こんにちは!Digital Platformer株式会社(以下「DP社」)です。
今回は、VPoEとして開発組織を支える髙山さんのインタビューをお届けします。
20代はバンド活動に打ち込み、その後エンジニアへ転身。ゲーム業界を中心にキャリアを積み、ゲーム業界を中心にキャリアを積み、大手ゲーム会社やFinTech企業、エンタメ企業などを経て、開発リーダーやVPoE、CTOなど幅広い役割を経験してきた髙山さん。
そんな髙山さんが次のキャリアに選んだのがDP社でした。これまで技術を追い続けてきた髙山さんが、なぜ社会課題に向き合うDP社を選んだのか。そして現在、VPoEとしてどのような組織をつくろうとしているのか。
これまでのキャリアから、マネジメントで大切にしていること、DP社の開発組織が目指す姿まで、たっぷり聞きました。ぜひご覧ください!
開発グループ VPoE 髙山 大介
20代でバンド活動に打ち込んだ後、IT業界へ転身。Web制作会社を経て、ゲーム関連企業でフロントエンドチームの立ち上げ・リーダーを経験。その後、大手ゲーム会社やFinTech企業、エンタメ企業などでエンジニアとして幅広い開発に携わる。前職では開発リーダー、VPoE、CTOなども経験。2026年2月にDP社へ入社し、現在はVPoEとして開発組織づくりや採用などを担当している。
バンドマンからエンジニアへ。技術を追い続けてきたキャリア
――髙山さん、本日はよろしくお願いします!まずはこれまでのご経歴を教えてください。
髙山:よろしくお願いします。僕は20代の頃、かなり本気でバンドをやっていたんです。コンテストで全国大会に出て渋谷公会堂で演奏したり、レコード会社と話をしたりしていて、当時はメジャーデビューを目指していました。
ただ、そのバンドが解散してしまって。そこから自分でギターボーカルを始めたんですが、だんだん生活も厳しくなってきて(笑)。「これはまずいぞ」と思ってデジタルハリウッドに通い、IT業界に入りました。
――かなり大きなキャリアチェンジですね。最初はどんな仕事をしていたんですか?
髙山:小さなWeb制作会社に入りました。エンジニアリングだけではなく、デザインやサーバー構築、営業まで何でもやるような会社でしたね。
かなり厳しい環境ではあったんですけど、その分鍛えられました。特にデザインにはすごく厳しい会社で、1ピクセルのズレまで指摘されるような環境だったので、そこで仕事の基礎は身についたと思います。
その後はゲーム業界に入りました。もともとゲームが好きだったこともあって、ゲーム関連企業でフロントエンドチームを立ち上げ、リーダーを担当しました。
当時、個人でもフロントエンドのコーディングコンテストによく出ていて、全国1位になったこともあります。それをきっかけにいろいろな会社から声をかけていただき、その後は大手ゲーム会社で開発に携わりました。
――その後のキャリアでは、マネジメントもされていたのでしょうか?
髙山:大手ゲーム会社にいた頃は、むしろ「マネジメントはしたくないです」と伝えて、スペシャリストとして開発に集中していました。
もともと僕はずっと技術が好きで、マネージャーになりたいと思ってキャリアを積んできたわけではないんです。
ただ、その後のキャリアでは、開発を続ける中で自然とチームや組織を見る役割を任されることが増えていきました。前職ではフロントエンドチームの立ち上げをはじめ、開発リーダーやVPoE、CTOなども経験しています。
自分としては技術に関わっていたい気持ちがありましたが、周囲から「マネジメントもできますよね」と言われることが多くて(笑)。結果的に、手を動かしながら組織も見る、という働き方を長く続けてきました。
「このままゲームを作り続けていいのか」。キャリアの先で考えた社会への貢献
――そこから、なぜDP社への転職を考えたのでしょうか?
髙山:前職で長くゲーム業界にいた中で、ある時「このままゲームを作り続けていていいのかな」と思うようになったんです。
もちろん、ゲームを作ることも技術そのものも好きでした。ただ、エンジニアとしていろいろな経験をして、年齢を重ねる中で、「自分はこの先、何をつくることに時間を使いたいんだろう」と考えるようになって。
それまでは、面白い技術に触れたり、ゲームをつくったりすること自体が自分のモチベーションだったんですが、それだけでは少し物足りなく感じるようになりました。自分の仕事が、社会にどうつながっているのかまで考えたいと思うようになったんです。
僕は北九州出身なんですが、昔は製鉄所があってすごく栄えていた街なんです。でも帰省するたびに、年々と街の元気がなくなっているように感じていて。地方の商店街がシャッター街になっている光景もそうですし、日本全体のことも含めて「自分にも何かできないのかな」と考えるようになりました。だったら次は、社会に何か影響を与えられる仕事がしたいなと。
――そこでDP社を知ったんですね。
髙山:転職活動では、技術的にはAIかブロックチェーンを扱っている会社を見ていました。
僕自身、以前からブロックチェーンには触れていたんです。ただ、Web3が盛り上がった時期にいろいろな会社がブロックチェーンを使ったプロダクトを作るのを見ていて、「本当にブロックチェーンである必要があるのかな」と感じることもありました。
単にブロックチェーンを使うことが目的ではなくて、技術をどう社会実装して、どう社会を良くしていくのか。その答えを知りたかったんですよね。
DP社は、ブロックチェーンを使って実際の社会課題に向き合っている。僕が考えていた「社会に貢献したい」と「ブロックチェーンの可能性を追いたい」の両方が重なった会社でした。
――転職活動の中でも、かなり志望度は高かったのでしょうか?
