10月17日、パドマ幼稚園ではアート祭が開催されました。
今年のテーマは「わくわくは心のパワー!」子どもが日々あそんでいる延長線上で、子どもも大人も一緒に楽しむ一日となりました。
当日、私が会場を歩いていて印象に残ったのは、作品を前にした親子の会話でした。「これは何?」「どう作ったの?」。子どもの話を聞きながら、一緒に作品を見ていく姿がたくさんありました。
作品の説明や制作過程、子どものことばを伝える様々な掲示物。そうした情報に触れることも、一方で説明しきらない余白から想像をふくらませることも、対話のきっかけになる。情報も余白も、作品を囲む「人と人」をつなぐものなのだと実感しました。
そして同様に感じたのが、展示物を通して浮かび上がる「子どもの育ち」の姿です。
年少は、素材の感触や色、形との「出会い」と生きる「よろこび」。年中は「世界の○○」と、まさに生きる世界のイメージが広がっていく姿。年長は、まちや水族館、テーマパークや森など、友達と話し合いながら「主体的な作り手」として進める共同制作。それぞれの展示から、子どもたちの経験や関わりの広がりが見えてきました。
年長の作品を子どもと一緒に見ながら、この先の育ちに期待を寄せる保護者の方の姿もありました。今の育ちをよろこぶとともに、これからへの希望を持つ。アート祭は、そんな時間にもなっていたように思います。
外部の見学者と共に行われたトークセッションでは、先生たちが準備の段階から、子どもたちと「どう作品を見せようか」を考えてきたことも紹介されました。子どもがつくり、展示し、伝える。その過程を支える先生たち自身も、いっしょに考えたり、試したりしています。
日々のあそびや制作の延長としてのアート祭。私には、子どもの育ちや表現、それを支える保育者の工夫に出会って「よろこぶ」と共に、作品をきっかけに様々な形の「つながり」が生まれる、クリエイティブな場だとしみじみ感じられました。