こんにちは。LTSソフトウェアテクノロジー 第三システム部の吉野です。
「マネージャって、何をすればなれるんだろう?」
若手メンバーとのちょっとした会話の中で、そんな疑問が出てきました。
当社には、エンジニアとして専門性を突き詰めていく道と、マネージャとして組織やチームを率いていく道、それぞれのキャリアパスがあります。
多くの社員が自分に合った道を選び、それぞれの場所で力を発揮しています。
でも実は、こんな声もありました。
・マネージャって、エンジニアを極めた先にあるもの?
・評価はお客様と社内、どちらがより大事?
・マネージャになりたいと思ったら、何から始めればいい?
制度はある。
けれど、「どう目指せばいいのか」までは、まだ少し見えづらいのかもしれない。
それなら——
自分たちで考えてみよう。
そんな想いから“マネージャになるためのカリキュラムを、自分たちでつくってみよう。”というプロジェクトが始まりました。
中心となったのは、20代・30代の、マネージャになる少し手前のメンバーです。
まず取り組んだのは、「そもそも当社がマネージャに期待している姿って何だろう?」を言葉にすることでした。
現役マネージャへのインタビュー、人事制度の読み込み。
評価項目や等級定義を一つひとつ見直しながら、「つまり、どんな人なんだろう?」と何度も話し合いました。
制度の言葉は思っていた以上に難しく、かみ砕いて整理する作業はなかなか大変でした。
その中で見えてきたのが、理想と現場とのちょっとしたギャップ。
「大事だと言われているけれど、若手のうちに触れる機会が少ないものは?」
「今の環境でも、もう少し学びやすくできることは?」
若手から上司世代へ率直な意見を伝えるのは、やはり少し緊張しました。
それでも、報告の場では社長や役員、部長が真剣に耳を傾けてくれました。
一つひとつの提案に丁寧に向き合ってくれたことが、とても印象に残っています。
「ちゃんと話せば、ちゃんと届くんだ」
そう感じられた瞬間でした。
その後は、外部の研修プログラムや書籍も参考にしながら内容をブラッシュアップ。
リーダーシップ、1on1の進め方、組織を見る視点、評価の考え方など、マネージャに必要な要素を整理していきました。
チーム全員で30時間以上の動画を視聴し、多くの書籍を読み、何度も議論を重ねました。
正直、「若手のうちからここまで学ぶのは早いのでは?」と思ったこともあります。
でも実際には、日々の業務にそのまま活きる学びばかりでした。
上司の視点を少し想像できるようになり、チーム全体を見る意識が芽生え、自分の仕事の向き合い方も変わっていきました。
振り返ると、この時間は私たちにとっても大きな成長の機会でした。
そして完成したカリキュラムは無事承認され、この春からマネージャ候補者向けに運用が始まります。
「若手がマネージャを語るなんて」
そんな不安もありましたが、上司世代は終始前向きに受け止め、背中を押してくれました。
私たちが目指しているのは、「育成を、制度ではなく文化にすること。」
用意された道を進むだけではなく、自分たちで考え、対話しながらより良い環境をつくっていく。
制度を“つくって終わり”にするのではなく、自然と学び続けられる文化にしていく。
これからも、自分たち自身が成長し続けられるように。
そしてその姿勢が、次の世代にもつながっていくように。
そんな想いを大切にしながら、取り組みを続けていきます。