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800社員インタビュー第19回:事業会社の経験があるからできる「クライアントに寄り添うデータ利活用」

 800社員にこれまでのキャリアや各業界での経験、そして800を選んだ理由について伺う社員インタビュー。
 今回は、事業会社での経験を活かして「クライアントに寄り添うデータ利活用」を目指すアナリティクス本部の金津さんに、これまでの経歴と今後の取り組みについてお話を伺いました。

―大学卒業後のキャリアからお聞かせください

 大学では食品栄養学を専攻していました。食品成分が生体に及ぼす効果や、栄養のメカニズムについて研究する過程において、実験データの取り扱いという観点から統計の基礎も学びました。一時期は博士課程に進むことも考えましたが、修士課程の中で、一生研究を続けていくより、社会に関わりながら成長していきたいと思うようになりました。何かしら食べ物や健康に関わりたく、最終的には食品の輸入や加工販売なども展開する日系のコーヒーチェーンに入社を決めました。

 入社直後は、スーパーのID-POSやマクロミルのQPRデータを用いたユーザーの購買傾向の分析担当で、数年後には兼任で商品企画まで任せていただけることになりました。

―充実された業務だったと感じますが、どのタイミングから転職を検討されていたのでしょうか?

 正直、転職をしたいという強い思いがあったわけではないです。5年目になって色々任せていただけるようになり、仕事も楽しくなっていましたし、大きな不満もありませんでした。

 一方で、自分がやっている(ID-POSを使って顧客の属性傾向を見る)データ分析は、世の中全体で見たら遅れているのではないか。社内ではデータを扱える人材とされているけれど、井の中の蛙ではないか。といった漠然とした危機感はありましたが、仕事自体は楽しかったので、積極的に転職活動はしていませんでした。

 そんな時期に、同じ職場の元先輩の蔭西さんに、仕事きっかけで再会しました。その後何度か食事をする中で、先述の悩みを相談したところ、800にはデータ関連に長けた人材が多くいるので要望に沿うのでは、と誘っていただきました。

―選考では800にどんな魅力を感じましたか?

 出来立ての会社で活気があると感じました。また、選考でお会いした村岡さん勅使川原さんが仕事や会社に対する熱い思いを語られていて、そのくらい熱意のある人が動かしているなら絶対良い会社に違いないと考え、入社を決意しました。

―800に入社後は、どのような業務をされていますか?

  最初は、日系家電メーカーのEC拡大に向けた業務改善・施策実施支援や、CRMプログラムの構築などに携わりました。また、800が事務局となって、PDCAサイクルを回すための会議体の設定やレポーティング方法の整理をリードし、パフォーマンスマネジメントを運用できる体制を構築するとともに、クライアント内で自走できるように、教育体制などを整備しました。

 直近では、クレジットカード会社が企業向けに展開するマーケティングサービス事業の運用支援に、データアナリストとして参画しています。入社時から、アナリストとして関われるプロジェクトへの参画を希望していたので、今はこのプロジェクトでバリューを発揮するため、他のメンバーと日々ディスカッションをしながら業務を進めています。

―800でのここまで振り返って印象的な出来事などはありましたか?

 事業会社から支援側に立場が変わって、自分自身が事業会社側で感じていた事業会社特有のしがらみ(具体的には、過去の失敗事例に引きずられ新しい取り組みを試行できない、社内の根回しに時間がかかる、など)が、外部の視点からはこう見えるのか、という気づきを得ることができました。

 同時に、コンサルを受ける事業会社にいた側からすると、あるべき論だけのアプローチが受け容れにくいことがあるのを知っていたので、事業会社で経験した目線はコンサルとしての強みだと気づき、前職で頑張ってきてよかったな、とあらためて感じることができました。

―アナリティクス本部や800全体の雰囲気はいかがでしょうか?

 他の皆さんも仰っているように、やはり雰囲気がいいと感じます。いい意味でフラットというかニュートラルというか、基本みんな前向きで真面目ですし、辛さを出している人は見かけないですね。あと、メンバー間の距離感が程よくて居心地がいいです。

 また、定期的にスキルアップのための勉強会が開催されるのもありがたく、前職で感じた、スキルアップをしたいけど勉強の道がない、誰に聞いたらいいかわからない、という悩みがないです。どんなにベテランになっても「その分析アプローチ、この指標でいいのか」と立ち止まることがあると思うのですが、そこで壁打ちをして自分の考えを磨ける相手が身近に何人もいる、というのは本当に恵まれた環境だと思っています。転職をしてよかったな、とあらためて感じます。

 あと、とくに周りが騒ぎ立てることもなく、男性が当たり前に育休を取る文化があるのもいいことだと思います。以前瀬川さんが育休に関する思いを語られていましたが(取締役自ら育休を取得した理由とは?仕事とプライベートを両立し続けられる組織へ)育休に限らずあらゆることで自分の生き方を自分で選択できる環境だと思います。

―今後はどのようなことをやっていきたいですか

 当面の目標は、アナリストとして参画しているプロジェクトで、自分のバリューを高めていくことです。今は先輩方のサポートいただくことが多いですが、経験とスキルを高めて、今度は自分が周りをサポートできるよう成長したいです。

 またその先の目標として、データ活用があまり進んでいないクライアントに対しても、寄り添える存在になりたいと考えています。

マーケティングやデータ利活用について、対策が進んでいる企業とそうでない企業の差が拡大しており、利活用が進んでいる企業は、最先端の技術やアプローチを取り入れ成長する一方、できていない企業は現状のままで、その差がさらに大きくなっていきます。

 しかし、できていない企業の中にも、課題は認識しているものの、そこにどうアプローチしていくかわからない、そんな悩みを抱えている企業が数多くいるはずです。その悩みに対して、様々な業種の知見がある自分たちがゴールを提示し、その実現をサポートしていきたいです。

―最後に、転職を検討している方へのメッセージをお伺いします

 前向きというか「まずやってみよう」精神の人が合うのかな、と思います。所与のものをひたすら流していく仕事ではなく、色々なことが変化する中で価値を提供していく仕事なので「まずやってみるか」で行動する方のほうがストレスもないですし、実際活躍している方が多いですね。

 私個人としては、いろんな個性を持った人と出会いたいので、何かしらこだわりがある人に来てほしいです。今いるメンバーにも、楽器をやっている人や統計が大好きで休日も統計の勉強会をしている人、インドが大好きで住んだことがある人など、様々な個性を持ったメンバーがいます。私自身は甘いもの、とくにチョコレートが大好きなので、チョコレートのことをたくさん話したいです(笑)

金津さん、ありがとうございました!



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