髙山:高かったですね。選考を通じて、自分が次のキャリアで大切にしたいこととDP社の事業がかなり重なっていると感じていました。
社会にどう貢献していくか、ブロックチェーンをどう社会実装していくか。その両方に向き合える環境だと思えたので、気持ちは比較的早い段階から固まっていました。
プロダクトを支える「組織」をつくる。VPoEとして担っていること
――現在はVPoEとして、どのような仕事を担当していますか?
髙山:メインで特定のプロダクトを持っているわけではなく、開発組織全体を見ることが中心です。
開発体制を考えたり、採用に関わったり、新規事業の技術的なアーキテクチャをレビューしたり。
一方で、実際に手を動かす仕事もあって、現在はデジタル地域通貨「トチツーカ」の負荷試験にも携わっています。さまざまな負荷をかけて、不具合やパフォーマンス上の問題を見つけ、プロダクト改善につなげています。
――採用にもかなり関わっていますよね。
髙山:エンジニア候補者とのカジュアル面談は、基本的に僕が担当するようにしています。
今のDP社の開発体制や実際の仕事内容は、現場を見ている自分から伝えた方がいいと思っていますし、入社後のミスマッチも減らしたいんです。
そのため、面談では希望するポジションだけでなく、「これからどういうキャリアを歩みたいですか?」というところまで深く聞いています。
会社が候補者を見るだけではなく、お互いに「本当に合っているのか」を確認する時間にしたいと思っています。
「プロダクトがあっての体制」。変化に合わせて開発組織も変えていく
――現在のDP社の開発組織には、どんな課題がありますか?
髙山:これまでDP社は実証実験のプロダクトも多く、「まず作る」というフェーズに強かったと思います。
一方で、プロダクトが実際に多くの方に使われるようになると、当然ですが作って終わりではありません。安定した運用やパフォーマンス、障害への備えなども、これまで以上に重要になります。
なので、今は運用まで見据えた開発体制をどう作っていくかを考えています。SREのような役割を組織として持つことも選択肢のひとつですし、プロダクトによってはフロントエンドとバックエンドの体制を分けた方がいいかもしれない。
ただ、「こういう組織にしたいから、この形にする」ではないと思っているんです。
――どういうことでしょうか?
髙山:「体制があってプロダクトがある」のではなくて、プロダクトがあって、そのために必要な体制があると思っています。
たとえば、一度はフロントエンドチームを独立させようと考えたこともありました。でも実際の業務を見てみると、今はそこまで分ける必要がないと判断してやめました。
技術選定も同じです。現在はフロントエンドからサーバーサイドまでTypeScriptを使うケースが多いですが、今後サーバーサイド中心のプロダクトが増えていくなら、Goのように用途に合った言語を採用することも考えています。
決めた組織や技術にプロダクトを合わせるのではなく、状況に応じて変えていく。それが大切だと思っています。
マネジメントで一番大切なのは、結局「コミュニケーション」
――VPoEとして、メンバーとの関わりで大切にしていることはありますか?
髙山:いろいろ考えたんですけど、結局はコミュニケーションですね。
VPoEは、エンジニアが生み出せる価値を最大化する役割だと思っています。人が集まって仕事をすれば必ずコミュニケーションが発生します。そこで認識がずれたり、人同士がぶつかったりすると、仕事がうまく進まなくなる。だから、メンバーが安心してコミュニケーションを取れる状態を作ることはすごく大切です。
特にDP社はリモートで働くメンバーも多いので、対面以上に難しい部分があります。オフィスなら表情を見て「あれ、今日ちょっと元気がないな」と気づけますが、オンラインではなかなかわからないですよね。だからこそ、1on1のような地道なコミュニケーションは大切だと思っています。
――髙山さんならではの1on1のスタイルはありますか?
