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【社員インタビュー】アルバイトを経て大学4年の夏に新卒入社。現場目線を活かしたインバウンドマーケティングに取り組む日々

株式会社JAPAN DOT QUESTは、グループ会社にて多店舗展開する飲食事業のマーケティングナレッジをもとに観光業をはじめとしたインバウンドマーケティングを支援するベンチャーです。実店舗の運営を通じて実施するテストマーケティングを経て、費用対効果の高い施策を提案しクライアントからの信頼を集めています。

この記事では、大学在学中からアルバイトとして活躍し、大学4年生の夏に新卒入社した福山にインタビュー。新店立ち上げや店舗責任者など現場で経験を積み、現在はJAPAN DOT QUESTのディレクターとしてインバウンドマーケティングを担う福山が感じる当社の魅力をご紹介します。


福山 辰治 / ディレクター

京都府出身。現在24歳。大阪の大学に在学中から当社のグループ企業・株式会社SAYが運営する複数の飲食店でアルバイトとして勤務。学生アルバイトながら、新店立ち上げ時のホールオペレーションやスタッフの教育を担うなど活躍。2024年8月にはSAYの社員として入社した。店長を経験後、現在はJAPAN DOT QUESTのディレクターとしてインバウンドマーケティングを担当。飲食事業におけるインフルエンサーPRなど、各種集客施策に日々取り組んでいる。


アルバイトから社員へ。密度ある時間のなかで成長が加速

ーー学生時代はどのように過ごしていましたか?

小学4年から高校まではサッカー中心の生活でしたね。その後、大学ではほとんどの時間がコロナ禍の影響を受け、あまり学生らしい生活は送れていない状況でした。そうした背景もあり、学生時代はアルバイトに力を入れていて、後にJAPAN DOT QUESTのグループ会社となる株式会社SAYが運営する飲食店で働いていました。

はじめは京都の店舗で勤務していましたが、コロナ禍の影響で半年後に閉店してしまいました。その後、いったん別の大手企業が運営する飲食店で勤務していたのですが、マニュアルありきで決められたことを忠実にこなしていく環境で、業務を通しての成長はあまり実感できなくて。主体的に動ける前職の環境は私にとって楽しく、やりがいを感じられる環境だったんだと気付きました。

そこで、前職の店長に「もう一度働かせてほしい」とお願いして、再びSAYが運営する梅田の店舗でアルバイトとして働くことになりました。

ーー主体的に動ける環境は、福山さんにとって魅力的だったんですね。

マニュアルどおりに働くこと自体を否定するわけではないのですが、私としては、ただお金を稼ぐために働いて淡々と時間が過ぎるような感覚を覚えてしまって。状況に応じて自分なりに考えながら、適切に動くための対応力を磨いていきたい思いが強くなりました。

出戻ってからは梅田店で3ヶ月ほど働き、その後は新たに出店する高槻店の立ち上げに携わりました。この頃は大学3年でしたが、さまざまな業務を経験しながら成長できている手応えがあり充実した時間を過ごしていたように思います。

ーー高槻店の立ち上げでは、どのような役割を担っていたんですか?

ホールのオペレーションを考えたり、オープニングスタッフの教育を任せていただいたりと、アルバイトながら大きな役割をいただきました。店長のサポートもいただきつつ、基本的には私が主体となって動いていましたね。スタッフとのコミュニケーションや、業務を教えていく経験は今でも活かせていると思います。

そして、大学4年の夏にSAYの社員として入社することが決まりました。大阪の新世界で串カツ店を出すことが決まり、ここでは店長として店舗全体の管理を担います。SNS運用まで広く任せていただいて、はじめてマーケティングに関連する業務を経験しました。

インバウンドマーケティングに携わりはじめたのもこの頃で、現在当社代表を務めている木下と一緒に進めていました。SNSでの情報発信を通じてインバウンドの来客が増え、売上が底上げされたことで、インバウンドマーケの重要性を肌で感じました

ーーアルバイトから新入社員となるまでの間に、貴重な経験を積みましたね。そのなかで「ここは大変だった」と思うことはありますか?

特に大変だったなと思うのは、新世界の串カツ店で店長を任されたときです。売上を上げる責任がある中で、立地は非常に良いものの、新店舗ということで認知度が低く、集客に苦労しました。さらに、路面店で入口がオープンな構造だったため、外から店内が見渡せてしまい、人の入りが少ないと一目で分かってしまう状況でした。特に、1組目のお客様を迎えるまでの難しさは非常に大きかったですね。

そうした状況で当初は苦しんだのですが、そのなかでも来店いただいた方に口コミを書いていただいたり、ネットでの情報露出を積極的に行ったりして、来客数が少しずつ増えていきました。また、並行してSNS運用やインバウンドマーケティングに力を入れることで、当日の入り具合に関わらず安心してご来店いただけるようになりました。にぎわいが生まれた店舗を見たときには思わず安心しましたね。

現場目線を兼ね備えたマーケティングに取り組む

ーーあらためて、SAYに就職を決めた理由について聞きたいです。大学3年生から4年生の頃は就職活動が進んでいる時期で、さまざまな企業の選考試験を受けていたのでは?

