「みんなの社食」 は、有名店の味を熱々のビュッフェ形式でオフィスに届けるサービスです。
累計3億円の資金調達を経て急成長を続けています。日本において本格的な社食を持つ企業がわずか 0.3% にとどまる巨大市場で、私たちが何を目指し、代表に加え社員7名の今、どんな熱量で組織づくりに挑んでいるのか。
代表の齋藤が語るリアルを自社広報の視点でお届けします。
「社食を持てる企業はわずか0.3%」の課題。有名店の味×固定費ゼロで目指す“全方よし”の社会構造
ーー「みんなの社食」 はどのような背景で生まれた、どんなサービスなのか教えてください。
人気有名店の料理をオフィスへ熱々のビュッフェ形式でお届けするサービスです。
背景には、本格的な社食を持つ会社が 0.3% しかないという課題がありました。残り 99.7% の方々は外やコンビニの長蛇の列に並んで貴重な休憩を削られてしまったり、置き型惣菜や仕出し弁当を配送してもらう選択肢もありましたが、同じ味付けで飽きてしまうという課題がありました。
それに対し、毎日異なる有名飲食店の味が届き、同僚と取り分けて会話や笑顔が生まれる体験を届けているのが、私たち「みんなの社食」です。
ーー 直近でビジョンも刷新しましたね。どのような想いから変更したのでしょうか?
元々は「働く人のランチを楽しく、豊かに。」だったビジョンを、3期目を機に「はたらく『みんな』を、豊かに。」へ変更しました。
まず漢字の「働く」をひらがなの「はたらく」にすることで、労働という少し重いニュアンスから、軽やかでポジティブな行為に捉え直したかったんです。
ーー 「みんな」という言葉への変更にはどんな意味があるのですか?
「ランチ」という限定的な言葉を外し、対象を「”みんなの社食” に関わるすべての人」へと広げる意味があります。
導入企業様やメンバーはもちろん、加盟飲食店様、配送ドライバー様、株主、アルバイトまで。関わる「みんな」にとっての「全方よし」となるエコシステムを築く姿勢を明確にしています。
ーー その「関わるみんなにとっての全方よし」は、具体的にどうサービス設計に落とし込まれているのでしょうか?
全員のリスクをゼロにし、「導入しない理由」をなくす工夫を徹底しています。
まず、追い風として約40年ぶりに税制が改定され、食事補助の非課税枠が2倍に拡大しました。物価高の中で全額損金算入できる実質的な賃上げ手段として、企業が社食に投資しやすい環境が整っています。
そこに加えて私たちは、企業の初期費用や月額固定費を “完全無料” にし、食べた食数分だけの従量課金制にしました。しかも1食あたり1,000円~と、飲食店でランチを食べるのと全く同じ価格でのご提供。飲食店様にとってもピーク前の朝時間を有効活用して安定売上を作れるので、関わる「みんな」が Win-Win になれる仕組みになっています。
事業は急成長でも「まだ1点」。顧客体験を重視する “みんなの社食” の美学
ーー 導入をお待たせする企業様が出るほど好評ですが、みんなの社食が事業運営で一番大切にされている軸は何ですか?
「顧客体験」です。
定義は2つあって、1つ目は「相手を主語にして考えること」、2つ目は「相手の期待を圧倒的に超えること」です。
ーー 「相手を主語にして期待を超える」。実際の意思決定にはどう現れているのでしょうか?
社内の全意思決定を顧客体験軸で決めています。
象徴的だったのが台風直撃の可能性がある日の判断でした。
1日サービスをストップすればその日の売上はゼロになりますが、「悪天候でお料理を満足いただけるクオリティで提供できなければ、最悪の体験になってしまう」と考え、迷わず全便中止を決定したんです。
目の前の数字や社内都合ではなく、常に顧客目線で期待を超え続けることが私たちのコアバリューです。
ーー その理想の顧客体験から見て、現在の 「みんなの社食」 の完成度はどれくらいなのでしょうか?
反響をいただいていることには感謝しかありませんが、理想からすると正直言って「まだ1点」なんです。単にランチを食べるだけでなく、「オフィスの中に本物の有名店がきた感動」を作りたい。
そのために既存の使い捨て容器から本物の陶器の器へ切り替えたり、建築設計事務所と専用のビュッフェテーブルや空間デザインもゼロから開発しています。プロトタイプ(土台)ができた段階で、ここから1点を10点、100点へと高めていく泥臭いフェーズだと思っています。
オフは和気あいあい、オンはプロフェッショナル。少数精鋭の組織でカオスを仕組みに変える
ーー 実際の社内環境や働くメンバーの雰囲気はどのような感じですか?
一言で言うと、オンとオフの切り替えがハッキリしている組織です。
オフのときはフランクで、みんなで仲良く冗談を言い合ったりふざけ合ったりする和気あいあいとした雰囲気なんですよね。ただ仕事のオンの瞬間になると、スタートアップの立ち上げ期でカオスな環境だからこそ、全員が少数精鋭のプロフェッショナルとして超真剣に向き合っています。
ーー 立ち上げ期のスタートアップならではの厳しさもあるのでしょうか?