髙山:僕、1on1は雑談が9割くらいでもいいと思っているんです(笑)。
仕事の話だけではなくて、まずその人のことを知る。雑談からアイデアが生まれることもありますし、その積み重ねが話しやすさにつながると思っています。
僕の中では、メンバーから不満や困っていることが出てくるようになったら、「この1on1はうまくいっているな」と思うんです。何か思っているのに言えない状態より、「実はここが困っていて」と本音で話してもらえる関係の方がいいですよね。
もちろん、不満がないに越したことはないですけど(笑)。あとは、笑いも忘れないようにしています。
「面白いおっさん」くらいがちょうどいい
――髙山さんは、入社してからメンバーとの距離をどう縮めていったのでしょうか?
髙山:ずっとボケていました(笑)。
僕は「笑いが大事だな」と思って生きてきたところがあるので。前職でも全社集会で結構ふざけていましたし、たぶん技術面よりそっちが評価されていたんじゃないかな(笑)。
DP社に入って感じたのは、みんなすごく真面目なんです。だから僕くらい「面白いおっさん」と思ってもらえる人がいてもいいのかなと。そう思ってもらえれば、何かあった時に話しかけてもらいやすくなるかもしれないですし。
――最近はLT会も始めたそうですね。
髙山:開発部の定例で、毎月メンバーがLTをする時間を設けています。
技術の話じゃなくてもよくて、入社したばかりの人なら自己紹介でもいい。仕事以外のことを知ると、「この人、こんな趣味があるんだ」とコミュニケーションのきっかけにもなります。
それに、人前で話すためには「自分がどう話せば相手に伝わるのか」を整理しなければいけません。そういう経験もエンジニアにとって大事だと思っています。
ちなみに最初に僕がやった時は、5〜7分のはずなのに15分くらいしゃべってしまって、「ハードル上げすぎです」と言われました(笑)。
目指すのは、「アジャイルをする組織」ではなく「アジャイルな組織」
――これから、どんな開発組織を作っていきたいですか?
髙山:一言でいうと、アジャイルな組織ですね。
ただ、僕は「アジャイル」という言葉を使う時に、開発手法だけの話にはしたくないと思っています。
「アジャイルをするな、アジャイルになれ」という言葉がありますが、アジャイルは特定のやり方ではなく、状態のことだと思うんです。
何か変化が起きた時に柔軟に対応できる。誰かから答えを与えられるのを待つのではなく、自分で考えて動ける。そんな、自律的に動ける組織にしていきたいですね。
――現在とのギャップはどんなところにありますか?
髙山:まだ「答えを教えてください」となる場面はあります。
もちろんわからないことを聞くのは悪いことではありません。でも、ある程度経験がある人であれば、「自分はこう考えました」とまず持ってきてほしい。
僕たちマネージャーが全部答えを出していたら、自律的な組織にはならないですから。失敗しても挑戦したことを評価できる環境や、意見を言える心理的安全性も含めて、まだまだ作っていく必要があります。
組織として完成しているわけではない。だからこそ、今このフェーズにいる面白さもあると思っています。
完成された環境より、一緒につくることを楽しめる人と働きたい
――最後に、DP社ではどんな方が活躍できると思いますか?
髙山:DP社は会社そのものがいろいろなことに挑戦しているので、やっぱり「挑戦したい」という気持ちがある方は合うと思います。
僕自身もそうですが、「何か社会を動かしたい」「社会を変えるようなプロダクトに関わりたい」と思っている方には面白い環境だと思います。
一方で、組織はまだ完成していません。
役割や体制も、これからもっと整えていかなければならない。だから、完成された環境を求めるというより、「そこも含めて一緒につくりたい」と思える方の方が楽しめるんじゃないでしょうか。手作り感のある環境が好きな方には、すごく合うと思います。
――この記事を読んでDP社に興味を持った方へ、メッセージをお願いします。
髙山:カジュアル面談では結構正直に話しているので、気になることがあれば何でも聞いてください(笑)。
会社の良いところだけを話すというより、実際の開発組織のことや課題も含めてお話しできればと思っています。
あとは、DP社への転職に限らず、エンジニアとしてこれからどう生きていくか悩んでいる方の相談も全然聞きたいです。僕自身も長くエンジニアをやってきて、今はAIによって技術との向き合い方も大きく変わっていると感じています。
「これからどういうキャリアを歩こうかな」と考えている方も、まずは気軽に話しましょう。
その中でDP社を面白いと思ってもらえたら、嬉しいですね。
――髙山さん、本日はありがとうございました!
今回のインタビューでは、エンジニアとしてのキャリアや組織づくりへの考え方だけでなく、髙山さんらしいユーモアもたっぷり伺うことができました。
「面白いおっさんと思ってもらえたら」と笑いながら話す髙山さんですが、その根底にあるのは、メンバーが安心して話せる関係をつくり、一人ひとりが自律して動ける組織にしたいという思いです。
DP社の開発組織は、まだまだこれから変わっていく途中。この記事が、髙山さんやDP社で働く人たちの雰囲気を知るきっかけになればうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
企画構成:株式会社スリーシェイク