レッドハットは、世界をリードするオープンソース・ソリューション・プロバイダー。アメリカに本社を構え、40カ国以上でRed Hat Enterprise Linux、ハイブリッドクラウド・インフラストラクチャ、ミドルウェア、アジャイル・インテグレーション、クラウドネイティブ・アプリケーション開発、運用管理および自動化などのソリューションを提供しています。

今回登場するのは、コンサルタントとして活躍しているNakamura.Tさん。Red Hatへ転職した経緯、そして現在の役割やRed Hatの魅力などについてお話を伺いました。

＜プロフィール＞
Nakamura.T
コンサルタント

楽器メーカーに入社し、電子楽器の組み込みソフトウェアの開発環境・プロセスの改善などに従事。その後はWeb企業でDevOpsやプラットフォームエンジニアリングを行うチームでスクラムマスター、プロダクトオーナー、マネージャーを経験し、2023年にRed Hatに入社。現在はコンサルタントとして活躍。

──まず最初に、前職からRed Hatへ転職した経緯について教えてください。
きっかけはリクルーターからの連絡です。実は当初、OSの会社だと思っていたのでRed Hatがコンサルタントの募集をしていることに驚き、興味を持って応募しました。コンサルタントの経験はほとんどありませんでしたが、これまでのプロセスや組織の変化を進めてきた経験が役立つと考えました。また、外資系企業に挑戦したいという気持ちもありましたし、低レイヤ技術が好きなので、そのスキルを活かせると思い転職を決めました。

業務を通じて痛感した、顧客が望む変化を起こすために必要なスキル

──Red Hatでの具体的な役割や業務内容を教えてください
Red Hatが提供する、お客様のアジャイル変革を促すOpen Innovation Labsにおける開発と運用の支援を行っています。具体的には、お客様の開発プロセスを可視化し、そこから得られる情報を基に課題を分析して解決に導くことを行っています。エンジニアプラクティスの学習・導入支援に関わるテスト戦略の構築や、ツール面、CI/CD面でのサポートも行い、幅広い業務に携わっています。

──業務は多岐に渡るとのことですが、印象的だったプロジェクトや経験はありますか？
はい、大手金融機関向けのプロジェクトで、基幹システムの開発組織のリードタイム短縮を支援した経験が特に印象に残っています。多様な課題を抱えるプロジェクトで、開発プロセスをバリューストリームマッピングという手法で可視化し、課題や改善点を明確にした上で対応を進めました。そこでは、テスト、CI/CD、アーキテクチャなどの技術的知識に加え、お客様に前向きに取り組んでいただくための環境作りやソフトスキルも重要でした。お客様が前向きになれない原因は何か分析するなど、ハードスキルだけでなく、ソフトスキルがないと望む変化は起こせないと痛感したプロジェクトでした。

自身のパフォーマンスを最大限に発揮できることが、Red Hatならではの魅力の一つ

──これまでの業務や経験を踏まえ、Red Hatで働く上での魅力や特徴を教えてください。
一緒に働くメンバーが魅力的です。年齢や役割に関係なく、意見を自由に交換できます。ストレートな意見でも議論しやすい雰囲気があり、仕事を進めやすいです。また、自分のスキルや性格に合った仕事ができると感じていて、自身のパフォーマンスを最大限に発揮でき、やりたいことや自分の強みを生かして業務を進められることも特徴であり魅力の1つだと思います。

──求められるスキルや人物像にはどういったものがありますか？
業務を行っていると様々な課題が出てくるので、好奇心があり、その時どきで必要とされるソフトスキル、ハードスキルをスピード感を持って学べる方に来ていただきたいですね。

──今後、関心を持っている技術領域は何ですか？
個人的にはプラットフォームエンジニアリングやソフトウェアエンジニアリング全般は面白いと思っていまして、課題解決に必要なスキルは奥が深いこともあり、Red Hatで仕事の幅を広げて活躍したい場合は武器になるナレッジかもしれないですね。またこれに限らず、深掘りして説明できるような技術知識を持っている方は頼もしいなと思います。

──最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
大小問わず、組織に変化を起こした経験があって、学ぶことが好きな人はウェルカム、そのような方と仕事ができると嬉しいなと思います。