そうですね。実際にさまざまな企業も見たうえで、SAYへの就職を決めました。アルバイトを通じて、SAYは若手が存分に活躍できる魅力的な環境だと感じていましたし、木下とともに進めたマーケティングにも強い興味を持ちはじめていたので、ここでチャレンジしたい思いが膨らみました。

マーケティングを担う前に店長を務めた理由は、現場をしっかりと理解してマーケティング施策を進めてほしいという会社の意向です。実際に店舗に立ち、現場目線で実務を積んだ経験は、現在務めているマーケティング業務に活きていますね。

ーーそれでは、現在JAPAN DOT QUESTで福山さんが担っている業務を教えてください。

入社から1年半ほど店長を務め、店舗を任せられるメンバーが育ったところで店舗業務を引き継ぎ、今はJAPAN DOT QUESTでディレクターを務めています。ディレクターの役割は、主に案件のディレクションなど施策推進です。施策の内容は主に3ステップで、まずは決済サービスなどインフラの構築を支援します。インバウンドが来客時に困らないよう、快適に過ごせる環境づくりにまず取り組みます。

インバウンドを迎える受け皿ができたら、次は店舗の情報を拡散するインバウンドマーケティングです。当社は主に中国圏のインバウンドに向けた施策に取り組んでおり、独自に利用されている『RED』などのSNSにて情報を発信します。その際には、まず『KOC』と呼ばれる一般消費者によるレビュー投稿を促し、お店に対して一定数レビューが投稿されている状態を作ります。その状態が整った上で、『KOL』と呼ばれるインフルエンサーによる情報拡散を実施します。『KOL』によって、お店の認知が拡大し、店舗ページへの訪問が増える。そして、店舗ページで『KOC』によるレビューを見て、行動変容を起こすという流れで集客を図ります。

ーーそれぞれのステップにおいて、福山さんはどのように動いているんですか?

インフラ構築では決済システムの取扱会社さんと連携して導入をサポートしていますし、あわせて社内の中国語ネイティブの中国人スタッフと連携しながらニュアンスが正確に伝わるように翻訳したメニューも作成します。インバウンドの予約・注文・決済の導線を整えていくようなイメージです。

プロモーションの面では、インフルエンサーの選定を主に担います。実際のコミュニケーションは、メニューの翻訳と同じく社内の中国人スタッフが対応するため、こちらも連携をとりながらアサインまでをディクレションしています。また、Googleなど海外のプラットフォームに掲載された情報を見たインバウンドが誤った情報に触れないように、内容を確認し適宜変更しています。

そのほか、どのようなクリエイティブが多くの人に閲覧され、訴求できるのかなど、コンテンツ戦略も考えます。訴求できる“切り口”については、「このお店なら、この切り口が訴求できそう」と、メンバーと共有しながら落とし込んで制作を進めます。

経験豊富な役員とともに働き、腕を磨く

ーー当社のサービスをクライアントに導入するまでの流れを教えてください。

現在、販売代理店のように当社サービスをご紹介いただいている方々がおり、受注したタイミングで先ほどお話ししたステップを踏みながらサービスを導入しています。

支援中のクライアントとは月1回ほどミーティングを実施し、改善点などを伺いながら最適な施策をご提案するなど、より大きな成果を出せるようにメンバーとともに挑む日々です。

ーーディレクターとして、マーケティング業務を進めていく難しさは感じますか。

役員の方々が近くにおり、時折サポートしていただきながら進めています。とても仕事を進めやすい環境にいられる一方で、最初から最後まで一人ですべてを案件を進めてやり遂げるとなると、まだ心もとない部分があります。

今はクライアントとの関わりのなかで、役員の方々と案件を進めながら間近で勉強させてもらっている段階です。新たなノウハウを得られることが、私が感じている確かなやりがいでもあります。

ーーJAPAN DOT QUESTでマーケティングに取り組み、身についたスキルや成長したポイントについてお伺いしたいです。

私が本格的にマーケティングをスタートしてから、まだ1年も経ちません。しかし、日常的に役員の方々と一緒にお仕事を進められる環境のなかで、役員レベルの仕事の進め方や考え方に触れることにより、ビジネスパーソンとしての成長を実感します。マーケティングスキルやクライアントとのコミュニケーションはもちろん、経営者の思考にも触れることができていますね。

もともと仕事への意欲は高い方でしたが、今の環境に身を置くことでより強くなったと思います。

日本の価値を再確認し、国内外へと発信していく

ーーアルバイトを経て入社後、福山さんが今感じている当社の魅力は何ですか?

若手が活躍できる環境を整えていただいているので、得られる経験値は相当な量になると思います。本当に意欲のある方にはうってつけの企業ですね。

アルバイト時代から、まずは自ら考えて行動して、その行動に対してフィードバックをしっかりともらいながら、やり遂げるまでサポートしてもらえるので、今も昔も思い切ってチャレンジすることができています。

ーー当社が掲げるミッション、ビジョン、バリューに共感する点はありますか。

「結果にこだわり、挑戦し、お客様と共創する」と掲げられたバリューは、まさに常々意識していることで共感していますし、ミッションの「日本から世界へ、心を動かす物語と体験を届け、すべての人の幸福度をぶち上げる」についても、とても夢がありますね。

自分たちの仕事が大きな影響を与えていくことを常に意識して、取り組みたいです。

ーー福山さんの今後の目標をお聞かせください。

少し話が大きくなりますが、先ほどミッションについてお話ししたとおり、日本を盛り上げていきたいと思いがあります。地域活性化につながる仕事に携わり、日本という国がもっと元気になるように行動することが目標です。

インバウンドマーケティングに携わってから日本以外に目を向けるようになり、その上で日本の価値を再確認しました。まだまだ日本国内ですら地域の魅力が伝わり切っていない現状を変えて、国内外に情報を発信していきたいと考えています。

ーー最後に、福山さんはどのような人と一緒に働きたいですか。

若い世代、外国人のスタッフが活躍する当社は活躍できるフィールドが広いと思います。向上心を持って、意欲的に仕事に取り組みたい人と一緒に働けたらうれしいですね。お互いにいい刺激を与えながら、切磋琢磨したいです。


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