こんにちは!インクグロウ採用チームです。 早稲田大学とのシンポジウムレポート、後編をお届けします!(前編はこちら)
前編では「買い手の7割が満足」というデータをご紹介しましたが、後編で焦点を当てるのは、人生をかけて育てた会社を売却した「前オーナー経営者たち」のその後の人生です。
データが証明した確かな価値と、これから業界が向き合うべき課題について。インクグロウの覚悟と共にお届けします!
2,879名への追跡調査で見えた、前オーナーの「幸福度」と「赤裸々な不満」
さらに2024年から2025年にかけて、私たちはさらに一歩踏み込んだ調査を行いました。
昨今メディアでも話題となる不適切な買い手問題などの懸念を背景に、会社を譲渡した前オーナー経営者に焦点を当てた大規模調査です。
2,879名の前オーナーにアンケートを郵送し、381名から回答を回収。
そこには、非常に心温まる、かつ力強いデータが集まっていました。
多くの前オーナーが「会社を譲渡したこと」や「その効果」に高く満足しており、8割以上の経営者が「あの決断は正しかった」と当時を振り返っています。さらに、現在の幸福度についても「経営者時代より今の方が幸せだ」と答える方が過半数を占めるなど、M&Aが企業存続だけでなく、経営者自身の人生にとっても前向きな選択であったことが本調査で分かりました。
自分の人生を捧げた会社を譲渡し、肩の荷を下ろして次のステップへ進んだオーナーたちが、今、幸せを感じている。このデータは、私たちの仕事の価値を証明してくれました。
しかし、この結果がすべてを肯定しているわけではありません。
自由記述欄には、仲介業者や地域金融機関への赤裸々な不満も綴られており、業者によってサポートの品質に強烈な格差があるという実態も浮き彫りになりました。
譲渡が成立した後のフォローの薄さや、成約を優先するあまり当事者に寄り添いきれていない対応など、業界全体が向き合うべき課題がそこには残されていました。
業者によってサポート品質に強烈な格差があるという実態。
これこそが、現在のM&A業界が抱える最大の歪みです。
成約はゴールではない。未来をつくる「企業変革」へ
研究から導き出された重要な提言は、M&Aを偶発的・受け身で行うのではなく、成長戦略として位置づけ、PMI(成約後の統合プロセス)を重視することです。
売り手企業が次のステップへ進むため、そして大切な従業員の雇用を守り、自社をさらに成長させるためには、財務データだけでなく買い手企業が過去にどんなPMIを行ってきたかを基準に相手を選ぶ視点が不可欠です。
インクグロウと早稲田大学は、これらの定量的な統計分析に加え、経営者の「心の葛藤」や「意思決定の瞬間」に迫る定性的なインタビューを重ねています。
なぜなら、私たちはM&Aを単なる「案件」ではなく、企業の未来をつくる「企業成長の手段」だと信じているからです。
高額なインセンティブの影で、私たちが泥臭く、研究を続けるワケ
ここで、私たちがM&Aという仕事、そしてこの業界の未来に対して抱いている強い想いをお伝えさせてください。
昨今のM&A仲介業界は、急速な市場拡大とともに、高額なインセンティブや「稼げる」という華やかなイメージが先行しがちな側面があります。
もちろん、プロフェッショナルとして正当な報酬を得ることは大切です。しかし、その結果として成約がゴールになり、成約後の企業の成長やPMI(統合プロセス)が置き去りになってしまうような風潮に対して、私たちは強い問題意識を持っています。
だからこそ私たちは、ひたすら真面目に、泥臭く、「どうすればM&Aを企業改革の成功へと導けるのか」を愚直に研究し、それを日々の実務に落とし込んでいるのです。
最後に:今、M&Aアドバイザーとして最前線に立つあなたへ
日々、経営者の想いを背負い、ハードな交渉の最前線で案件を動かしているM&Aアドバイザーの皆さま。
私たちは、皆さまがどれほど高いプロ意識を持ち、難度の高い交渉や調整を積み重ねて成約へ導いているかを深く理解しています。だからこそ、そのスキルや情熱を、次は「成約のその先にある、お客様の成功」へ繋げていく、新しいアドバイザーのあり方に挑戦しませんか?
もし、現職でアドバイザー業務に邁進する中で、「目先のノルマや手数料以上に、もっと譲渡後の企業の未来やPMIに深くコミットしたい」という想いをお持ちであれば、ぜひ一度、私たちの取り組みについてお話しさせてください。
「案件の成立」で終わらせない。M&A業界の更なる発展に寄与するアドバイザーとして、私たちと一緒にこれからの日本のM&Aの新しいスタンダードを創っていきませんか?
あなたからのご応募を、心よりお待ちしています!
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