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“裁量権”を求めたものの、自分の無力さを痛感。成長痛の先で、FUSION新卒1期生が見つけたもの

「私は、ライフステージが変わってもバリバリ働きたい。そのためには、若いうちからスキルを積んで、バイネームで活躍できるようになりたいと考えていました」

そう語るのは、2023年に新卒1期生としてFUSIONに入社した井上陽花さん。若手のうちから裁量権のある環境で働けることや、メンバーたちの志に強く惹かれ、FUSIONをファーストキャリアに選んだと言います。

そんな井上さんは就活時代はどんなことを軸にして企業を探していたのでしょうか? 入社後のギャップも含めて聞いてみました。

井上 陽花​​(いのうえ・はるか)
2023年新卒入社。プロダクション局のディレクター・アカウントプランナーとして、制作周りの提案から納品までを担当。2024年2月よりソリューションプランニング局に異動。プランナーとして企画の立案を担当する。

新卒1期生として入社。「会社を大きくする過程に携われるチャンスだと思った」

ーー新卒1期生としてFUSIONに入社された井上さん。広告の仕事に興味を持ったきっかけは何でしたか?

井上さん:
小さいときからものを作ることが好きで、広告業界にずっと入りたかったんです。もともとは10年間クラシックバレエをやっていて、舞台に立つ側だったのですが、大学で演劇の裏方を経験したことで、「何かを輝かせるために尽力する人になりたい」という想いが強くなったことも影響しています。

ーーさまざまな代理店があるなかで、当時はどんなことを就活の軸にしていたんですか?

井上さん:
・デジタルに力を入れていること
・若手から裁量権のある環境であること
・働いている人たちが仕事に対して前向きであること

を条件に見ていたなかで、すべてを満たしていると感じたのがFUSIONでした。今後の市場のことを考えると、デジタル領域を理解できる人になりたいとは思っていたので、クリエイティブとデジタルを両軸で捉えているところなど、説明会で話を聞いたときに納得感があったんです。

また、働きつづけられるかどうかは周囲の人が大きく関わると思っていて。どんな人がどういう考えを持って働いているのかを意識していました。

FUSIONはみんな仲良くやっているイメージがあったんですが、実際には一人ひとりが自分の仕事に対して責任やプライドを持っているからこそ、率直に意見をぶつけ合って形にしていける。自分に厳しい人が多いんですよね。だから、周囲にもアンテナを張って意見することができる。

私は周囲に大きく影響されるタイプなので、この環境でなら頑張れるんじゃないか、と思ったんです。ちょうど新卒1期生を募集していたこともあり、ただ会社員として働くより、会社を大きくする過程に当事者として携われるのは、またとないチャンスだとも思いました。

ーーなぜ裁量権のある環境を求めていたんですか?

井上さん:
今までの人生、全部自分で決めてきたという自負があるからかもしれません。誰かに従って進むより、自分で切り開くほうが性に合っているんです。

実は、FUSIONに行くか、メガベンチャーに行くか迷っていた時期もありました。でも、よく考えてみたら後者は「会社の規模が大きいから、規模の大きい仕事ができそうだ」と思っていただけ。それって、自分の人生を考えたときに薄っぺらい理由だなと思ったんです。

私はライフステージが変わってもバリバリ働きたい、そのためには若いうちからスキルを積んで、バイネームで活躍できるようになりたいと考えていたので、厳しい環境で主体的に経験を積めるFUSIONを選びました。

ーー将来のためにも、スピード感を持って動ける環境を選んだんですね。

井上さん:
そうですね。とはいえ、親には心配されました。当時のFUSIONは3年目のスタートアップで社員は20人。親にしてみれば不安要素がたくさんあったんだと思います。なので、私のなかで意思がはっきりと決まってから共有するようにしました。安定した生活よりも、自分がどうなりたいか、何をしたいかが1番だと思ったので。

経営陣が直属の上司に。1年目で感じた“いい成長痛”

ーー現在FUSIONではどのような仕事をされているんですか?

