2026年9月11日から13日の3日間、マレーシア・クアラルンプール近郊のSunway Pyramid Convention Centreで、ポップカルチャーフェスティバル「COS-MIC 2026」を開催しました。2022年に始めたこのイベントも、今年で5回目。来場者は約2万人になりました。
アニメ、ゲーム、音楽、コスプレ。COS-MICにはいろんな入り口がありますが、私たちがいちばん力を入れているのがステージです。
今回はそのステージの3日間を、写真と一緒に振り返ります。
来年、遊びに来てみたい方、出演や協賛を考えている方にも、この熱量が伝わればうれしいです。
客席の主役は、Z世代
COS-MICの客席はとにかく若い。昨年の来場者データでは、18〜24歳が全体の約55%、13〜34歳まで含めると約95%を占めています。
今年も会場を見渡すと、その印象は変わりませんでした。
彼らにとって、J-POPやアニメソングは「海外の音楽」ではありません。スマホで毎日聴いている、自分たちの音楽です。
日本語の歌詞をそのまま口ずさみ、コールを入れ、ペンライトを振る。その熱量は、日本のライブ会場と何も変わりません。むしろ、もっとまっすぐに感じられる瞬間が何度もありました。
客席のすぐ目の前で歌い、観客と一体になるステージ
3日間、ステージは一度も冷めなかった
今年のステージには、日本とマレーシアからジャンルの違う出演者が並びました。
ロックとヒップホップのステージでは、最前列から後方まで拳が上がり、アーティストがステージの縁まで出てくるたびに歓声が大きくなる。
アニソンDJのセットでは、イントロの数秒で曲が分かった観客が一斉に歌い出す。日本語の歌詞を、日本人ではない若者たちが大声で歌っている光景は、何度見ても胸が熱くなります。
最前列から後方まで拳が上がったロックのステージ
アイドルのステージも、今年の大きな柱でした。日本から来たアイドルグループ、マレーシアのKLP48、ダンスで魅せるDOLLA。衣装もパフォーマンスもまったく違うのに、客席の熱の上がり方はどれも同じでした。
なかでも会場を大きく盛り上げたのが、日本のアイドルグループ「ぜんぶ君のせいだ。」です。マレーシアでのファンは年々増えていて、今年も最前列からコールが鳴り止まないステージになりました。毎年この会場で重ねてきた出会いが、確実にファンの輪を広げている。フェスを続けてきてよかったと感じる瞬間でした。
マレーシア発のアイドルグループ、KLP48のステージと、ペンライトを振る客席
ダンスで魅せたDOLLA
シンガーのステージでは、大型スクリーンに映る表情と歌声に、客席がじっと聴き入る時間もありました。コスプレイヤーによるダンスステージでは、アニメのキャラクターそのままの姿で踊るパフォーマーに、スマホを掲げる手が止まりません。
大型スクリーンを背に歌うシンガー
コスプレイヤーによるダンスステージ
熱気の正体
最終日の夜、ステージがすべて終わっても、会場にはなかなか帰らない若者たちが残っていました。「帰りたくない」という空気こそが、この3日間がうまくいったいちばんの証拠だと思っています。
マレーシアのZ世代にとって、日本のポップカルチャーは遠い国の文化ではなく、自分たちの日常にあるものです。だからこそ、以前の記事で書いた「消費から共創へ」という流れは、この客席から始まると感じています。
今日ステージの前で叫んでいた若者たちが、数年後にはステージに立ち、作品をつくる側になっているはずです。
ステージを、ブランドとファンが出会う場所に
COS-MICのメインステージは、幅17mのステージと大型LEDスクリーンを備え、3日間ほぼ途切れることなくプログラムが続きます。
客席を埋めるのは、日本のポップカルチャーに本気で熱狂するZ世代。昨年の来場者データでは、34歳以下が約95%、男女比は男性56%・女性44%です。
アーティストの出演はもちろん、企業やブランドにとっても、この熱量の中で新しい作品や商品を紹介したり、出演者とコラボレーションしたりする舞台になります。
来年、COS-MICのステージに立ちたいアーティストの方、ステージを使ったプロモーションや協賛を考えている企業の方、ぜひお気軽にご相談ください。
◆出演・協賛のお問い合わせ
https://aab.co.jp/contact/
次回の「会場編」では、出展ブース、アーティストグッズの販売、アーティストアレイなど、ステージの外で生まれていた熱気をお届けします。