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【COOインタビュー】“MEO沖縄パンケーキランキング1位”の店舗を手がけた後にジョイン。新たな場所で目指す“成長が循環する”環境づくり
株式会社JAPAN DOT QUESTは、グループ会社にて多店舗展開する飲食事業のマーケティングナレッジをもとに観光業をはじめとしたインバウンドマーケティングを支援するベンチャーです。実店舗の運営を通じて実施するテストマーケティングを経て、費用対効果の高い施策を提案しクライアントからの信頼を集めています。
この記事ではCOOの刑部にインタビュー。2021年の起業後、関西・沖縄に“夜スイーツ”を楽しめる店舗を複数展開。法人化やM&Aを経て、2024年にジョインした刑部のキャリアをご紹介します。マネジメントで大切にしているポイントも合わせてご覧ください。
形部 輔(ぎょうぶ・たすく)/ COO
大学でマーケティングを学び、卒業後はデザイン企業に就職しマーケティングやブランディングを担うディレクターとして活躍。1年半の勤務を経て、独立を志し退社。2021年3月に深夜にスイーツを楽しめる『真夜中スイーツ』を大阪市内にオープン。和歌山・神戸・奈良への出店後、2023年1月に株式会社YOLUを立ち上げた。2023年7月には沖縄に出店し、2024年4月に沖縄以外の店舗をバイアウト。JAPAN DOT QUESTのCOOとしてジョインした。
経営者を志し、23歳で起業
ーーまずは、形部さんのキャリアを教えてください。
学生時代はブランドマーケティングを学んでいました。実は、このころにCEOの木下と出会っています。卒業後は大阪のデザイン会社に就職し、ディレクターとしてデザインを活用したマーケティングやブランディングを担っていました。デジタル領域にとどまらず、展示会などのイベントやオフィスの内装など幅広く経験できたこと、客観的な目線で物事の本質をとらえてクリエイティブに落とし込むスキルを磨けたことは、ともに今も活かせています。
クライアントは年商100億円以上の大企業もおり、月の半分は東京にいました。20代前半の若手が誰もが知るような大手企業の本社に単身で訪問し、経験豊富なご担当者様に提案しながら案件を進めてきたことは良い経験です。
当時は、本当に一日中働いていました。学生のころから経営者を目指していましたし、木下など同い年で経営者として活躍する仲間の姿を目にしていたので、自分のキャリアにとって必要な時間だったと思います。
ーー切磋琢磨する良い関係性ですね。その後、どのタイミングで独立を決めたんですか?
チャレンジしたい思いが強くなり、入社2年目の10月に退社しました。その後、2021年3月にはスイーツ店を立ち上げます。潤沢な資金を持たないため繁華街ではなく、地域に親しまれる場所に出店しました。
どの地域にもケーキショップなどのスイーツ店が根付いていることを踏まえると、夜間でもスイーツを楽しめる店舗ならターゲットも変わり、特に若い女性に訴求できると考えたためです。
ーーオープン後の様子は?
20時から翌3時までの営業時間でしたが、競合店の不在やSNSマーケティングの成功によりオープン2~3ヶ月後には7,80人の列ができるほどでした。
新型コロナウイルスの流行による影響から、テイクアウト販売が好調だったことも背景にありましたね。
インバウンドを意識し沖縄に出店
ーー最初の店舗がヒットした後、その後はどのように展開したのですか。
「フランチャイズで店舗展開したい」とお声がけいただき、2021年12月に和歌山に店舗をオープンしました。ここでも集客が成功し多店舗展開のノウハウも蓄積できたことから、2022年8月・9月には神戸と奈良に直営店を出しました。
各店舗の売上が伸びたことから、2023年1月には株式会社YOLUを設立しました。YOLUは飲食事業に加え、主に美容業や飲食業向けにMeta社のSNS広告(InstagramやFacebook)の運用代行を担っています。
その後、同年7月に関西エリア以外で初出店となる『真夜中スイーツ 沖縄国際通り店』をオープンしました。
ーー沖縄国際通り店の評判はいかがですか?