立ち上げたばかりで余裕も仕組みもないカオスな環境ですし、決して甘くはないですね。
私たちはむやみに人員を増やすのではなく、少数精鋭でプロフェッショナルを発揮し、高い成果と還元で報い合える組織を目指しています。私自身が VC(ベンチャーキャピタル)など成果に厳しい環境でキャリアを積んできたこともあり、求めるアウトプットの基準も高いです。
実際、今でこそ活躍しているメンバーも最初はスタートアップのスピード感に苦戦し、自律して成果を出せるようになるまで半年ほどかかりました。苦労はありますが、その分成長実感ややりがいは段違いだと思います。
ーー 経営体制がさらに強化されたとお聞きしましたが、現在のチーム体制はいかがですか?
私一人で全方位をカバーしていた限界を突破し、組織を一気に爆発させる基盤が整いました。取締役には、元くるめし創業社長の石川や、元出前館社長の藤井といった業界のレジェンドが名を連ね、経営ボードとして強力にバックアップしてくれています。
そこに今年5月から事業執行のキーマンとして、私と同じくVC 出身の頼もしい COO の大谷が参画してくれました。これにより、営業やオペレーションを泥臭くカバーしていた私自身が、プロダクトや顧客体験の進化に集中できる体制になっています。
ーー 社員7名の今、このフェーズで参画する面白さはどこにありますか?
強力な経営基盤や PMF(プロダクト・マーケット・フィット=商品が市場や顧客に受け入れられている状態)の達成といった「勝てる条件」が揃いつつも、会社の仕組みやルールは自分たちの手で一から創っていける点です。
ただし、決して「完成されたレールに乗って楽に成果が出せる」という意味ではありません。すべてがまだ未完成でカオスな環境の中で自ら泥臭く動いて仕組み化していく当事者意識が求められます。
だからこそ指示待ちではなく、各部門の「1人目・2人目」として組織づくりから事業成長までを自分たちの手で手触り感をもって動かせる、スタートアップとして一番贅沢で面白いフェーズだと思います。
有名店 IP×プラットフォームで海外展開へ。「はたらく『みんな』を、豊かに。」する仕組みを自ら創る
ーー 今後 「みんなの社食」 は、どのような姿を目指していくのでしょうか?
有名店社食の枠を超え、有名店の価値を全国・海外へ届ける「有名店 IP×プラットフォーム」企業へと進化させていきます。
「つじ田」や「カリガリ」といった行列のできる人気店は、それ自体が強い集客力とファンを持つ価値ある「IP(知的財産)」とも言えます。これまでは店舗の周辺でしか味わえなかった有名店の味を、私たちのプラットフォームを通じて、まずは都内のオフィスから、今後は日本全国の企業や人々へと届けていきたいと考えています。
実店舗を全国展開するのはハードルが高い有名飲食店でも「みんなの社食」というプラットフォームを活用すれば全国へ、その味や感動を広げることができる。そうやって「食の可能性」を日本全国へ拡大させることが、私たちがビジョンとして掲げる「はたらく『みんな』を、豊かに。」の実現にもつながると信じています。
ーー その「有名店IP」のプラットフォームを武器に、海外展開の構想もあるとお聞きしました。
はい、日本全国へ広げたその先には、海外展開も見据えています。言語や文化の壁を超える「日本の食と IP」は、世界で圧倒的に勝てる一番の強みだと私は考えているからです。
海外進出の意向があっても、自力ではハードルが高くて踏み出せない日本の素晴らしい名店や料理人さん(IP)はたくさんいらっしゃいます。私たちがプラットフォームとしてパートナーとなり海外進出の架け橋となることで、本物の日本の食体験を世界中の人々に届けていきたいと思っています。
ーー 最後に、今後一緒に挑戦していきたい人物像について教えてください。
何より大切なのは「人柄」です。
嘘をつかない誠実さや、自分の利益だけでなくチームのために動ける「利他性」を持っているかどうかが、すべてのベースになります。
そして特に、SaaS をはじめとする IT 系のビジネスで素晴らしいキャリアや仕組み化の知見を積まれてきた方にも、ぜひ飛び込んできてほしいと思っています。
SaaS の B2B 領域は非常にスマートで仕組みが整っている反面、画面越しのやり取りが多く「もっとお客様の生のリアクションを直接感じたい」「手触り感のある事業に挑みたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
私たちの事業は、まさにそのリアルな「食」と「空間」を扱っています。
画面や数字の向こう側ではなく、オフィスで「これやばい(おいしい)!」と喜ぶお客様の顔が目の前で見えて、圧倒的な感謝をダイレクトに感じられる。
そうした洗練されたビジネスの知見を活かしながら、現場の熱量や手触り感のある環境で、このカオスを一緒に仕組みに変えていきたいという方からのご応募を、心からお待ちしています。
株式会社みんなの社食株式会社みんなの社食 です。| HRMOShrmos.co