1. わずか半年での再リニューアル。デザインの綺麗さではなく「私たちの生き様」をさらけ出すために
みなさん、こんにちは。インクグロウの採用チームです。
私たちは2026年6月10日、採用サイト(リクルートサイト)を大幅にリニューアルしました。
半年前のリニューアルでは、CI(コーポレート・アイデンティティ)に基づき、インクグロウの「らしさ」である誠実さや落ち着きを端正なフォントやロゴタイプで表現しました。Wantedlyやnoteとの連携もスタート。採用広報の第一歩として、確実な手応えを得ていました。
しかし、私たちは満足できませんでした。
綺麗に整理されたページ、整ったデザイン。それらは確かに「信頼感」を与えてくれます。しかし、私たちが本当に伝えたかった「インクグロウという組織の真面目さ」や「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)にかける熱量」が、どこかオブラートに包まれてしまっているのではないか。候補者のみなさんが、私たちのコアにある価値観の深い部分に触れる前に画面を閉じてしまっているのではないか――。そんな強い危機感がありました。
「もっと、自分たちのリアルな価値観をさらけ出そう」「青臭い綺麗事だけじゃない。数値にこだわり、勝つことにもこだわる、泥臭くも誠実な私たちの本質をすべて開示しよう」
今回のリニューアルは、そんな覚悟からスタートしました。
2. 「正しく、勝つ」という理想郷への挑戦
今回のリニューアルで、私たちが全面に押し出したテーマがあります。それは、インクグロウのValueの根底にある、ある一つのフレーズです。
「正しく(Valueに沿って)勝ち(目標達成)、幸せな成長をする組織へ」
一見すると、よくある企業の標語に見えるかもしれません。しかし、ビジネスの最前線、特にM&A仲介や金融の世界に身を置いているプロフェッショナルな方ほど、この言葉の持つ恐ろしさと不条理さに気づくはずです。
なぜなら、「正しくあること」と「勝つこと」は、往々にして両立できない二項対立の概念だからです。
- 「正しさ」だけを極限まで追求しようとするとどうなるか? 目の前の顧客への貢献性や社会的な意義が強くなりすぎ、経済合理性を失っていきます。それはボランティア団体やNPO、あるいは学校教育の世界に近いものになるでしょう。企業として生き残り、投資を続け、社員に報いるための「利益」を継続的に生み出すことは難しくなります。
- 「勝つこと(数字)」だけを極限まで追求しようとするとどうなるか? 今度は、勝つために手段を選ばなくなり、最も大切な「正しさ」や「誠実さ」を見失っていきます。短期的な数字至上主義に走り、顧客の利益を犠牲にしてでも手数料を優先するような、冷徹な世界に陥ってしまいます。
M&A仲介のアドバイザーとしてひたすら数字を追ってきた方や、地方銀行・信用金庫で「地域のため」と言いながらも厳しい推進ノルマに追われてきた方なら、一度はこう思ったことがあるはずです。
「顧客のために本当に正しい提案をしたい。でも、今月の目標予算を達成するためには、この案件を進めるしかない……」
この不条理な板挟みに、心が擦り切れてしまった経験はありませんか?
「正しく」ありながら、ビジネスとして圧倒的に「勝つ」。この2つを完全に両立できている世界線など、この資本主義社会において、一見すると存在しない理想郷のようにも思えます。
だからこそ、インクグロウはここに挑みたいのです。ミッションやビジョン、バリューというものは、簡単に達成できてしまうものであっては意味がない。それは、私たちがビジネスを続ける限りずっと追い続けなければいけない北極星であり、一生をかけて実現させようと抗い続けることにこそ、組織としての存在価値があると考えています。
【次回予告】 私たちが追い求める「正しく、勝つ」という理想郷。しかし、なぜここまで「正しさ」と「嘘がないこと」に固執するのでしょうか? 次号の【中編】では、私たちのカルチャーの根底にある想いと、M&A仲介や金融機関出身のプロフェッショナルたちが抱える「3つの痛み」について、より深く切り込みます。
少しでも私たちの想いやカルチャーに共感していただけましたら、ぜひインクグロウの企業ページを「フォロー」して応援していただけると嬉しいです!