井上さん:
1年目は、プロダクション局のディレクターとして、インフルエンサーのキャスティングや、クリエイティブの納品などを担当していました。その後、アカウントプランナーとして、代理店に向けた制作まわりの提案から納品までを担当。

2年目になるタイミングでソリューションプランニング局に異動し、今はダイレクト領域の企画、プランニングをしています。具体的には、数字を見て最適な表現や演出を考え、バナーや縦型動画などのクリエイティブに落とし込んでいます。

ABテストをして、分析して、次に来るものを予測する。「何となく」ではなく、根拠を持って企画を考えられる技術が少しずつ身についてきたような気がします。

ーー実際に入社してみていかがでしたか?

井上さん:
この規模の会社ならではだと思うのですが、通常は部長レイヤーの人が新卒の直属の上司として教えてくれる環境ってありえないと思うんです。

これを活かすも殺すも自分次第だけれど、私の上司は経営メンバーなので、会社の今の課題や、自分がどの立ち位置にいるのかを意識しながら働くなかで、「早く成長しなければ」という焦りを肌で感じています。どれだけ頑張ればいいんだろう…と不安になることもありますね。

ーー上の人が身近にいるからこそ、生まれる葛藤ですね。

井上さん:
「裁量権がほしい」と思ってはいたけれど、いざ学生から社会人になって働いてみると、何をしたらいいかわからないことに気付きました。自分の無力さを感じることばかりですね。

そのなかでも、自分の強みは「やりきる」「逃げない」ことだと思っていて。クラシックバレエでズタズタに言われつづけながらも「これで逃げたら役がもらえない」と頑張っていた時代もあるので、困難にぶつかるたびにどんどんレベルが上がっていっていると感じます。

ーー“無力な自分”とはどのように向き合ったんですか?

井上さん:
つべこべ言わずにとりあえずやってみることですね。仕事をもらっても、どう進めたらいいのかわからなくてパニックになっていた時期があったのですが、その時間は無駄なので、わからなかったら聞いて、フィードバックをもらって進んでいけばいいと思えるようになりました。

FUSIONに入ってから、人を巻き込めるようになったかもしれません。自分で頑張れるところまでやったら、然るべきタイミングでまわりの人に相談する。すると、これまで長い時間をかけてやっていたことが速くできるようになったり、新しいことを吸収できたりと、成長スピードが速くなりました。

そうやって少しずつ自分がもらっている仕事の領域を超えて、できる範囲を広げていけるようになる。時には痛みを伴うけれど、私にとってはいい成長痛だと信じています。

FUSIONは思っている以上に自由な会社。だからこそ...

ーー改めて、FUSIONの好きなところを教えてください。

井上さん:
1番の魅力は“人”だと思います。同じ志を持っている人が集まっているからこそ、「FUSIONを大きくしていくぞ」という心意気が変わらないところが好きです。

大きな組織になればなるほど、自分は良くも悪くも組織の一部になってしまうと思うんです。でも、FUSIONでは自分自身が介在している価値が一人ひとりにあるとみんなが認識しているから、仕事に対しても熱量が同じ。時にぶつかりながらも、ただの同僚ではなく大切な仲間としてやりあえる環境がいいところだと思います。

そんな人たちと同じ環境で働いていると、「自分も頑張らないと置いていかれる!」という気持ちになれるので、いい意味で追い込まれています(笑)。それに、上の人たちは頑張る人には必ず付き合ってくれる。もし、自分が将来部下を持つようになったときは、そんな上司になりたいと思えますね。

ーーありがとうございます。最後に、FUSIONへの入社を考えている人にメッセージをお願いします。

井上さん:
これを読んでいる人は、早く成長したい、若手から裁量権のある環境で働きたいと思っている人なんじゃないかと思っています。FUSIONは思っている以上に本当に自由な会社です。

ただ、その自由は自分次第で良い方向にも悪い方向にも行使することができると思います。自分が頑張ればまわりも応援してくれるし、成長できる環境。すべては自分の意思次第です。なので、その志が高い人たちはぜひ入ってほしいな、と思います。

(取材・執筆=いしかわゆき(@milkprincess17)/撮影=山本良奈)

最後に

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