クライアントから30代に間違えられることで有名なインターン生、福間くん。彼の望みは「老け顔だから」30代に見えるのではなく、すでに「優秀なビジネスマン」だからそう見えると世間に証明することである。
前回のインタビューブログで、この騒動は「大企業の社長になりたい!」という彼の夢の大きさが原因だと目星をつけたハシムーオカンが彼の望みを叶えるべく、前回に引き続きインタビューをここに掲載する。
(インタビュアー)営業を極めるために、すごい勉強をしているなあと感じるけれど情報収集はどこからするの?
(福間くん)本を読むのが大大大っ嫌いなのでYouTubeから情報を得てますね。あれほど勉強になるものはない。
(インタビュアー)福間くんは語彙力もコミュニケーション能力も高いなって思っていたけど、本からじゃなくてYouTubeから得てるんだね。
(福間くん)コミュニケーション能力の向上の秘訣だと思っているのは、先輩マネージャーと会話する、洋画を見る、ラップをする。でも、そんな大したことないっすよ、僕は。河合社長と先輩マネージャーには遠く及ばないなって思っているので。敵わねえなあって。
(インタビュアー)河合社長と先輩マネージャーを自分の比較対象者にしているっていうのが凄いね。最初から高いハードル見据えてやっているわけだから。
(福間くん)新しく営業さんが入ってきてくれてますけど、元々のところでいえば、この2人がカッケー!営業やろう!ってところから自分は始まってますからね。
(インタビュアー)同年代ではなくて、社長やマネージャーのトップの人と一緒に仕事をして、一つの完成形を見ているからね。
(福間くん)そうですね。なので志向が変わっていくというか、大学に通っていても退屈に感じてしまうというか。
(インタビュアー)同年代の情報共有では物足りなくなっているんだね。「仕事」が福間くんを伸ばしているっていうわけか。
営業に出ていて何か心に残っているエピソードってある?
(福間くん)あります。すっごい笑えるやつが。
クライアント様のところに行く時、練習のために先輩がWEBディレクター、僕が営業の体(てい)で商談をやってみようって話になったんです。そこをなぜか僕が上司と部下の設定と勘違いして。
僕が上司ぶって「はじめまして、福間と申します。こちら私の部下も同行させております。」って先輩を部下扱いして商談を始めちゃって。「おい!おまえ!これはスマホ対応しとんのか。ちょっと見てくれ。」って上から目線で指示出しもして。
(インタビュアー)あはは!
(福間くん)なんで勘違いしたのか今でも分からなくて、これは先輩もずっと覚えていてくれているエピソードです。
(インタビュアー)叩けば色んな話が出てきそうだね。他には?
(福間くん)あとは、やっぱり初めてお客さんが獲得できたのは嬉しかったですね。テレアポから始めたお客さんなんですけど運が良くて、ちょうどWEB制作会社で安くていいところを探していたクライアント様に、うちのビジネスマスターが刺さったんです。営業において教えていただいていただいたことを営業で返せたっていうのが嬉しかった。だから社長と先輩に「仕事取れました!」って報告した時はほんっとに嬉しかったですね。多分お2人も嬉しかったんじゃないかな。
(インタビュアー)きっとそうだね!
(福間くん)こちらのクライアント様とは結構仲良くやらせてもらっていて、今でもラインとか来るんですよね。「結構飲んでんな!」とか。
(インタビュアー)そんなにお客様と仲良くなれるものなの?
(福間くん)なんででしょうね。自分の獲得したお客さんには「こんちわー!契約くださいよ!」っていう勢いのままいけますね。
インターン生に上から目線で指示出しされたこの不運な先輩は福間くんに営業方法ではなく「人として大事なこと・目標設定の仕方」などを教えてきた。とは言え、自分が教える立場であっても、福間くんのことをインターン生や部下だとは思っていない。彼を「戦友」だと思っていると先輩は言う。
例えばこんな熱いエピソードがある。
福間くんがインターン生を始めたばかりの頃。まずはテレアポから始めた彼に電話をかけているだけでは分からない営業の醍醐味を伝えるべく、初めてとったアポを先輩がなんとしてでも成約させようとした話である。 受付事務から秘書、秘書から東京本社の社長までなんとか連絡をこじつけ、なんと予算の大きい仕事を獲得。テレアポはその目的や価値が分かりづらいため、仕事を取るその価値を教えてあげたかったと先輩は語る。
なぜこの先輩はここまで親身に福間くんをバックアップしたのか。
実はこの先輩も学生時代からワンページで営業をしているのだ。だからこそ福間くんの立ち位置がよく理解できるという。
先輩は自分の学生時代を振り返り、インターン生としての意識ではなく社会人として仕事をしていたことから、福間くんも同じ意識で営業をしているはずだと語っている。事実、福間くんは自分をインターン生だとは考えてなく、ワンページの「営業」だと考えている。
(インタビュアー)春からアメリカに留学する予定だよね。それはどういった経緯で行くことにしたの?
