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【事業責任者インタビュー】20代で飲食事業責任者に。成功体験を積み重ねながら“日本食のリノベート”を目指す

株式会社JAPAN DOT QUESTは、グループ会社にて多店舗展開する飲食事業のマーケティングナレッジをもとに、観光業をはじめとしたインバウンドマーケティングを支援するベンチャーです。実店舗の運営を通じて実施するテストマーケティングを経て、費用対効果の高い施策を提案し、クライアントからの信頼を集めています。

この記事では、飲食店事業の責任者・浅津にインタビュー。大学4年で店長となり、現在は事業責任者として活躍する浅津が感じるJAPAN DOT QUESTの社風や魅力などを聞きました。


浅津 洋貴 / JAPAN DOT QUEST 飲食事業責任者

兵庫県出身。大学在学中に当社グループの飲食店にアルバイトとして入社。主任を経て、4年生の10月から京都の店舗で店長を務める。大学生ながら主任、店長を経験することで飲食店運営にやりがいを感じ、そのまま就職を決意。その働きぶりが評価され、現在は『黄金出汁しゃぶと江戸前寿司 肉のあさつ』をはじめとした飲食事業の責任者を務めている。

大学生ながら主任、そして店長へと抜擢

ーーまずは、当社グループの飲食店でアルバイトをはじめようと思った理由をお聞かせください。

地元の友人から声をかけてもらったことがきっかけです。私は兵庫の出身ですが、大阪のほうが時給が高く稼ぎやすいことも大きな理由でした。

ーー大学在学中ながら、主任を経て店長に抜擢されました。どのような点を評価されたと思いますか?

代表の木下から「リーダーとして人をまとめる能力があるし、目標達成に向けて自らアクションプランを立てて、ロジカルに必要な施策を進められる」と、話されたことがあります。自分でしっかりと自覚してはいなかったのですが、評価いただいたことは素直にうれしかったですね。

ーー学生で店長を任された際に、正直難しい面はありましたか?

そうですね。社員とのコミュニケーションは試行錯誤を重ねました。最も近い位置で働く社員は、言ってしまえば“コンビ”のようになります。近くにいる時間が長いと、どうしても課題点に目を向けがちです。

そう気づいたときに「一人ひとりに必ずいい点がある」という自分の中で大切にしている考えに立ち返り、メンバーの強みを見出しながら、ストロングポイントを伸ばすようにしました。

ーーその後、浅津さんは社員として就職しました。就職を決意する際に、当社のどのような点に魅力を感じていますか。

1つは、マーケティング戦略を通じた集客やメンバーの採用まで、一気通貫して実店舗の経営を学べる点です。当初はマーケティングの右も左もわからない状態でしたが、木下からさまざまな知識やノウハウを教えてもらい、実践を重ねるうちにスキルが身につき、自信を持てるようになりました。こうして実店舗で培った経験を当社の強みであるインバウンド集客に活かしていける点に、仕事への大きなやりがいを感じています。

そしてもう1つは、裁量の大きさですね。学生ながら責任あるポジションを任せていただき、店舗設計を経験させていただきました。また、社員として入社してからも裁量の大きさには驚くことが大きくて。飲食事業の責任者を任せていただけるようになった当時、「店の名前も好きに決めて良い」と言われたのには驚きましたね(笑)。気合いを入れる意味も込めて、私の名前が入った『黄金出汁しゃぶと江戸前寿司 肉のあさつ』と名付けました。お店のネーミングやコンセプト設計の部分から運営まで、自分のブランドを複数生み出していける仕事はとても刺激的です。

これほどの裁量が与えられるのも、当社が「優秀な人材を複数育て、事業内にさまざまなブランドを展開する」という方針を持っているからこそです。店舗コンセプトの策定や集客に向けた施策、そしてマネジメントを担える点に確かなやりがいを感じていますね。

顧客目線を重視し、集客戦略をリード

ーー事業責任者として、普段浅津さんが取り組んでいるお仕事についてお知らせください。

接客のオペレーション設計など、サービス内容に関連する部分はもちろん、集客に欠かせないマーケティング戦略の立案・実行にも力を入れています。インバウンドマーケティングの戦略として、どうすれば来店したお客様がUGC(ユーザーが主体的に発信するコンテンツ)をSNSに発信・拡散してくれるのかを検討しています。ときには店舗に立ち、顧客目線で考えることも意識していますね。

そのほか、フードコスト(食材費)やレイバーコスト(人件費)のコントロールや最適化など、各店舗の社員や店長、経営陣と連携しながらマネジメント業務も担っています。

ーーこのポジションを担ってから、印象的だったエピソードはありますか?

