こんにちは。
LTSソフトウェアテクノロジー 第一システム部の立林です。
会社は、人がつくります。
そして、その会社の未来もまた、人がつくります。
どれだけ優れた技術やサービスがあっても、それを生み出し、
磨き続けるのは「人」です。
だからこそ私たちは、人が育ち、その成長が次の世代へと受け継がれていくことを、会社の持続的な成長に欠かせないものだと考えています。
一方で、優秀な人がいるだけでは、強い組織とは言えません。
その人だけが持つ知識や経験、判断基準に頼ってしまえば、異動や退職をきっかけに組織の力は失われてしまいます。
大切なのは、一人ひとりが培ってきた知識や経験、
仕事への向き合い方を組織の財産として受け継ぎ、
さらに次の世代が新しい価値を加えながら発展させていくことです。
そのために私たちが取り組んでいるのが、「サクセッションプラン」です。
サクセッションプランとは
サクセッションプランとは、将来の事業や組織を支える重要な役割を明確にし、その役割を担う人財を計画的に育成していく取り組みです。
これまでも当社では、人財育成を大切にしてきました。
しかし、マネージャーの育成は各部門や上司の経験や裁量に委ねられる部分も多く、育成の質やスピードにばらつきが生まれやすい構造がありました。
また、「将来、この役割を担える人財は育っているだろうか。」
「どのような経験を積めば、その役割を安心して任せられるのだろうか。」
こうした問いを組織全体で考える仕組みも十分とは言えませんでした。
このままでは、人財育成は属人化し、全社的な育成の統制が取れず、組織として積み重ねてきた知識や経験も、十分に受け継がれなくなってしまいます。
事業を持続的に成長させていくには、次の世代を担う人を各部門長や上長の経験や裁量に委ねるのではなく、計画的に育てていく仕組みが欠かせません。
だからこそ私たちは、「人が育つこと」を個人の努力だけに委ねるのではなく、会社として支える仕組みをつくろうと考えました。
私たちが取り組んでいること
サクセッションプランでは、主に4つの取り組みを進めています。
① キーポストの整理
まず、会社にとって重要な役割を明確にしています。
そして、
・現在誰が担っているのか
・将来その役割を担える人財はいるのか
・育成にはどれくらいの期間が必要なのか
を整理することで、中長期的な視点で組織づくりを考えています。
②職責・権限の明確化およびスキル要件の言語化
「マネージャーに必要な力」と聞いても、人によってイメージは異なります。
だからこそ私たちは、「キーポストを担う為に達成すべき事」を具体的な言葉で整理しています。
例えば、
・リスクを先回りして考えられること
・お客様や社内関係者と認識を合わせながらプロジェクトを進められること
・メンバーの状況に応じて仕事を任せ、支援できること
などです。
育成する側と育成される側が言語化された共通の基準を持つことで
感覚ではなく、その基準で人財育成を進められるようにしています。
③ 後継者を計画的に育成する
重要な役割を担う人財は、一人だけではありません。
複数の候補者を想定し、それぞれの強みや経験に合わせた育成計画を立てることで、組織としての厚みと安定性も高めています。
「今できること」だけを見るのではなく、
「どのような経験を積めば、キーポストを担えるようになるのか。」
そんな未来の視点で人財育成を進めています。
④ 経験する機会を設計する
人は、知識だけでは成長できません。
実際に経験し、考え、挑戦することで初めて力になります。
例えば、小規模な案件のリーダーから始まり、複数メンバーのマネジメント、
部門横断のプロジェクトへと、段階的に経験を積めるよう仕事を設計しています。
これらを通じて、後継者育成を「偶然」ではなく「仕組み」で実現する状態を目指しています。
私たちは、「仕事を任せる」のではなく、「成長につながる経験を設計する」ことを大切にしています。
私たちが本当に目指していること
サクセッションプランは、次の管理職を決めるためだけの制度ではありません。
私たちが目指しているのは、現在の担当者が培ってきた知識や経験、仕事への向き合い方を次の世代へ受け継ぎながら、
一人ひとりの個性や強みを生かし、その時代に合った形へと進化・深化させていく組織です。
AIをはじめとした技術革新、社会や市場環境の変化、そして働き方そのものも、これまで以上のスピードで変化しています。
だからこそ、過去の成功体験をそのまま引き継ぐだけでは、未来の組織はつくれません。
受け継いだ知識や経験を土台としながら、新しい技術や価値観を取り入れ、その時代にふさわしい仕事の進め方へと進化させていくことが重要だと考えています。
守るべきものは大切に守る。
そして、変えるべきものは恐れずに変えていく。
その積み重ねが、会社の成長だけでなく、一人ひとりの成長にもつながると私たちは信じています。
まだ完成形ではありません
サクセッションプランは、まだ完成した仕組みではありません。
役割ごとに求められる力をさらに明確にすること。
より効果的な育成方法を考え続けること。
時代の変化に合わせて、役割や経験のあり方を見直していくこと。
現場で働く社員の声を取り入れながら、これからも進化を続けていきます。
最後に
私自身、これまで多くの先輩方から仕事への向き合い方や考え方を学び、その経験が今の自分を支えていることを実感しています。
だからこそ、そのバトンを次の世代へつなぎ、一人ひとりの個性や強みを生かしながら、さらに新しい価値を生み出せる会社でありたいと思っています。
会社の未来は、人がつくります。
そして、人の未来は、出会いと経験がつくります。
この考え方に少しでも共感していただけたなら、ぜひ一度お話ししませんか。
皆さんとお会いできることを楽しみにしています。