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お客様と近い距離で働けるホテルを探して、転職。今は真っ新なスタッフの成長が、何より仕事の醍醐味に。

Section L 支配人 石崎有香さん

ー名門ラグジュアリーホテルからの転職だそうですね。


学校を卒業してからは、ずっと海外のラグジュアリーホテルで働いてきて、海外暮らしがほとんどでした。具体的にはモルディフやインドネシアのバリ島のリゾートホテルなどでフロントデスクなどとして働いてきました。

その後、日本に帰ってきて、日本にある海外資本のラグジュアリーホテルで働いたんですね。そのときは、まあ、近いうち再び海外に出ることになるだろうと思っていたんです。ところがコロナ禍が始まって、海外で働くことがむずかしくなってしまった。

海外のリゾートホテルで、お客様の非日常を演出するお手伝いをずっとしてきたこともあって、日本のラグジュアリーホテルは、お客様との距離の遠さに、物足りなさのようなものを感じていました。もちろん大きなホテルはホテルなりに、別のやりがいがあるのですが。

そうして、もっとお客様と近い距離で働けるホテルを探していたときに、紹介してもらったのがSection Lだったんです。2022年の1月のことでした。


—支配人のお仕事の内容をおしえてください。


22年1月というと、Section Lがまだ2店舗しか展開していなかったとき。まもなく新店をつぎつぎオープンさせながら、担当するホテルの日々のオペレーションがスムースに行くように、チェックイン、チェックアウトの業務から、お部屋の不具合があったときの調整まで、いろんな業務をおこなってきました。DIY? それはさすがにないですが、電球を変えることくらいは日常的にやっているんですよ。

支配人という立場だけに、担当するホテルに何かあれば、責任者として対応。今、全部で10人ほどのチームメンバーを監督しています。


—前職のホテルでも、マネージメント業務をなさっていたとか。どんな違いがありますか?


直前にはスタッフが300人、400人といる大規模なシティホテルで働いていたので、すでにできている基盤の上で、オペレーションをスムースにおこなうということが、マネージャーの主なミッションでした。


一方、Section Lのようなスタートアップになると、オープニングで何もないところから、ルールを作ったり、ポリシーを作ったり、スタッフの教育も手探りでしなくてはならない。本当にゼロから立ち上げる感じで、毎回新しい店舗をオープンするたびに、新しいことを学んで、基盤を作っていくところにやり甲斐を感じますね。

Section Lは。多様性が特徴的で、英語が話せる日本人より、日本語を勉強している外国人がチームメイトの殆どです。


ーこれからは、日本人のスタッフを増やしていきたいとか。日本人スタッフがいない店舗もあるんですよね。お客様自体はインバウンドの外国人のお客様なので問題はないんですが、お店の予約をお願いされたとか、また万が一緊急事態が起きた時とかに日本人じゃないと対応できないこともある。そういうときは、日本人のスタッフが1人でもいると、大変助かるなというところがあります。


英語力ですか? 社内のコミュニケーションツールが基本的に英語なので、英語に苦手意識のある人は、やっぱりつらいかなというところはあります。ただ日本人って、英語にもすごく完ぺきを求める傾向があるじゃないですか。自分では、英語がだめと思っていても、こちらからすれば、いや、それくらい英語ができれば、仕事はできるよという方も多くいらっしゃる。今や翻訳アプリもありますし、英語が苦手と応募をやめてしまう方より、それでもチャレンジしてみたいという人を応援したいですね。


ーこれまで働いてきたホテルと比べて、SectionLのスタッフに違いはありますか?


前職の大手ホテルとなると、部下もすでにキャリアのある方が多かったんですね。成長を見届けるというより、わからないことは聞いてください、という関係。かたやSection Lのスタッフは、ホテル業は初めてという子もいれば、仕事自体、何のバックグラウンドもない状態で入ってくる子もいたりするので、彼らの成長が見えやすいというか。まだ真っ新な子も多くて、言ったことに対して、素直にすぐ改善してくれたりする。そんな彼らが育っていく姿をみるのはとても楽しいですね。


また、外国仕様の思ったことははっきり言う、表裏のない子がほとんどです。私、彼らをつい「子」と呼んでしまいますが、まさにそんな子たちの成長を見守る、母親みたいな気持ちですよね。


ー石崎さんご自身の仕事のやりがいも、違いますか?


前職の大規模ホテルでは、お客様がどれだけ満足してくれているかを、確認できる機会があまりなかった。でもSection Lに入って、思い出すようになったのが、最初に働いたモルディフなどリゾート地のホテルのことでした。

リゾート地にいらっしゃるのは、だいたいが結婚や記念日を祝おうといらっしゃるお客様。私、その頃から、そういう特別な日を迎えるお客様に、サプライズをするのが大好きだったんです。去年のクリスマス、Section Lのゲストのお子さんに、クリスマスプレゼントをこっそり届けるサプライズを久しぶりにしまして。喜ぶ顔が見られたのが、本当にうれしかった。ホテル勤めの醍醐味ってこれだわ、とつくづく思ったところです。


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