「自由な社風」と「大きな裁量を渡される」ことの裏にある「責任」。
現場監督へのインタビューを通して見えて来た、大進建設の過去と現在、これから進みたい方向について
専務・常務・営業部長の経営陣3名に語ってもらいました。
左から、専務 菊池市三郎、常務 黒澤孝彦、営業部長 黒澤敦史。経営に携わる3名だ。
モノづくりに対する情熱こそが
現場監督にとって本当に大事
昭和16年に創業した大進建設は、佐久市では老舗の建設会社として、
役場の建設や土木などの公共案件、
また地元企業の建物など多くの建築に携わってこられていますね。
専務:そうですね。佐久市内で製造業が伸びてきた時期は、工場の施工も多かったですが、平成24年に(現会長の)黒澤和夫が社長に就任してからは、土木や工場建築などと並行して、軽井沢の別荘の施工も増えてきました。
常務:別荘の場合は、建物のデザインや使う材料なども施主やデザイナーのこだわりが強いので、図面通りに進めるには、現場監督のセンスや知識がより試される現場だなと感じます。
私は、大進建設に入社してちょうど1年が経つのですが、それまでは別の建設会社で15年間働いていました。大進建設では最初の半年間は、現場監督の皆さんと一緒に、建築の現場で働いていましたが、驚かされることがたくさんありました。
何より、大進建設の現場監督は、個々のスキルがとても高いなと感じました。
建築に対する知識もそうですし、職人さんがどうすれば気持ちよく働いてくれるかなど、きめ細かなフォローが行き届いていて、そういった一つひとつの積み重ねで良い建物が出来上がっていくのだなと実感しました。
専務:建築部長の横山の場合は、高校を卒業したあとは森林学校を出て、建築の資格も何も持っていなくても、「自分にできないことは大工さんにお願いしない」と言い切るほど、自分で一生懸命勉強して知識を得て、難しい施工であっても、工程通り完成させてしまう。
そういうのを見ていると、学校で何を学んできたかよりも、モノづくりに対する情熱こそが、現場監督にとって、本当に大事なんだなと気付かされます。
最も長く大進建設の歴史を知る菊池専務。
それぞれの個性をよくみており、信頼も厚く、困った時は相談の電話がかかってくるそう。
歴代の社長の経営や大進建設の文化を今に継ぐ立役者でもある。
会社と現場監督の間の信頼関係が
あるからこそ個性を発揮できる
常務:私も彼らと一緒に働いた中で、みなさん責任感が強いなと思いましたね。
図面をみて、まずは自分で検討して、「よし!できる!」と思ったら職人さんに依頼をする。「こういう図面だから、やってください」と職人さんにお願いするのではなくて、自分ができないなら指示しない。だからこそ、職人さんからの信頼も強くなるんだなと思いました。まさにプロですね。
また、会社側が新規案件を現場監督に依頼する時も一緒です。そこにも信頼関係はあって、大進建設の場合は、建築部の案件は全て専務がみているのですが、新規案件を依頼する際は、現場監督の性格を踏まえた上で、適材適所に担当を割り振っているんです。
だから、現場監督たちも自分の個性を現場で発揮しやすくて、専務と現場監督がしっかりコミュニケーションが取れているからこそ、彼らが質の高い仕事ができるんだなと思いました。
営業部長:私は大進建設に入社して1年半ほどですが、現場監督の皆さんをみていると、完成までに色々な苦労をしながらも、楽しみながら仕事をしているなぁと感じます。ただ、その背景では現場監督を陰からサポートしている専務の役割は大きいと思いますね。
専務:これが大きな会社だったら私一人で見切れませんが、今は現場監督も5~6人だけなので、それぞれの強みを考えて依頼できます。また、あの現場監督なら、あの大工さんが相性が良いなとか、なるべく現場監督が現場を回しやすいように配慮をするようにしています。
現場監督は基本的には直行直帰で会社には来ないので、週に1度、私と社長で各現場を回って、打ち合わせもしています。それ以外は困った時は電話がきますが、電話が来ないうちは上手く現場が回っているだなと安心して見守ってますよ。
現場代理人としての経験もある黒澤常務。
他社の現場も知った上で、大進建設の現場代理人の能力を高く評価している。
現場監督がモノづくりの現場に
集中できる環境を
大進建設の現場監督の皆さんも、「現場での裁量が大きいところが働きやすい」と話していました。
会社側で決めたことを淡々とこなすのではなく、自分のやり方で現場を回して、お客様の満足のいく建物をつくっていけることに「やりがいを感じる」という声も多くありました。
専務:「自分はこういうやり方が良い!」というのが人によって違うので、会社では、どんな手順で進めるのか?どんな方法で行うかなどは一切口を出しません。
ただ、以前の大進建設は、お金の管理まで現場監督が行っていたので、かなりどんぶり勘定で建物を建てていた時代もあったんです。それを数年ほど前からは、会社で予算管理も行うようになりました。
例えば建築に使う材料費も、これまではこの部分に20万円かけていたけど、お金がかからないように工夫すれば12万円ですむとか、経費を削減できるところは会社で管理しながら見直していったことで利益もあがり、それを社員の皆さんにもしっかりと還元できるようになりました。
また、現場監督たちも、予算管理がなくなったことで、自分の好きなモノづくりの現場に集中できるようになったようです。
費用面以外は、全て現場のやり方に任せていますが、それは昔から変わらないですね。
大進建設の現場監督たちは、とにかくモノをつくることが大好きなので、手を出さなくてもいいのに、みんな職人さんと一緒になってやってますよ。
自分のやり方で自由にできるので、そういう面は楽しいんじゃないんですかね。
ただ、今の大進建設としての課題は、彼らの“技術継承”です。
技術の継承ができる今、
若い世代にチャレンジして欲しい
営業部長:そうですね。人材不足が一番の悩みです。
今、活躍している現場監督は50代前後が中心で、まだまだ若い世代が足りません。
20代、30代、40代の若い世代がこれから入ってきて、活躍してほしいですね。
専務:やる気があって、モノづくりが好きな人であれば大歓迎です。
前職も関係ないですね。昨年入社した30代の社員も、前職は工場で勤めていましたが、やる気が人一倍あるので、技術も日に日に伸びてきています。
「次は何したらいいですか?」って先輩の現場監督に聞きすぎて、先輩が困っていましたけど、それくらい、モノづくりに対して自分も関わりたいという情熱を持っている人なら、きっと素晴らしい現場監督になれると思います。
常務:昨今増えてきた軽井沢の別荘の施工依頼も、現場監督にとっては難しい物件でもありますが、やりがいと達成感がある仕事です。
苦労もしますが、その分、自分自身がレベルアップできるので、是非、モノづくりが好きな方は建築の経験問わず、大進建設の現場監督として、チャレンジしてみてほしいですね。
大進建設全体を、営業や総務という立場からみる黒澤営業部長。
俯瞰して見る大進建設は「全体の雰囲気がよく、将来性を感じる」。
▶️ 大進建設
▶️ 長野県佐久市
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