2023年に東証グロース市場への上場を果たし、さらなる成長フェーズに入ったビズメイツでは、新卒採用を積極的に行っています。2024年4月には、7名の新卒社員を新たな仲間として迎え入れました。
今回は、入社式の様子や入社時研修についてご紹介します。「学生から社会人へ」という大きな変化を迎えたばかりの新卒社員のオンボーディングは、どのように進められているのでしょうか?人事総務グループ 新卒担当の山部さんに話を聞きました。
■プロフィール
人事総務グループ 新卒担当:山部 紗季
2021年新卒でビズメイツに入社し、ビズメイツコーチングの企画運営部署(現・事業企画室)に配属。さまざまな業務を経験するなかで人事に興味を持ち、2022年10月に人事総務グループへ異動。現在は、新卒採用に関する業務全般を担当。
多彩なバックグラウンドを持つ新卒社員を迎えた入社式
——まずは2024年度の新卒入社者について、教えてください。
今年の新卒入社者は合計7名です。ビジネス職は4名で、内訳としてはランゲージソリューション事業部の営業職が2名、タレントソリューション事業部 キャリアアドバイザー(CA)職が2名。エンジニア職は3名でした。また7名のうち、外国籍のメンバーが3名を占めています。
ビズメイツでは、新卒採用において「当社のMVVに強い共感を示し、自己成長に対して貪欲な学生」を迎えたいと考えています。つまり将来の幹部候補として、一緒に会社を成長させ続けてくれる方ですね。そうした人材を採用すべく、様々なことに取り組んできました。
結果として、熱い思いを持った多種多様なバックグラウンドの方々がビズメイツへの入社を決めてくれたことを、とても喜ばしく思っています。
入社理由もさまざまでしたが、今年は特に「ビジョンへの共感」「英語への興味」を挙げる方が多かったですね。アンケートから、いくつか抜粋してご紹介します。
【ビズメイツへの入社理由(アンケート抜粋)】
- 入社の決め手は、ビズメイツの存在意義に共感したためです。 その背景には、大学在学中の留学経験があります。「英語が話せるだけではなく、異文化を理解したうえでコミュニケーションをとっていく重要性」を私自身が感じたことから、志望しました。
- ビズメイツのサービスに興味があったからです。過去の英語学習の経験を活かしてエンジニアとして働けるのではないかと思いました。
- ビズメイツのビジネス英語に関する言語観や、外国籍エンジニア向けの転職エージェント「G talent」事業、日本企業をグローバル化するビジョンなどに強く共感し、入社を決めました。
英語学習や留学といった自らの過去の経験を活かして活躍したいと希望する方が多く、「本人の情熱と会社の理念が重なった」方が入社されている印象です。
——2024年度の入社式についても聞かせてください。
2024年4月1日に開催した入社式では、代表取締役社長から「今までのやり方にとらわれず、新たな挑戦を続けてほしい。そのために、新卒社員ならではのフレッシュな視点を活かし、先輩にも遠慮なく質問し、積極的に意見を交換してもらいたい」とメッセージが伝えられました。
このメッセージは、ビズメイツが掲げている3つのValue「成長し続ける」「建設的に対話する」「新しい価値を生み出す」とも重なっています。
「これから社会人生活をスタートさせる皆さんに、仕事を通じた成長を楽しんでほしい」という思いが反映された歓迎の言葉に、新卒社員たちも真剣な表情で耳を傾けていました。
また、新卒社員からも一人ひとり自己紹介を行いました。改めて選考時を振り返って感じていることや、抱負・目標などこれからに向けた決意を語るなかで「ビズメイツの一員としてスタートを切った」実感が一層強まったのではないでしょうか。
「学生から社会人へ」意識を切り替えていく大切な研修期間
——入社式からの約2週間は、オリエンテーションや研修の期間ですね。具体的には、どのような内容なのでしょうか?