こちらも多くのお客様にご来店いただいています。沖縄は観光業が盛んで、その象徴ともいえる国際通りのど真んなかに出店したこともあり、営業時間を昼から深夜にしました。インバウンドも多く訪れ、多数メディアに取り上げられた『スフレパンケーキ』が多くの観光客に支持されています。「MEO沖縄パンケーキランキング」と「MEO国際通りスイーツワード」にて1位を獲得することもできました。
一方で、2024年に私はJAPAN DOT QUESTへのジョインを決めました。同年4月1日付けで沖縄以外の店舗をバイアウトし、現在は沖縄国際通り店のみ運営しています。
ーー当社にジョインした経緯を教えてください。
大学時代の友人でもある木下とは時折食事に出かけるなど、良好な関係が続いていました。ある日、木下とCOOの松尾から「ちょっとご飯に行こうよ」と誘いを受け、その場で互いの事業展開について話しながら「JAPAN DOT QUESTはインバウンドマーケティングに精通しているので、ぜひ一緒に事業を運営したい」と提案され、ジョインを決めた形です。
2023年中ごろにはコロナ禍からの行動制限が緩和され、人の流れが繁華街に戻っていました。そのままでも事業は展開できると考えていましたが、大きく業績を伸ばしている沖縄の店舗に集中した方が良いと考え、JAPAN DOT QUESTが持つインバウンドマーケティングのノウハウを活かしたいと決断しました。
意欲ある若手メンバーが揃う環境で
ーー形部さんがマネジメントする際に意識されていることは?
“相手の立場に立って行動する”ことをいつも伝えています。たとえば、クライアントからご意見を頂戴した際にはその背景をロジカルに考えて対応しながら、けっして頭でっかちにならず目の前のコミュニケーションも大切にする。それは当社の特徴でもあると思います。
ーー当社メンバーの特徴は?
当社は目的達成のために自ら考え、努力し続けられるメンバーが揃っています。若手中心で、実際にディレクターとして活躍する20代前半のメンバーもいます。一般的な同年代と比較して、実力を兼ね備えたメンバーが多く在籍していると感じますね。
ーー若手が実力を発揮しやすい環境があると。
「自分で考えて」と任せきりにせず、「このようなクライアントがいて、今はこういう課題があります。そして課題解決のためには何が必要か」と3~4名のチームでアイディアを出し合い、ブラッシュアップしながら方向性を決めてチームで進めます。社風は明るくフラットで、意見を出しやすい雰囲気です。
もちろん、入社初日からすべての仕事を覚えられなくても構いません。ただ、意欲的に取り組む姿勢は必要です。漫然と作業をこなすのではなく、仕事として物事を考え進めていく。その意識を持ってほしいと考えています。アイディアの考え方や商談への同席も含め、しっかりとサポートしていく環境ですし、入社後の成長スピードは本当に早いと思いますよ。
経験とノウハウを存分に伝えられる“今”だから
ーー当社が掲げるミッション・ビジョン・バリューに共感している部分を教えてください。
やはり、ミッションの『日本から世界へ、心を動かす物語と体験を届け、すべての人の幸福度をぶち上げる』ですね。私は相手の存在を意識して行動できる日本人の気質が貴重だと思っています。海外を見渡しても、こうした気質を持つ人はおそらく多くないのではないでしょうか。
魅力的な気質をもつ人が生み出す食事や体験、おもてなしがインバウンドに伝わりきっていない状況は、非常にもったいないと感じます。日本が持つ価値を海外に届け、いかに日本に来てもらうか。その点は重要ですし、共感しています。
ーーその点は、インバウンドにも人気の沖縄で店舗を運営する経験も影響していますか?
そうですね。というのも、出店当初は「国際通りに出店すれば、インバウンドは集客できる」と考えていました。ただ、中国語に対応する看板やメニューを置くなどの施策を行っていた一方で、インバウンドを目的来店として集客しきれていない実感がありまして。
JAPAN DOT QUESTにジョインした後、改めてインバウンドマーケティングを学び「伝えること」の大切さを再認識しました。インバウンドが旅行前にリサーチする際に、情報が伝わることで旅程に入る。インバウンド施策への考え方が大きく変わりました。
今は、海外のSNSやメディアに情報を積極的に発信することで「この情報を見て(お店に)来ました」と話してくださる方が増えました。なかには「明日は友達を連れてくるよ」と、旅行中の翌日にご友人を連れてきてくれた方もいました。情報発信はインバウンドマーケティングに欠かせない重要なポイントだと、肌で実感しています。
ーーCOOとして、今後はどのような組織を作っていたきたいですか。
メンバーが常に新しいことにアンテナを張り、意欲を持ってチャレンジできる組織を作りたいですね。
成長途上フェーズの今は私たち経営陣とメンバーとの距離が近く、経験やノウハウを直接伝えられます。理想とする組織を作っていくためにも、まずは密にコミュニケーションがとれる距離で若手を育てたいですね。それぞれが事業を動かす存在に成長することが、メンバー個人・JAPAN DOT QUEST・クライアントにとって良い結果につながると思っています。
ーー最後に、形部さんはどのような人と一緒に働きたいですか?
成し遂げたい目標があり、達成に向けて自ら行動できる人ですね。「この人は仕事ができるな」と言われたい人も歓迎です。成長意欲の高いメンバーと一緒にチャレンジしたい人は、ぜひ当社でのチャレンジをおすすめします。