駅を世代や地域を超えてつながれる場に。前代未聞の「駅を使って遊ぶ」場づくりで小高を盛り上げる。
プロジェクトメンバー:菅野 真人(かんの まさと)
小高駅の駅守コーディネーターとして、駅を世代や地域を超えた遊び場として活用し、南相馬の魅力を発信する広報・営業拠点となることを目指し活動をはじめています。
着任してからの3ヶ月間は、まずは地域の方に顔を覚えてもらうことを念頭に、NCL南相馬のメンバーや市役所の方の紹介を通じて、地域の人に多く会いました。そこで繋がった方々と、南相馬オリジナルのワーケーションプランの販売に力を入れようとしています。移住してきた自分の目線から見ると、南相馬には魅力的な地域コンテンツがあるにも関わらず、それぞれが分散していることをもったいないと感じました。そこで、パッケージ化した商品にできればわかりやすく取っつきやすいのではないか、と仮説をたて、商品化に向けて動いています。前職で培った営業スキルを活かして、BtoBで地域コンテンツの魅力を感じてもらい、「知る」ことから、「行く」「滞在する」「買う」ことにつなげていきたいです。
駅の中での催しや取り組みを充実させるためにも、駅の外に出ることを心がけています。駅の利用者は高校生が大半なのですが、高校生のニーズと同時に地域のニーズを結び付けて駅が世代を超えた場として使われていくためにも、普段は駅を使っていない方々ともコミュニケーションをとっています。「昔は駅を使っていたけれど、いまは使っていない。でも思い入れがあるから、何か関わりたい」というお声を聞いたこともありました。地域のシンボル的な存在だからこそ、関わりたい人はたくさんいらっしゃるので、うまく巻き込みながら、世代や地域を超えた楽しい場を生み出していきたいですね。
実際に小高駅で15名ほどが集まったイベントを行い、高校生・大学生・地域の事業家・東京から来たボランティアなど様々なステークホルダーと共にゲームで盛り上がった時、駅を媒介にして世代や地域を超えた場を作れたという実感をもちました。
今後は、駅に関わってもらえる機会やコンテンツを増やしながら、少しでも市民の方々のコミュニケーション機会を増やし、地域や場を盛り上げていきたいです。