「身体的にきつそう」「責任が重そう」「自分にできるのだろうか」
異業種から介護の世界への転職を考えたとき、こんなイメージを持つ方は多いと思います。
正直に言うと、私自身も最初はそう思っていました。でも今、この仕事を続けながら確信していることがあります。それは、「人の人生に深く向き合える仕事」だということです。
重度訪問介護とは、どんな仕事か
重度訪問介護は、身体に重い障がいのある方の自宅に出向き、生活全般をサポートする仕事です。身体介助はもちろん、外出の付き添いや、コミュニケーションの補助なども含まれます。
一般的な介護と大きく異なるのは、1対1で、長時間、同じ方と関わり続けるという点です。この「深さ」こそが、この仕事の本質だと私は思っています。
「支援が必要な人」が、「一人の人間」として見えてくる瞬間
仕事を始めたばかりのころは、どうしても「支える側・支えられる側」という構図で物事を見てしまいがちです。実際、私もそうでした。
でも、利用者の方との関わりを深めていくうちに、その見え方は変わっていきます。
何気ない会話の中で、「昔はこういう仕事をしていた」「よくあの場所に行っていた」という話を聞く瞬間があります。
そのとき、目の前の人の見え方が、がらりと変わるんです。それまで「支援が必要な人」として見ていた存在が、一気に、一人の人間として立ち上がってくる。
この感覚は、この仕事に関わった人にしかわからないかもしれません。でも私にとって、この瞬間がこの仕事を続ける原点になっています。
大事なのは、「正しくやること」より「興味を持つこと」
未経験からこの仕事に就くと、最初は「手順を守らなければ」「ミスをしてはいけない」という意識が強くなりがちです。もちろん、それは大切なことです。
でも私が思うに、この仕事の本質はそこだけにはありません。
「この人は、これまで何をしてきた人なのか?これから何をしたいのか?」そこに興味を持てるかどうかが、仕事の質を大きく変えます。
「やりたいことは何ですか?」と聞いたとき、利用者の方がゆっくりと考え、言葉を選んで答えてくれる。
私はその時間そのものに、大きな意味があると感じています。そして、その答えを一緒に実現していく。
利用者の「もう一度あの場所に行きたい」という言葉に対して、「難しいですね」で終わるのか、「どうすれば行けるか」を考えるのか。この違いが、この仕事のすべてだと私は思っています。
1対1だからこそ、気づける変化がある
実際に行きたかった場所に行けたとき、利用者の方の表情は普段とは全く違います。
その瞬間に立ち会えること。
集団の中ではなかなか得られない、その人の感情に直接触れられる感覚。これが、重度訪問介護という仕事ならではのやりがいだと、私は感じています。
こんな人と、一緒に働きたい
この仕事は、誰にでも合うわけではありません。でも、こういう方には、きっと深く刺さる仕事です。
- 人そのものに興味がある方
- 誰かの人生に深く関わることに意義を感じられる方
- 「正解」より「その人にとっての最善」を考えたい方
介護の経験は問いません。異業種で培った「人と向き合う力」「物事を考え抜く力」が、そのままこの仕事に活きてきます。
不安があって当然です。何も感じないより、不安がある方が自然だと私は思っています。
それでも「少し気になる」と感じたなら、まずは話を聞きにきてください。
現場のリアルを、そのままお伝えします。
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