入社式当日にはオリエンテーションとしてビズメイツの社名の由来、創業からの歴史などを代表取締役から改めて説明し、会社理解を深めてもらっています。
さらに、PCのセッティングやシステムの説明などを行う「ITオリエンテーション」も入社式当日に実施。業務に必要なツールの利用方法や取り扱いのルールを学び、ITリテラシーの向上を図ります。
入社式後には、4月10日までの7日間にわたる、内部研修・外部研修がスタートします。ビジネスマナーやビジネススキルを習得しながら、研修後には「今後のキャリアイメージを描ける」状態になっていることを、ゴールとして設定しています。
最終日は、研修で学んできたことについてプレゼンテーションを行う「研修成果発表会」を実施しました。企画・資料作成・当日の会場設営・社員への連絡・司会進行まで、全て新卒社員たちだけで成し遂げる発表会です。
当日は各部署のディレクターやOJT研修で関わる先輩社員たちを中心に、多くの社員が集まり、新卒社員たちの発表を見守ってくれました。
【研修発表の感想】
- 想像以上に多くの先輩社員や上司が参加してくださったので、少し緊張しました。発表準備で同期と連携し、一緒に発表できたことで自分自身の大きな成長を感じました。
- 限られた期間での発表準備だったため、チームメンバーとアイデアを交換しながらも緊張を感じていました。しかし発表後には、大きな達成感が味わえました。
- 研修に関する学びをまとめることで、より業務への理解が深まったと思います。
——新卒担当の山部さんが、入社時研修のなかで必ず身に付けてほしいことや重視していることは何でしょうか?
入社式〜入社時研修は、学生から社会人へと「意識を切り替える」期間としてとても重要だと考えています。
社会人としての基礎や事業についてしっかり学んでもらう研修には、改めて「既に学生ではなく社会人であり、ビズメイツの一員である」という心構えを持ってほしい、という想いが込められています。
実際、その効果は非常に大きいものがあり、配属後のOJTにもその経験が活かされているようです。後日実施したアンケートでは以下のような声が寄せられました。
【オリエンテーション・研修の感想】
- ビズメイツの各事業部やチームに関するプレゼンテーションは、就活の時には見えてこなかったさまざまな職種について知る機会になりました。それぞれの部署が連携して初めて、会社として目指すべき姿が達成されるのだと理解が深まりました。
- 学生から社会人へステップアップしたと実感しました。今後は研修で学んだことを大切にしながら、CAとして業績をあげていきたいと思います!
- 入社時研修で「ビズメイツの一社員になった」という自覚が生まれ、社会人としての責任の重さに気づきました。配属後に始まった部署ごとのOJTではビズメイツの営業の流れやお客様の課題解決の際に着目すべきポイント、自社のサービスを訴求する具体的な方法などについて毎日学んでいます。先輩からの手厚いアドバイスやフィードバックのおかげで、自身の成長も感じられています。
成長の秘訣は、意欲的な姿勢を示し「応援したくなる後輩」になること
——山部さんが本格的に新卒採用活動に携わり始めて、最初の入社者が今回の7名ですよね。入社前から見守ってきた新卒社員の姿を見て、いかがでしたか?
短期間で大きく成長を遂げていく様子を目にできて、本当に嬉しかったです。内定式ではまだまだ学生の雰囲気だった新卒社員たちが、入社時研修を終える頃にはすっかり社会人の顔つきになっているのを見た時には、新卒担当としての喜びもひとしおでした。
また、最終日に開かれた懇親会では「山部さんにサポートしてもらえてよかった」と感謝の言葉をもらい、思わず涙してしまいました。
2024年度の新卒社員とは、選考段階から細やかなコミュニケーションを取ることを心掛けてきました。「ビズメイツで目指すキャリアを実現できる」と確かな手ごたえを持って入社してほしかったので、電話や面談で相談にも乗っていたんです。
入社前に懸念点があれば、率直に話してもらえる信頼関係を築きたいと考え、一人ひとりと真摯に向き合ってきた約1年。その結果として、入社してくれた新卒社員たちから「ありがとうございました」と言ってもらえたのが、とても感慨深かったです。
——最後に、これからファーストキャリアをスタートさせる新卒社員や、近く社会人になる学生さんたちへのメッセージをお願いします。
入社1年目は「何も分からない状態」が当たり前です。周囲のサポートなしでは、成長できません。だからこそ大事なのは「先輩たちが応援したくなる後輩」であること。新卒社員やこれから社会人になる方は「応援してもらえるのはどのような人か?」を意識しておくと良いのではと思います。
ビズメイツでは研修期間だけではなく、普段から先輩たちが丁寧に新卒社員をサポートする組織文化が根付いていますが、それは新卒社員自身の意欲的な姿勢あってこそです。
周囲への挨拶や自己紹介、先輩社員への積極的な質問。自ら学ぼうとする様子が周囲に伝われば伝わるほどに、「しっかり教えてあげよう」と先輩たちがアドバイスしてくれる機会も増えていきます。そうなれば、新卒社員の成長は飛躍的にスピードアップしていくはずです。
社会人としての基本を大切に、一歩一歩進んでいってもらえればと思います。