「内見って、物件を案内するだけでしょ?」
正直、私も入社前はそう思っていました。
でも実際に現場に立ってみると、全然違いました。
内見当日までの準備があって、当日の会話があって、終わった後のフォローがある。
お客様には見えていない部分に、この仕事の面白さが詰まっていました。
今日は、そのリアルをそのままお届けします!
出社・今日の内見をイメージ
まずメールとLINEを確認します。
昨夜のうちに「あの物件、もう一度見たいんですけど」という連絡が来ていることもあります。
返信はできるだけ早く。
読んでいる時間に返せるなら、その場で返します。
今日の内見は3件。
それぞれのお客様の顔を思い浮かべながら、どの順番で回るか、どんな話をするか、頭の中で軽くシミュレーションしておきます。
内見は当日だけじゃなくて、何日か前から始まっています。 お客様の希望条件を改めて確認して、「この人、収納にこだわりがあったな」とか「駅距離より日当たりを気にしていたな」と思い出しながら、何を伝えるかを整理しておきます。
物件の下調べ・鍵の手配
今日案内する物件を、もう一度確認します。
図面を見て間取りを頭に入れて、周辺環境もチェック。 駅からの道順、近くにスーパーはあるか、日当たりはどっち向きか。 お客様に聞かれたときに「えっと…」とならないよう、自分の中に入れておきます。
鍵の手配は3種類あります。
- 管理会社に取りに行くパターン
- キーボックスで現地取り出しのパターン
- 管理会社が立ち会うパターン
今日は全部混ざっていて、それぞれ手配の方法が違います。
鍵のピックアップを内見の導線に組み込まないといけないので、順番と時間の調整が地味に難しいです。 でもこの段取りの良し悪しが、当日のスムーズさを全部決めます。 お客様には見えない部分だけど、ここが一番大事だったりします。
内見スタート・物件のご案内
待ち合わせは基本物件の前です。
お客様が来る前に部屋に入って、電気をつけて、窓を開けて、部屋の状態を確認しておきます。 当日になって「電球が切れてた」なんてことにならないように。
お客様と合流したら、説明するというより「一緒に確かめる」感覚で案内します。 「キッチン広いですね」「この収納、意外と使いやすそう」という会話をしながら、何を一番気にしているかを引き出していきます。
「1件目の方が広かったけど、2件目の方がなんか落ち着く感じがして」と条件表には「広さ重視」と書いてあっても、実際に部屋に入った感覚とズレることがあります。 頭で考えていた条件と、体が感じる心地よさは、必ずしも一致しません。 だから複数件見てもらって、気持ちを整理する時間が大切です。
「申し込みます」一番緊張する瞬間
「申し込みます」という言葉をいただいたら、その瞬間から動きが変わります。
申込みは書類が届いた順番で番手が決まります。 2番手になってしまうと、1番手の審査が通った時点でゼロから探し直しになります。 引っ越し自体を延期することになるお客様も、実際にいます。
だからこの瞬間が、一番緊張します。
「確保できました」という連絡を管理会社から受けたとき、毎回ほっとします。 その安堵感は何度経験しても変わらないです。
申込書の記入をサポートしながら、必要書類の案内もします。 収入証明、在職証明、身分証明書のほか、何を用意すればいいかわからないお客様がほとんどなので、一つひとつ丁寧に説明します。
再内見・採寸
再内見と採寸です。
もう物件は決まっているので、この時間は少し空気が違います。 「ここにソファ置いて、テレビはあっちかな」とお客様が話しているのを、横で聞いています。
さっきまで「この部屋でいいのかな」と迷っていた人が、もう住んだ後のことを考えています。 その変化を見ていると、ああ決まったんだなと実感します。 この瞬間が、1日の中で一番好きな時間かもしれません。
採寸の数字をメモしながら、「このサイズなら搬入は問題ないですよ」「この窓のカーテン、オーダーになるかもしれないので早めに確認した方がいいですよ」と細かいことを一緒に確認していきます。
契約までの不安を一つずつ潰していく時間です。
事務所に戻る・翌日の準備
事務所に戻ったら、今日動いた分の整理をします。
管理会社とのやりとりの確認、お客様への書類案内の送付。 後回しにすると絶対忘れるので、記憶が新しいうちに片付けます。
それが終わったら、明日の内見に向けて物件を探します。
同じ条件でも日によって出てくる物件が違うので、毎回ちゃんと確認します。 どの順番で回るか、移動ルートはどうするか、鍵の手配はどこに連絡が必要か。 頭の中でシミュレーションしながら段取りを組んでいきます。
資料を探しながらも、今日のお客様が無事に契約まで進むといいな、と思っています。そう思いながら18時を過ぎると、事務所を出て一日が終わります。
1日を振り返ると、いろんな瞬間があります。
鍵の段取りがうまく組めたとき。 お客様が「ここにします」と言ってくれたとき。
こうして振り返ると、内見の時間はほんの一部で、その裏側にはたくさんの準備や段取りがあります。
派手な仕事じゃないかもしれません。 でも、お客様の新生活の第一歩に関われている実感が、毎日どこかにあります。
お客様が安心して「ここに住みたい」と思えるように、一つひとつのやり取りに向き合うこと。
それが、この仕事で一番大切なことなのかもしれません。
明日もまた、お客様にとって「いい部屋との出会い」をつくれるように、準備を続けていきます!