある』みたいな文章を何かの本で読んだのですが、それを読んだ時にすごくしっくりきたんです。アプローチの仕方が違うだけで根は一緒なんだと。わかりやすく雑なくくり方をしてしまえば、右脳的アプローチと左脳的アプローチというか。」
ーなるほど…。そうなると、右脳・左脳思考を両方使えるということですね。羨ましいです(笑) 確かに一緒に仕事をしていて、数字面と感情面の推察、そのバランスが富宇賀さんは優れているように感じるのですが、ご自分ではどう思われますか?
「マーケティングを担当していて思うのは、やはり右脳と左脳の両方を使う仕事だということです。データから世相やユーザーの動向を読み解く力があっても、想像力が欠如していれば、そこにいるリアルなターゲットに刺さるサービスは提供できません。マーケティングはどの部署よりも、実は物語構築能力が必要で、ストーリーテラーでなくてはならないと思っています。」
好きな世界に没頭、今の仕事に通じる映画監督経験
ー先程のストーリーテラーや物語構築能力に通じるのかもしれません。大学は、早稲田大学の映画サークルで映画を撮りたい!ということで早稲田に進学して映画を撮られていたんですよね。
「はい、5分程度のショートムービーから60分を超える作品まで何本か撮りました。先輩の現場に参加しながら現場の動き方や演出方法を学んだんですが、学園祭の前日みたいで慌ただしくも楽しかったです。長期休暇は基本ずっと撮影してましたね。」
「水色の街(仮)のシナリオ」
全体を俯瞰してリードする経験
「映画作りは今の業務にも通じるところがあります。作品全体の管理をしつつ、撮影段階からチームで進めるので、監督としての意図や要望を、相手の思考・立場を慮った上で役者やスタッフに伝えます。監督時代の全体を俯瞰しながら現場を仕切っていく経験は、今の仕事でのディレクションやプロジェクトリードにも生きていますね。」
ー様々なタイプの役者、スタッフと映画を撮っていたと思うのですが、監督として苦労をされたことなどありますか?
「スタッフは基本サークルの人たちにお願いするのですが、役者の場合は演劇サークルや大学外の役者の方に声をかけることが多かったです。自分よりも一回り以上年上の方に演技指導をする際は、敬意は払いつつも、意図と異なる演技をされた場合は納得いくまで話し合うようにしていました。」
ー富宇賀さんはミーティングの時など、相手の立場と視点を理解した上で伝わりやすい言葉を選んでいるなと感じていましたが、立場が違う役者、スタッフとモノを作る監督としての経験がそうさせていたんですね。
ー最後に、こういった方と是非マーケティング部で一緒に働きたいという思いをどうぞ!
「一言でいうと想像力のある人です。ビジネスに特化した方よりも、色々なことを想像して周り道を厭わない方とお仕事できたら嬉しいです。効率と手間暇のバランス感覚がある人というか。自分で考えることが好きな人や、自分の可能性を絞らずに手を広げられる人は今のネストエッグには必要だと考えています。」
ーそういった方とマーケティング部で一緒に働けたら嬉しいですね!
finbeeのマーケティングに興味がある方は是非一度カジュアルな面談などをしてみませんか?ジョインしていただけるのをお待ちしております。