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開発側とビジネス側の理想的な関係:Securitizeで働く魅力とは?

Securitize ではエンジニアを現在募集していますが、実際にSecuritizeでリードエンジニアとして働く田中昭博(たなか・あきひろ)さんに話を聞きましたので、前回に続いて会社や業務・人の雰囲気を伝えられればと思います。今回の記事は田中さんがブロックチェーン企業であるBUIDLに参加後、Securitizeに買収されたときの話から始まります。

この記事のポイント:

  • Securitizeで働くエンジニアがどういう人か
  • Securitizeでエンジニアとして働く魅力
  • Securitizeのビジネスサイドの雰囲気・エンジニアとの関係

(前回:【ブロックチェーン x エンジニアへの執念】エンジニア田中さんインタビュー

ー働いている会社が買収された時に退職・転職するケースが多いと思うんですが、田中さんはなぜSecuritizeに残ったんですか?

※ 2019年12月にSecuritizeがBUIDLを買収、2021年4月に社名を変更しSecuritize Japanへ

当時はM&Aという選択肢や可能性を言われてなかったので、とにかくびっくりした気持ちと、業務を通じて知っていた「あのSecuritize?」みたいな気持ちでした。

Securitizeとしてやっていこうと思った理由はいくつかあります。まず1つ目は、Securitizeの開発拠点の1つであるイスラエルの優秀なエンジニアと働けることです。イスラエルには優秀なエンジニアが多いと聞いたことがあったので、そこへの期待がありました。また、グローバルな開発経験も得られるのではとの思いもありました。

2つ目に「ブロックチェーン x エンジニア」としてのポイントがあって、パブリックチェーンに関連した開発をしたいという思いがあったのですが、Securitizeではそれも可能だったことです。正直、取引所以外でパブリックチェーンに関連した開発は今も少なく、セキュリティトークン以外だと最近話題のNFTぐらいじゃないでしょうか。

最後に、使ってる技術スタックが理想的だったというのがあります。例えば使用している言語がTypeScript(Node.js、React.js)であることや、Kubernetesによるマイクロサービス化、CI/CDでDevOpsを用いた保守運用の体制などですね。こういったアーキテクチャは今は増えつつありますが、2019年末はまだあまり多くはなかったと思います。

ー実際にSecuritizeで働いてどうですか?

Securitizeにジョイン後の最初の業務は、メインのプロダクトにプルリクエストを出すことでした。イスラエルのチームリードがコードレビューをしてくれていたのですが、その際のフィードバックがとても細かくより効率的な実装やセキュアな実装などが求められたので、学ぶことが多かったです。

また、グローバルを意識した実装も勉強になりました。使用しているライブラリやフレームワーク、アーキテクチャ自身にも色々と発見がありましたね。特にDSプロトコルというSecuritizeが提唱しているセキュリティトークンの規格の実装を見たときには、スマートコントラクトでここまでできるのかと衝撃を受けたことを覚えています。

そこから少しずつ実績を重ね、現在日本の開発チームは複数あるグローバルな開発チームの1つとなり、担当する開発領域ができたのでコードレビューを受ける機会は少なくなりましたが、それは権限が増えたことの裏返しだと言えます。具体的には、日本では外部システムとSecuritizeのプラットフォームが連携するためのパブリックなAPI開発を任されていて、数十万人が使うグローバルの製品に直接インパクトを与えられるようになりました。

外資の日本支社は権限が少なくローカライズばかりといった印象があるかもしれません。もちろん、ローカライズも大事な開発業務なので存在しますが、日本の開発チームではグローバル向けの開発もガンガンやっています。グローバルの製品に日本からインパクトを与えられるのはとても楽しいですよね。

ー 一緒に働くビジネス側の人との関係はどうですか?エンジニアとして働く上で地味に大事な要素ですよね。

プロジェクトチームが不幸に陥る時はエンジニア側とビジネス側がお互いを理解できていないときが多いと思います。小さな重要度の低い機能にものすごい工数をかけてしまったり、逆に、重要な機能なのに開発がなかなか動いてくれなかったりするケースはよく聞くのではないでしょうか。

Securitizeではビジネス側がエンジニアリングもブロックチェーンも理解しているので、よりスピーディに、より品質の高い開発ができていると思います。ビジネス側にいるテックコンサルタントの森田さん、朝岡さんに加え、グローバルでプロジェクトをリードする人も開発経験があるというのが大きいですね。逆に、エンジニア側も事業やプロジェクトに与えるインパクトをくんでコミュニケーションしているのが普段のミーティングでわかります。

ビジネスサイドの人の話に付け加えるとすれば、彼らはブロックチェーンに非常に詳しいです。言ってしまえば、先述の森田さんや朝岡さんに限った話かもしれませんが、2018年頃からこの業界にずっといて、今も最新のニュースを追っています。話していてブロックチェーンが好きなんだなとわかりますし、エンジニアの私も勉強させてもらってますね。

ーでは、どういった人がSecuritizeに向いているのでしょうか。

まず、新しい技術に触れるのが好きな人ですね。直接ブロックチェーンに関わることは多くはないですが、ブロックチェーンというドメインの知識が業務のなかで役立つことは多いです。また、モダンな技術の採用が多いので、新しい技術を試したり、キャッチアップすることが楽しくないと辛いだろうなと思います。逆に、そういう点を魅力的に感じる人は技術的にチャレンジしやすい環境・土壌があるSecuritizeに向いていると思います。

次に、自律的に動ける人です。基本的にリモートで少数精鋭なので、上の人が切ったタスクが降ってくる環境ではありません。自分でタスクを定義して完遂できる主体的な人が向いていますね。

会社の雰囲気としても、とてもプロフェッショナルです。熱血な雰囲気というよりは大人な雰囲気で、各メンバーはブロックチェーンやセキュリティトークンが好きで、会社の目指す方向に向かって、自立してやっています。

では社内の雰囲気がドライかというとそうではなく、ヘルプが必要そうなところには助けを出すということも当たり前にあります。こういうバランス感は、各々の最終的な目標が会社のビジョンと一致しているからだと思います。

新しい技術が好きな人、少数精鋭・プロフェッショナルな環境を探している人、是非一緒に働きましょう。記事だけでは伝わらない部分もあると思うので、興味をもった方はwantedlyに連絡くださいってもいいですし、Securitize私のTwitterにDMをくださっても良いです。ご連絡お待ちしています。

ーありがとうございました。

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