やはり、集客に向けた施策ですね。当初はいわゆるSNSでの“映え”を意識した施策を進めていたのですが、思ったような結果は得られなかったんです。そこでSNSのトレンドや傾向をさらに深掘りして、UGCを意識したパフォーマンスを取り入れることにしました。

具体的には、お客様の前でかつお節をしゃぶしゃぶの出汁に入れるパフォーマンスを取り入れました。ひと手間をかけることで印象にも残りますし、何より味わいも深くなります。新たな施策の結果、お客様によるSNSへの投稿が増えました。

ーーまさに、顧客目線に立ったアイディアですね。浅津さんは、事業責任者としてどのようなやりがいを感じていますか。

店舗のブランディングを担うことができる点でやりがいを感じますね。『肉のあさつ』は、A5ランクの近江牛と新鮮な寿司を味わえる食べ放題の店舗として、競合となる他店との差別化を図っています。高級食材を存分に楽しめることに加え、先ほどお話ししたパフォーマンスも含めて、お客様に心からご満足いただける時間を提供できることは確かなやりがいです。

こうした挑戦を可能にしているのは、JAPAN DOT QUESTの「チャレンジを歓迎するカルチャー」だと感じています。失敗をおそれずに挑戦できる環境だからこそ、成功体験が得やすくなりますし、より成長できるチャンスが広がります。

このカルチャーを支えているのが、木下が日頃から口にしている「“思考”と“試行”の回数をとにかく増やそう」という姿勢ですね。たとえ失敗しても思考し、試行することを奨励する評価制度が導入されています。挑戦を後押ししてくれる仕組みがあるからこそ、思い切ってチャレンジできますね。

挑戦できる場所で手にした、確かな成功体験

ーー集客を目指すマーケティング戦略は、スピーディかつ多くのチャレンジができますね。多くの成功体験を得られそうです。

SNSはリアルタイムに効果が出ますし、その影響はやはり大きいです。以前、台湾からお越しになったお客様がYouTubeに何気なくアップした動画がきっかけとなり、1日で100件以上の予約をいただいたことがありました。

インバウンドマーケティングを進めていく際には、インフルエンサーと連携して店舗の価値を最大限に届けていくことを目指します。SNSをリサーチして効果的な施策を検討して訴求できるポイントを考え、どのようなコンテンツを作成するかをインフルエンサーと話し合いながら、施策を進めていく流れです。

まさに思考と試行を重ねることでノウハウを蓄積し、成功体験を積む日々ですね。

ーー責任あるポジションを経験して、浅津さん自身はどのように成長したと思いますか。

主任、店長、事業責任者を経験して、やはり責任感が大きくなりました。数ある競合店から『肉のあさつ』を選んでいただけるための施策を考え、お越しいただいたお客様に喜んでいただけるよう、サービスの質を高める役割を担う中で、自分自身も大きく成長できていると感じます。

ーーこれまでの成長過程を振り返った際に、社内のサポートは力になりましたか?、

木下は経験も知識も豊富で、惜しみなくノウハウを伝えてくれます。それが1番大きなサポートですね。日々、新たな発見を得られています。

ーーこれからもどんどん成長し続けられますね。

そうですね。現状維持は衰退だと思っています。結果を出すにはやはり思考と試行を重ねていくことが重要です。失敗を恐れずに挑戦するマインドや責任感も備わりますし、成功体験とともに確かな成長実感を得られます。これは私だけではなく、すべてのメンバーにいえることですね。

日本の食を“再構築”して、新たな価値を届ける

ーー当社のミッション・ビジョン・バリューに共感している点はありますか。

ビジョンに掲げられている「世界最高峰の価値あるJapanブランドを探究し感動するシーンを創出する。」でしょうか。Japanブランドの価値探求という点で、飲食店事業の役割は大きいと思います。

ミッションの「日本から世界へ、心を動かす物語と体験を届け、すべての人の幸福度をぶち上げる」にもつながりますが、当社はインバウンドマーケティングを通じて、海外観光客のみなさんが魅力的な店舗を見つけられるように事業を展開しています。飲食事業の責任者として、共感する点が多いですね。

また、飲食店事業も独自に「日本食をリノベートする」というミッションを掲げています。魅力ある日本食の新しい楽しみ方を生み出し、届けていくことで、日本食がさらに世界へと広がりますし、当社が運営する各店舗にも足を運んでいただけると思います。これからも素材やサービスの質にこだわりながら、日本食のポテンシャルを活かせるように取り組みたいです。

ーー浅津さんが、今後成し遂げたい目標を教えてください。

『肉のあさつ』を関西エリアの各地に展開し、“関西で最もインバウンドを集客できる店舗”に育てたいですね。インバウンドの方々が「日本に行くなら『肉のあさつ』に行こう」と思っていただけるようにしたいです。

ーー最後に、浅津さんはどのような人と一緒に働きたいですか。

考えることが好きで、チャレンジを楽しめる人でしょうか。思考と試行を繰り返せる環境を目いっぱい活かして、どんどん成長していきたい人と一緒に働けたらと思います。


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