(福間くん)自分の中でもっとイメージを作っていきたくて。色んな交流会でよく「社長になりたいって、結局なんの会社を立ち上げたいの?」って聞かれるんですよ。だけど何をしたいのかを見つけていないので答えられなくて。「ビックマネーを稼げれば、まあ、なんでも。」と言うくらいにしか。今のままだとできることは営業に特化した会社だけなんですよね。だけど自分たちのビジネスモデルを作ってテクノロジーを広めて社会問題を解決できるサービスを自社製品として作りたい。
でも、ワンページの仕事だけでは見えてこない部分なので、やっぱり色んなビジネスを見たいっていう思いがありました。アメリカで始まったことがヨーロッパに行ってアジアに来て東京に来て、やっと名古屋に来るっていう状態だと、アメリカのシリコンバレーとかの天辺は今どうなってんの?ってめちゃくちゃワクワクするじゃないですか。それを肌で感じてみたいし、アメリカ人ってどうやって仕事してんのかとかも知りたいです。何かが自分たちとは決定的に違うから最先端を走り続けていけるわけだから。
ここで営業を学べたから、次は経営者としてビジョンを持つために一回飛び出して吸収してやろう!って思いました。
(インタビュアー)アメリカでしたいことのビジョンはあるの?
(福間くん)まずビジネス英語をしっかり勉強しなくちゃならない。アメリカは365日ビジネスのピッチ大会が行われているところ。新しいビジネスが日々生まれて投資家が投資していくわけです。ずっとそこに入り浸っていたいと思うほど興味があって。しかも、そこで投資家と出会えたら最高。
そのままアメリカでビジネスできたらいいです。
(インタビュアー)これは福間くんを追跡調査しないと!アメリカで経験した話を聞かせてもらって、またブログ書かせてほしいな。
(福間くん)ぜひぜひ。ネットでいつでも繋がれますから。
(インタビュアー)では、最後の質問。自分と同じ思いを持っている人(経営者とかではなくても)「人生を無駄にしたくない・何か成し遂げたい」という思いのある人をワンページに迎えるとしたら、どこが最大のアピールポイントだと思う?
(福間くん)僕が最初に教えてもらったことって物の売り方とか流行るビジネスとかじゃなくて、人としてどうあるべきか・社会人としてどうあるべきかということなんです。人との接し方・気の利かせ方は何をやっても必要となってくるので、大学とか他のインターンシップのような側面性ではなくて内面性の方を教えてもらえるのがワンページ の良いところ。インターンシップって普通は業界の今後の流れとか成長性の授業を受けるのだけど、それって時間の無駄。だって幾らでも良いように言えちゃうからホントのところは分からないじゃないですか。
(インタビュアー)どんな業界でも通用する「仕事の根幹」を教えてもらえるってことね。
(福間くん)そうですね。
福間くんは来年の春にアメリカへ旅立ってしまう。けれど彼はワンページを去るのではなく、立派な経営者となって帰還し「ワンページを買収する!」と意気込んでいる。さて、私たちが「福間社長」と呼ぶ日が来るのか。その時はもっと老けて…いや、実年齢よりもずっと成熟した人物になっているに違いない。
To be continued…お楽しみに。
河合社長は今後も彼のように夢ある人を応援したいと語っている。本気になる前の子でも火をつけて背中を押し、夢がない子でも自分と付き合うことで将来が見えたらいいと。これからワンページにどんなインターン生が来るのだろう。